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('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです
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避難所の皆様、初めまして。このスレッドは元々vipに投下していたのですが、設定ミスや誤変換を修正するために
こちらで改正版を投下させていただくことに決めました。
各まとめ様には大変ご迷惑をお掛けする事になりましたがよろしくお願いします。
また今回の東日本大震災で被災された全ての方々に、心から御見舞い申し上げます。
今回、改訂ということでまとめ様に影響があるため、早めに投下させてもらいますが
2話までの投下が終わりましたら、次話の投下はしばらく自粛させていただきます。
----俺の財布から飛び立った番いの鶴が少しでも皆様のお役に立ちますように----
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('A`)「状況と役割を確認するぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「えぇ」
(*゚∀゚)「ニャー」
二人と一匹は、輪を作り、現状を把握する。
('A`)「恐らく今回の討伐対象は【迅竜】ナルガクルガだろう。奴の習性からして、群れでいる事もないだろう。今回はナルガクルガ一頭の討伐となるはずだ」
(*゚∀゚)「ニャー」
基本的に提示していくのは、ドクオだ。それに相槌を打つのがツー。
('A`)「恐らく、被害者の男はパッソ村に住んでいる男だろう。服装からもハンターとは思えないからな。という事は、この男を探してこの森に入っている者がいる可能性も考えられる」
ξ゚⊿゚)ξ「それは無いんじゃないかしら。基本的に、行方不明者の捜索も狩人の仕事だし、明日にでも届け出を出すつもりじゃないかしら」
('A`)「いや、最悪の場合を想定しておいた方が良い」
少しでも疑問に思えば質問する。それも大切な事だ。
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('A`)「一番の問題となるのは、件のナルガクルガが‘人間の味’を知ってしまった事だ。奴は、これから人間を見ても‘脅威’ではなく‘食料’として認識するだろう。こうなってしまった飛竜は、一刻も早く討伐しなければならない」
ξ゚⊿゚)ξ「だからこそ、行くんでしょ?」
('A`)「あぁ」
少女に、もう不安はない。恐怖は、確かにある。しかし、それは当然の事なのだ。
今から彼女は、自分の何十倍もある飛竜と相対する事になるのだ。
そこに広がるのは、死と隣り合わせの世界。
一瞬の油断が、いや、油断せずとも死ぬ場所へと向かうのだ。
それは当然の感情。
('A`)「よし。ツー、ギルドへの報告は任せた。俺とツンは討伐に向かうが、増援の要請はしなくても良い。ギルドマスターに判断は任せてくれ」
(*゚∀゚)「了解だニャー」
ドクオが、指示を下すと直ぐ様地中に潜っていったツー。
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ξ-⊿-)ξ「……ふぅ」
ツンは、その場で一つ深呼吸した。
('A`)「ツン、覚悟は良いか?」
ξ゚⊿゚)ξ「うん。もう大丈夫。行けるわ」
手持ちの弾を、胴部と腰部のポケットに入るだけ詰め込む。
入り切らない分は、腰に巻いたポシェットに収めた。
ドクオも背に納刀していた金銀の双剣を抜き、一度だけ軽く撫でるように打ち付ける。
キン、と乾いた音が響く。
それだけで、ドクオが握っていた番い剣から、火花が散った。
いや、火花なんて生易しい物ではない。
ξ゚⊿゚)ξ「………」
ツンには、ドクオの腕に炎が巻き付いている様に見えた。
それも一瞬。
次の瞬間には、何事も無かったかのように双剣はドクオの背に納められている。
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('A`)「行くぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「うん」
二人は、深い深い闇へと入っていった。
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様々な草花が生い茂り、適度な湿り気を含んだ気候が木々の成長を促進する。
