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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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頁をめくる度に犠牲となった人間の悲鳴すら聞こえてきそうな、この外法の魔術書に数えられる一冊。
今重要なのは────それが、何故この場にあるのかという事だ。
(;´・ω・`)「(何という物を見つけてしまったんだ……しかも、これは)」
死霊術において、死者の魂を捕縛するための道具である、”黒魂石”が傍らに置かれていた。
混じり気のない黒曜石を削りだし、様々な材料を塗した上で7夜を満月の光で照らし続ける。
確か、昔何の気無しに目を通した書物にはそう書いてあった。恐らくこれは、その手順にも忠実だ。
それらが何を示しているのかは、たとえショボン以外の術者であっても、簡単に理解が出来る。
(;´・ω・`)「(バカな………死霊術だと?)」
(;´・ω・`)「(この賢者の塔に出入りする魔術師が、そんな外法を研究していたなど知れれば…)」
肩をわなわなと震わせ、ショボンの心中には様々な感情が交錯していた。
こんな事実が外部に発覚すれば、魔術師ギルド全体、はたまた大陸中の魔術師一人一人の沽券に関わる。
何より、大陸でも指折りの優れた能力を持ちながら、死者を冒涜して人間の尊厳を貶める、
死霊術などという外法に手を染めているのが、一緒に魔術の発展に貢献していこうとしていた筈の
身内に存在している事実に、ショボンは背筋の冷たくなる思いをしていた。
「……おや、そこで何を?」
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