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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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その中で、一番早く思い立った銀髪の男は立ち上がると、彼女に言った。
「無理しなさんな、この人数なら二人のローテーションで十分さ」
ローブのフードを深く被り、膝を抱えてぼうっと薪の火を見つめていた
金髪の女性も、はっと気づいたように飛び起きると、彼の言葉に続く。
「そうよ、あなただけじゃなく、皆長旅で疲れてるんだから……なんなら、私が引き受けるわ」
最初に歩哨を請け負おうとした女性が、彼女のその言葉になんとも言えぬ表情を
浮かべたのを確認すると、地べたで地図を開いていたローブの男は割って入った。
「止した方がいい。僕たちと彼らとじゃ元々身体のできが違うからね」
─────ぐおぉぉ……ぐおぉぉ……─────
そんなやり取りの中で、既に豪快ないびきをかいて眠りに落ちている者がいた。
仲間たちが傍に居るためか、完全に安心しきったような安らかな寝顔を浮かべている。
大の字に寝そべりながら、そしていびきはますます大きさを増していった。
彼以外の全員が「やれやれ」とばかりにそのあられもない姿に白い目を向けていたが、
ローブの女性はそれに怒り心頭と言った様子で、つかつかとその枕元に歩み寄った。
「ふぅ……あんたってばッ……!」
一度大きくため息をついてから、枕代わりに頭の下に敷いていたその薪を、思い切り蹴飛ばす。
「……あqwせdrftgyふじこlpッ!?」
夢うつつの中、突然現実に引き戻されると、硬い地面に後頭部を打ち付けた。
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