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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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「やれやれ、下界は随分と騒がしいね」
皮肉なほどに彼自身と似つかわしくない、雲間から燦燦と陽光が降り注ぐ昼下がり。
あと少しで雲が望めるのではないか、というほどの遥か上階の窓から身を乗り出し、
蟻のように塔を出入りする人々を頬杖をついて眺めながら、彼は一寸の呟きを声にした。
( ・∀・)
”モララー=マクベイン”
ここ賢者の塔の”高等魔術研究階層”に区分される上階層にて広大な研究室を割り当てられ、
多くの予算とゆとりのある魔術研究環境を与えられた、紛う事無き一人の天才だ。
ここ最近になって、この最高魔術研究機関、”賢者の塔”を騒がす、大きな出来事があった。
魔術研究生として優秀な成果を上げていた一人の魔術師に、”死霊術士”の嫌疑がかけられたのだ。
追走を逃れ賢者の塔から逃亡したのは、”ショボン=アーリータイムズ”
モララーの発言、また彼の研究室を虱潰しに探した術院生達の調べから、その事実が浮かんだ。
( ・∀・)「今頃、彼はどこの野山を這い回っていることやら」
確かに───そういう事になっている。
捻じ曲げられた事実を作り上げた張本人は、至って冷静極まりないが。
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