ここは、樹海。
数多の生命が共存しているこの地で、一人の男と、一匹の化け物の戦いが始まろうてしていた。
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('A`)「……疾風迅雷、か」
油断無く双剣を構える覇気の無い男。
それに相対しているのは【深淵の雷】ナルガクルガ。
そして、彼らを高みから眺める者達がいた。
(´・ω・`)「ふぅ、全く。相変わらず悪趣味だね、君たちは」
そう言いながら、持っていた一升瓶をそのまま煽る。背に担いでいるのは【重火槍】グラビモスだ。
“G級”に分類される【鎧竜】と【黒鎧竜】の貴重な素材を使った、重槍。
狩人の中でも、ほんの一握りの傑出した実力の持ち主にしか使う事の許されない最硬のランスである。
('、`*川「そんな堅い事ゆーんじゃないわよ。こんなに良い肴があるのに、飲まない訳にはいかないでしょーがよー」
それに答えたのは、しなやかな肢体をした女性。
こちらは、武器も防具も身に付けてはいない。
他にも屈強な身体付きをした男が数人、輪を作って酒を食らっていた。
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(´・ω・`)「ジョル、見えるかい?」
( ゚∀゚)「あァ、まだ動いてねーな」
一人、一際高い所に胡坐をかいて酒を飲んでいた男は、目を細める事もしないで下の様子を伺っていた。
男の横に置かれているのはクイックシャフト。
伝説に唄われた【幻獣】キリンの特上素材を使って作られた、美しく洗練されたフォルムを持つヘビィボウガンである。
『ドクオの奴、一人で大丈夫なんかねー』
『あひゃひゃwww アイツが死んでくれりゃ、俺がG級になれるから有り難いけどなぁ!!』
今まさに、眼下では壮絶な殺し合いが始まろうとしているというのに、全く緊張感の無い会話だ。
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('、`*川「いいねー。おばちゃんもG級の称号はいらないけど、贈られるG級武器は欲しいねー」
ペニサスの言葉に、ショボンとジョルジュは、背筋に冷たい物が走るのを感じながら、下の様子に注視していた。
( ゚∀゚)「動くな」
(´・ω・`)「そうだね」
先に動いたのは、飛竜だった。
‘動いた’というより耐え切れずに‘動かされた’という風だ。
('、`*川「おい、小僧共。賭けようじゃないか」
妙齢の女性は、手に持っていた升をグイっと飲み干し地面に叩きつけた。
('、`*川「……ドクオが勝つか、負けるか」
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『いいねー!!』
『面白いじゃねーか!!!!』
次々と銭袋を取出し賭けていく男達。
('、`*川「おい、ショボもジョルもやるんだよ。さっさと賭けなー」
ふぅ、と肩を竦めたショボン。
(´・ω・`)「どうする?あんな事、言ってるけど」
( ゚∀゚)「……俺の分も頼む」
なんでもないように差し出された袋。
一際大きな銭袋を二つ持ったショボンが、ペニサスの下に向かう。
('、`*川「……どっちにするのん?」
(´・ω・`)「勿論、ドクオが勝つ方にだよ」
それを聞いて、ペニサスは舌打ちした。
スッ、と差し出された升。そこには、もう限界まで銭が積み上げられていたのだ。
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(´・ω・`)「ふぅ。全く、君達は本当に素直じゃないね。ペニサスさん、胴元の貴方はどうするんですか?この様子ならドクオの負けに賭けて、もし当てれば一生遊んで暮らせますよ」
ショボンの誘惑を、ペニサスは『ふふん』と一笑に伏した。
('、`*川「あたしは、分の悪い賭けはしない趣味なのよ」
その言葉に、ショボンは満足そうに笑顔を零した。
( ゚∀゚)「じゃア、どれくらい掛かるかにすれば良いじゃねーか」
『しゃーねーな。そうすっか』
『流石にオレらの同僚を三十人食った迅竜だ。半日って所じゃねーか』
『俺は、一日だな』
思い思いに賭け直していく男達。
だが、最短の予想でも半日。最長で三日という者もいる。
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その流れを変えたのはペニサスだった。
('、`*川「三時間」
