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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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目を閉じ、両手を前へ突き出すと、クーの母親の身体を、
その手を透して見やるかのように、全力で何かを探っていた。
( д )(僅かだが───感じるぞ)
全神経を集中させたミルナに、周囲の何もかもの雑音は、今や届かない。
( д )(この女性の身体には、まだ”気”が残っている───)
( ゚д゚ )(─────ならばッ!)
突然かっ、と目を見開いたミルナは、クーの母親を引き寄せると、
両の手から数本の指を突き出し、彼女の首元へ深く挿し入れた。
( ゚д゚ )(ミタジマ流孔術……"湧泉孔"ッ!)
身体の至る場所に点在する”孔”には、人体の活力を司る箇所がある。
それらの点を的確に突く事により、人を生かす事も、殺す事も出来る技だ。
これはその一端、生命力を再び湧き上がらせる為の、活の秘孔だった。
クーの母親の首を指で押さえたまま微動だにせず、ミルナはその
険しい表情を緩めない。次いで、二度、三度、手付きと箇所を変えていく。
だが、幾度”湧泉孔”を確実に突こうとも、クーの母親が息を吹き返す気配は無い。
そうして、五度目の孔を突いた所に、隣にいた父親がミルナへ声を掛けた。
「……もう……いいんです……彼女、は……」
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