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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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しっかりと子供の手を離さぬように、衣服の裾をたくし上げて全力で出口を目指した。
突然聞こえた大声と走り来る人影の姿に、姿を確認しに来ていた男は低い呻き声を
上げてツン達の進路を飛びのいた。
「うぉッ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「ハァッ……ハァッ……!」
無我夢中で、子供の手だけを離さぬように全力で走った。
今まで生きてきた中でも、これほどの緊張感に苛まれた事はあっただろうか。
体中から冷や汗が吹き出し、血が冷たく
凍りついたかのように、体温は瞬く間に下がっていた。
ほんの数フィートの距離。だがたったそれだけを進む間に、
まるで数十秒、数百秒もの間、秒針が時を刻んでいるかのように感じられる。
「おっ……女ァッ?!」
素っ頓狂な声を上げたその山賊は、通り過ぎる間際に腕を伸ばしてきた。
だが、走りながらその腕を振り払う事に成功する。
あともう少し、あと数秒でたどり着く距離に、
洞窟の出口がぽっかりと口を覗かせているのだ。
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