レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)ヴィップワースのようです
-
クーは鉄格子の中の一人一人へ、声を掛けてまわっている。
その中の一人の女性が、クーの言葉に反応したようだ。
「ア……」
川;゚-゚)「おか……おかあさん?」
( ゚д゚ )「クーっ!」
「……アンタァァァーッ!」
格子の外から語りかけたクーの方へと、女性は一直線に飛び掛かる。
「私をここから出せェッ!こんな…こんな顔にしやがってッ!」
「殺してやる、呪ってやる」格子を挟んでそう怒鳴り散らしながら、
がちゃがちゃと鉄格子を掴み揺らすその女性の瞳には、もはや正気はなかった。
一瞬呆然と立ち尽くしていたクーの目を塞ぎ、ミルナは身体を割って入れた。
( ゚д゚ )「……違うか、お前のお母さんではないな?」
川;゚-゚)「……う、うん」
驚いた様子のクーの頭を抱え、背中をぽんぽんと叩きながら落ち着かせる。
もし神とやらが本当にこの世にいるのならば、せめてこの娘と両親を、
五体満足に会わせてやって欲しい───そう、ミルナは願った。
限りなく絶望的な、儚い願いかも知れないが、
そんな事があるのならば、神に祈るのも悪くはないというのに。
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板