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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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これまで一度も休憩を挟むことなく、道のりにすれば、4分の1も踏破した所か。
ここらで少し休むとしようか、と近場の樹木にもたれて腰を下ろした。
身に着けていた腕甲や手甲の紐を緩め、熱の篭っていた身体に外気を取り入れる。
念の為、所持品なども再度点検しておいたが、問題無い。
毒にも薬にもなる”コカの葉”や、万一怪我をした時に塗りこむ薬草も常備している。
携帯する食料は、マスターからツケで貰い受けたわずかばかりの干し肉だけだが、
2日程度の道のりであればそれでも問題ないだろう。
何しろ、50spしか持たずに故郷の村を発ったはいいが、その後全財産の入った
銀貨袋を落として、ヴィップを目指して旅歩く3日もの間を、沢の水だけで飢えを
しのがざるを得なかったぐらいだ。
( ^ω^)(ありゃあキツかったお……もう御免だおね)
虫や鳥達の声を耳にしながら、そんなつい最近までの自分を振り返っていると、
向こうの方からどこか飄々とした長い銀髪の男がこちらへ歩いて来た。
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