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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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夜の帳も降りた頃、とある森の奥深くに5人の若者の姿があった。
虫たちの声だけがしんしんとあたりに響く中、
彼らの周りを包むのは、薄ぼんやりとした暗闇ばかり。
星も見えない程の木々に覆われ、唯一光を灯しているものと言えば、小さな焚き火だけだ。
時折、ぱちぱちと音を立てるその薪の音も、すぐに森の静寂へ吸い上げられる。
5人の男女は火を囲みながら談笑しあったり、薪火をぼうっと眺めては、
旅の疲れを癒している所だ。
そこで、突然一人その場を立った長髪の女性の一人が仲間へと語り掛けた。
「歩哨が一人居れば十分だろう、お前達は休むといい」
その言葉に、全員が黙り込んだ。
これまでの道程で、確かに全員に疲労は溜まっている。
だが、一同は頷きもせずただそれに返す言葉を探し当てていた。
何も一人で歩哨の苦労を負担する必要はないからだ。
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