差し出された銭袋は、見る者を圧する程の大きさだ。皆の袋を足して届くか、届かないか、という程の。
しかし、どよめきはこれで留まらなかった。
(´・ω・`)「二時間」
凄腕の狩人が充分な準備をして、通常の飛竜と戦った場合、恐らく二時間程度だろう。
しかし、この戦いは遭遇戦。ドクオには何の準備もない。
( ゚∀゚)「一時間半だな」
ましてや、それを下回る一時間半などあり得るはずがないのだ。
('、`*川「相変わらず面白いねー、アンタらは。良いねぇ、燃えてきたわー」
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『面白い。その賭け、私も参加させて貰えるか?』
川 ゚ -゚)「ドクオが疾風迅雷を、どれくらいで狩れるか、という事で良いんだな」
(´・ω・`)「やぁ、クー。君も来たのかい」
川 ゚ -゚)「ドクオが、久々にクエストを受注したと聞いたのでな。激励するつもりだったんだが、こんな大物と遭遇しているとはな」
クーも、ジョルジュと同じく、下の様子が仔細に見えているようだ。
('、`*川「良いねぇ、久々にドンドルマの誇るG級が勢揃いじゃなーい。賭けなさい、クー。アンタのパートナーが何時間で奴を狩れるか」
ふふっ、とクーは笑った。
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そして皆と同じように銭袋を取出し、こう言ったのだ。
川 ゚ー゚)「30分だ」
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草村を掻き分けて進んでいく二人。
気配を消す事はしなかった。
飛竜を相手にする時、待ち伏せの場合を除いて、気配を気にする事は無い。
何故なら飛竜の縄張りに入るというのは、それだけで自分の存在を知られるのと同義だからだ。
人間の感覚と、飛竜の感覚を同じ物差しで比べるのはナンセンスである。
そういう物なのだ。
しかし、それは狩人にも言える。
通常の飛竜は、自分の存在を隠すような事をしない。
その圧倒的な存在、故の気配。
だから狩人にとっても、飛竜の縄張りに入れば直ぐにそれを感じ取る事が出来る。
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ξ゚⊿゚)ξ「ドクオは、ナルガクルガを狩った事があるのよね?」
('A`)「あぁ。ナルガクルガとは何度も戦った事がある。この装備も、ナルガクルガから取れた素材から作った物だしな」
ξ゚⊿゚)ξ「あら?それ、ナルガクルガの素材から作ったんだ。それにしては存在感があるというか、ユクモで見た物とは少し違ってるのね」
ツンの言う通り、ドクオの身に付けている装備は、ユクモの狩人が着ている装備と少し違っている。
('A`)「そうだな。これはナルガX。ナルガクルガの中でも“G級”に分類された竜“疾風迅雷”の素材から作った物だからな」
ξ゚⊿゚)ξ「G級?モンスターにもG級があるの?」
('A`)「あぁ。十人単位の人間を食らった飛竜、それをドンドルマでは“G級”と呼び、最高位の狩人でなければ狩れないという規制が掛かる」
ξ;゚⊿゚)ξ「……十人単位、って。そんなの化け物じゃない」
('A`)「俺が討伐したナルガクルガは、三十人以上の狩人を食った正真正銘の化け物だったよ。狡猾な奴でな。一撃を振るっては隠れての繰り返しで、なかなか骨が折れた」
ドクオは、もう思いだしたくもないというように顔を顰めた。
その様子が、ツンには少し可笑しかった。
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いつも平然と感情を表に出さないドクオが、ここまで嫌悪感を示すのは珍しかったから。
その様子を見て、緩んでいると思ったのか。
ドクオは言った。
('A`)「……気を引き締めよう、もう近いぞ」
ドクオが見付けたのは真新しい足跡。
大きさはツンの身の丈程もありそうだ。
間違いなく、これは飛竜の足跡である。
('A`)「感じるか、ツン。俺達は、もう奴の縄張りの中だ」
ξ゚⊿゚)ξ「……全然よ、言ったでしょ。姿が見えなくちゃ、私には、そんな鋭敏に気配を感じるなんて事できないわ」
確かに、ツンはまだまだHR2。一年目の新米狩人だ。気配や雰囲気と言った、目に見えない物を感じ取る事は出来ない。
決して、能力的にではない。
ただ圧倒的に経験が不足しているのだ。
