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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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ある時、自分と同じようにどぶの沼に浸かった事のあるような、そんな目つきの男が居た。
だがそいつは自分などとは違い、その瞳に、確かに強烈な輝きをたたえていたのだ。
最低最悪の思いをさせられ、手を血で染めてきた過去に対して踏ん切りをつける事など、出来ない。
過去を省みることすらが罪なのだと────そう思っていた自分に、そいつは簡単に言ってのける。
「ツイてなかった、そう思うしかない」
そんな言葉で割り切れる程、安いものではない。
しかし、それはもしかしたら───自らが犯した”罪”という過去から目を背け続けて来た自分が、
これからも過去から逃げ続ける為の、単なる言い訳に過ぎないのだと、ようやく気付いた。
諦めていたのだ。
自分や、周囲を取り巻く環境全てに。
考える事すら放棄していた。
何かしらの想いを抱いて、自分が傷つく事を恐れて。
当然、地獄に落ちる人間なのだという事は解っている───けれども、たった一つ。
多くの人の命を奪ってきたその自分にも、たった一つだけ償いたい過去があった。
──────その為にやるべき事が、見つかったのだ。
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