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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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簡素で、何の飾り気も無い研究室の扉。
その前に立ち、そっと指先で扉の取っ手に触れてみた。
ぽぅっと、ほのかに黄色く発光する指先。
物体に遮られた場所の様子などを調べる為の”探知魔術”だ。
目を瞑り、扉の向こうの様子を探ろうとした所ではっと我に返り、その手を離した。
(´・ω・`)「………全く、僕は何をしているんだ」
ただ単に興味を惹かれた、遊び半分の気持ち。
たったそれだけの事で、同じ屋根の下で寝食を共にしている身内に対して、
侵してはならない領域を、あともう少しで侵してしまうところだった。
一旦冷静になると、自分への嫌悪感さえ押し寄せて来た。
それらを噛み殺しながら、一人自嘲気味に呟く。
(´・ω・`)「本当に、この癖は治さなければね……」
短時間の探知魔術で把握できたのは、モララーは研究室には戻っていないという事だけだ。
手首に血の跡?それが何だ、研究道具か何かで引っかいたり、自分自身の血液を媒体とする術式だってある。
下らない事に頭を突っ込むよりも、いち早く完全なる自分だけの魔術を完成させなければ。
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