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('A`)「……ツン、一度目を閉じてみろ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……へ?」
('A`)「十、数える。その間、ずっと目を瞑ってみれば良い」
ξ゚⊿゚)ξ「……うん」
目を閉じるツン。僅かに照らしていた月明かりも消え、文字通り、何も見えない無の世界。
一。
不安に駆られるツンだが、心を落ち着ける様に、胸に手を当てる。
二。
徐々に波立っていた心が、静かになっていく。
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三。
突然視界にノイズの様な物が走った。
四。
不規則に揺れ動きながら、確かにこちらを見つめている紅い眼光。
五。
ツンは、目を開けたくなる衝動を必死で抑えた。
六。
だが、その目は無遠慮に。ふてぶてしく、どんどん自分に近づいてくる。
七。
その距離が後少しまで迫った時、一気にソレは自分に襲い掛かった。
ξ;゚⊿゚)ξ「……!!」
十秒、数え切る事なく、ツンは目を開けた。
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('A`)「……」
しかし開けた視界には、特に異常もなく、先程までと同じように、ドクオが無機質な目で、こちらを見ているだけだった。
ξ゚⊿゚)ξ「……今のは」
しかし、異常は視界に起こった訳ではなかった。
ξ゚⊿゚)ξ「……なんだか、凄く息苦しい」
どうして今まで気が付かなかったのだろうか。
ツンが今立っている、この場所は、こんなにも‘死の臭い’に満ち溢れていたというのに。
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('A`)「それが気配だ。分かるか?」
ξ゚⊿゚)ξ「……えぇ、出来ればずっと知りたくなかったわ」
寒さを堪える様に、二の腕を擦るツン。
('A`)「その感覚を忘れるな。凄腕の狩人ならば、飛竜に気付かれない距離からでも、今のを感じ取る事が出来る」
ξ゚⊿゚)ξ「……はい」
('A`)「気配に敏感な者ならば、ある程度の位置まで特定する事も容易だ」
ツンは、ドクオの言葉を聞きながらも、背に携えていた自身の武器であるライトボウガンを引き抜いた。
('A`)「………」
そして何の躊躇もなく、ジャギットファイアに貫通弾Lv.2を装填する。
ξ゚⊿゚)ξ「……ドクオ」
その様子に、ドクオも気が付いた。
少しの笑みを浮かべて、ドクオも呼応するように背の双剣を抜く。
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('A`)「……良いだろう、なら開戦だ」
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ツンもニヤリと笑った。
ドクオはゆったりと、出来るだけ自然体で双剣を構える。
('A`)「レディーファーストだ。タイミングは任せる」
初撃は、ツンに任せた。それだけの力がある、とドクオは確信したのだ。
ξ-⊿゚)ξ「……」
片目を瞑り、十分に狙いを定めるツン。
心臓の鼓動と、自分のタイミングが合致するのを待つ。
セーフティを外し、撃鉄を起こす。
ξ-⊿゚)ξ「………」
ゆっくりと引き絞られていく引き金。
心地良いトリガー・プルを感じながらも、照星は全くブレる事なく、撃ち手の視線と同じ軌道を辿るようにソレは飛び出していった。
一発の弾丸。
開戦の狼煙が上がった。
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('A`)「……やるか」
乾いた銃声が聞こえると同時に、ドクオも走りだした。
風の様にスルスルと進む。ツンが狙った方向に。
そして予測していたかの様に前転。
直後、獰猛な唸り声があがった。
間違いなく飛竜の咆哮。
次いで、激しい木々の騒めき。
('A`)「……来る、な」
飛び出して来た黒い影。
『Gyaaaaaaaaaaa!!!!!!』
ドクオの眼前には紅い眼。間違いなく【迅竜】ナルガクルガだった。
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興奮しているのか、全身の黒毛が逆立ち、上下に身体を揺らしている。
しかし、獲物を見付けた飛竜が透かさず攻撃に移らない。いや、攻撃出来なかったのだ。
('A`)「……」
それは、自分の前に突如現れたこの狩人の所為だ。
