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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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一拍の間を置いて、言葉に詰まったイストの首が、異様に膨れ上がる。
顔を真っ赤に染めたまま地面に崩れ落ちたが、まだその視線はミルナへ向けられていた。
何か言いたげに言葉を紡ごうとするが、顔には太い血管が浮き上がり、
意思と反するように、四肢はじたばたと暴れさせている。
( ゚д゚ )「………じゃあな」
その言葉が、口の端から泡を吹いているイストの耳に届いたかどうかは、定かではない。
だが、どの道この男も、そう長くは持たないだろう。
これは、真に鍛え抜かれた肉体でなければ、命の危機に関わる程に危険な秘孔だ。
人の潜在能力の極限までを引き出す、”螺旋孔”を突いたのだから。
顔の赤みは更に増していき、身体は次第に痙攣、間接は硬直を始めた。
その姿を見下ろしながら、少しだけ自嘲気味な笑みを浮かべる。
( д )「───俺も───」
「歪んでいるのかな」
そう言いかけた口の動きを、ねじ伏せる。
闘争が日常であっても厭わない自分は、命のやり取りに微塵も恐怖を感じないのだ。
これまで修行の日々で培ってきた鋼の心は、今日のように他者の命を
生かすのにも、あるいは殺すのにも───あまり深く考える事はしなかった。
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