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( ^ω^)ヴィップワースのようです

104以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/06/20(月) 04:11:33 ID:aK3TyYNI0

ナイフの刃と柄を交わした状態で、なおも言葉を紡ごうとしていた男から、
強引にナイフを弾いて大きく飛びのくと、デルタは再び距離を取った。

思わず身に着けているベストから露出した腕をさすり、肌が粟立ちはじめていたのを抑え込む。

爪'ー`)y-(今ので分かったろ、デルタ……こいつ)

(;"ゞ)(えぇ………かなり使いやがる)

気を抜いたらすぐにでも肩で息をしてしまいそうな程の疲労感、それが、
たった1合の立会いで、今デルタの身に一瞬で押し寄せていた。

('A`)「これが殺しの本職の力量……って奴さ」

(;"ゞ)「………褒められたもんじゃあ、ねぇさな」

('A`)「どうでもいい……さてお二人さん。俺の前に、無残な死骸を晒すとするか?」

爪'ー`)y-「………」

やはり、どうあっても引き下がるつもりは無いらしい。
たかだか数ヶ月分の生活費の銀貨の為か、それとも、暗殺者としての矜持か。
そんなものの為に、自分が死ぬのも相手が死ぬのも馬鹿らしい、フォックスはそう感じていた。

( "ゞ)(どうします…?)

だから、最大限にリスクを軽減し、誰もが損をしないようにこの場を収めようと、
再び口を開く。目配せを送ってきたデルタを手で制し、ナイフを持つその手を下ろさせて。




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