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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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───【交易都市ヴィップ 南西の林道】───
小さな村へと続く道を、とぼとぼと歩く一人の少女の姿。
時折歩みを止めて後ろを振り返ってみては、来た道を戻るべきかと思案に暮れる。
そうしてため息を吐いては、また歩き出す。
それを繰り返す内、ヴィップの街が少しずつ遠くなってゆく。
ξ゚⊿゚)ξ「………はぁ」
頑固なフィレンクトの事だ、一度出した言葉は、自分が何を言おうとてこでも引っ込めないだろう。
それに─────自分自身、まだ迷いが拭えない。
捨て子であったはずの自分でも、やはり一度救いと信仰の道へ身を置いた自分には自由などないのか。
そう考える度に、聖教都市を発った時の覇気に満ちていた自分の初心が、薄れてゆくのを感じる。
何も告げずにヴィップを発つ事は簡単だった。
だが、それではきっとこの先ずっとショボンやフィレンクトに対し、罪悪感だけが残るだろう。
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