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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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光の屈折率を捻じ曲げ、己の姿を不可視にするという魔術は、未だ彼以外に大陸中で習得した者は居なかった。
どこか同じ雰囲気を持つ二人、だが、どちらからも話かける事はなかった。
互いの研究が忙しいというのもあるのだろうが、相容れない、ショボンはそんな印象を彼に持っていた。
(´・ω・`)「どうも」
( ・∀・)「あぁ、どうも」
会釈をしたままその背中を見送るショボンは、視線を落とした際に、一つある事に気づいた。
(´・ω・`)「(………血?)」
( ・∀・)「………では」
大きめの黒い道衣に身を包むモララーの手首に、血を拭ったような痕跡が僅かに見受けられた。
だが、モララーは別段視線も合わせず、ゆっくりと歩を進めて廊下の奥へと消えていった。
たったそれだけ、普通の人間ならば気に留める事もないようなそんな事が、
この時は何故か、やけにショボンの好奇心を煽った。
(´・ω・`)「(尾けて……みるか?)」
モララーの背中が見えなくなったのを確認して、抱えていた魔道書を傍らへと置き、静かに歩き出す。
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