草陰から飛び出してみれば、目の前に無機質な目をした狩人。
その目に、光はなく、慢心もなく、恐怖すらない。
一瞬、本当に瞬き程の間だ。
だが、確かに【迅竜】ナルガクルガの思考、そして本能は停止していた。
その一瞬を見逃す程、ドクオは生易しい男ではない。勿論、背後に控えているツンもだ。
('A`)「会いたかったぞ、ナルガクルガ」
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両手の剣を揃えて頭上に振り上げ、ナルガクルガの顔面を撫で斬る。
そのままドクオは、ステップを踏んで更に距離を詰めた。
ドクオが一歩を踏み出した瞬間、ナルガクルガの眉間に通常弾Lv.2が命中する。
通常弾Lv.2とは、ハリの実を使って作られる、数ある弾丸の中で最も威力のある種類の物だ。
('A`)(ふむ。やはりデレの妹というだけあって、ガンナーとしての心得の基本は出来ているようだな)
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飛竜の皮膚は、堅い。大抵の飛竜の表面は、強固な鱗で覆われていたり、剛毛を纏っているからだ。
そこに一発の弾丸を撃ち付けたところで、飛竜にとってみれば大したダメージにはならない。
効率良く飛竜にダメージを与える為には【剣士】ストライカーが付けた傷口を広げる様な形で、重ねるように狙うというのが理想だ。
ξ-⊿゚)ξ「………」
ツンは、姉であるデレから口酸っぱく言われていたので、その事を知っていたし、実行するのに必要な技量も充分持っていた。
ナルガクルガは、執拗なまでの顔への攻撃に、堪らず後退る。
奇襲は成功だ。
この成功は、ツンの眼があってこそ成し得た。
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暗闇に潜むナルガクルガの気配を感じ取り、更にその居場所を的確に見抜く事の出来る【鷹の眼】。
ξ-⊿゚)ξ「………」
彼女には、突出した才能があるのだ。
しかし、ここからは小細工の通じない戦いとなる。
純粋に力と技量のぶつかり合い。
ナルガクルガは、身体を捻り、姿勢を低くして、力を溜める。
ドクオは、その様子を見てステップを止め、一度立ち止まった。
一瞬、月明かりが不自然に歪む。
振るわれた、鋭尾。
乾いた音を立てて、辺りの草花の上50cmが綺麗に切り取られた。
('A`)「相変わらず、良い切れ味だな」
何も知らない素人ならば、今の攻撃だけで上下一刀両断にされていただろう。
ドクオは、事前に範囲外に逃れていたため傷一つ無い。
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だが、やはり飛竜の力は圧倒的だ。
【迅竜】ナルガクルガの爪、翼刃、尾、そして牙。そのどれもが人間を一撃で屠るだけの威力を有しているのだから。
('A`)「全く、相変わらずチョロチョロと鬱陶しい奴だ」
しかし恐怖は圧倒的な経験によって打ち消される。
('A`)「脚がお留守だぞ」
ドクオは、後ろ脚をドンドン切り刻んでいく。
ナルガクルガには、後ろ脚を用いた攻撃が無いのだ。
遠慮なく、躊躇もなく、ナルガクルガの後ろ脚には無数の傷が刻まれていく。
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頭を狙うのはツン。
ツンの邪魔をしないように立ち回りながら、間断無くダメージを与えていくのはドクオ。
確かに二人の攻撃は、着実にナルガクルガに蓄積されているだろう。
だが痛みに鈍い飛竜は、まだ変化が見られない。
('A`)「!?」
もう一度、ナルガクルガは先程と同じように体を捻らせた。
しかし先程と全く違うのは、ドクオの体勢だ。
今、ドクオは完全に攻撃の姿勢を取っている。
先程と同じように、ナルガクルガの凪ぎ払いの範囲外から逃れる事は出来ない。
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('A`)「……」
しかし、ドクオの身体は繋がったままだ。
傷一つ付いていない。
後方で見ていたツンは、今のドクオの挙動を理解出来なかった。
ドクオのした事は単純だ。
ただタイミングを合わせて、身体を伏せただけ。
だが、そんな簡単な事ではない。
少しでも姿勢が高ければ、首が飛ぶのだ。
('A`)「……一度目の攻撃の時、1m程の雑草が50cmを残して切られた。だから伏せれば充分に躱せるんだよ」
ξ;゚⊿゚)ξ「……」
絶句、ただ言葉を失う。
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あっ、すいません。書き足しておきたい部分が出来たので少しお待ちください。
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支援
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('A`)「さて、迅竜。お得意の尻尾振りは通じない。どうする?」
驚愕していたのはツンだけではない。【迅竜】ナルガクルガも、驚いていた。
そして、悟ったのだ。
相手の力量を。
爪を振れどスルリと躱され、尻尾を振れど逃げられる。
ナルガクルガの攻撃オプションは、それ程多くないのだ。
だからこそ、ナルガクルガは変化を付けた。
今までにない攻撃を選んだ。
一っ跳びで、二人から距離を取り
―――そして
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('A`)「ツン!!!」
尻尾に生えた棘を、的確に飛ばしてきたのだ。
ツンへと。
ξ;゚⊿゚)ξ「クッ……」
それを前のめりに、突っ伏すように間一髪で避けたツン。
だが以前にも説明したように、それは最悪の避け方。無防備に投げ出された身体は、少しの間、何も出来ない。
ξ;゚⊿゚)ξ(はっ、早く……立たないと……)
避けてから立ち上がるまで。この間、凡そ4秒。
ツンとナルガクルガを隔てていた距離、凡そ50m。
飛竜最速、【迅竜】ナルガクルガにとって50mを4秒、それは余りに容易い。
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ξ;゚⊿゚)ξ「!?」
急激に濃くなった‘死の臭い’。
地面から顔を上げたツンの目の前には
ξ;゚⊿゚)ξ「……!!」
ナルガクルガの紅い眼光。そして自分に向けて振り上げられた、余りに強靱な前脚。
ツンの視界が真っ白になる。
次いで柔らかな衝撃に吹き飛ばされる。大木が揺れるような、大きな音が耳を突く。
ξ;-⊿-)ξ「………」
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しかし痛みは無かった。
ξ;゚⊿゚)ξ「……えっ」
身体に傷は無い。痛みも無い。
ξ;゚⊿゚)ξ「……どうして。私は、たった今ナルガクルガの前脚で吹き飛ばされたはずなのに」
答えは、自分の足元に落ちていた。
銀色の短剣。
あの人が、ずっと握り締めていた美しい双剣のうちの一つ。
それが意味するのは――――
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('A`)『お前の一歩を、俺が護ろう』
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頭の中で、滝で見たモノとあの人が重なる。
ξ; ⊿ )ξ「ヴォエ……ウゥ……」
胃からせり上がってくる吐き気。
あの人が、私を庇ったという事なのか。
私みたいな、村の人達に貢献出来ない新米を。
どうして、私なんかを。
私に、そんな価値なんて無かったのに。
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ξ; ⊿ )ξ「……違う」
まだ死んだとは決まったわけじゃない。運が良ければ、助かっているかもしれない。
吹っ飛ばされたであろう草村の中から、あのやる気の無い気怠い表情で、颯爽と現れないのは、きっと何らかの怪我で歩けない状態になっているのかもしれないじゃないか。
自分の中に浮かんでくる、〜〜かも、という希望的観測に今は全力で縋り付く。
ξ゚⊿゚)ξ「……だから、私がコイツを倒せば」
そうすれば助けられるかもしれない。
あの人を。
途端に、全ての音が少女の中から消えた。
此処にいるのは、私と眼前のコイツだけ。
コイツを倒せるのは、私しか居ないのだ。
あの人を助けられるのは、私しか居ない。
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ツンは全力で走った。逃げるのではない。
自分の距離に持ち込む為には、やはり離れなければならない。
ナルガクルガは、一人を倒せた事に気を緩めたのか追撃する素振りすら見せない。
40m程離れた所で、一度だけ深呼吸をする。
酸素を全身から取り入れ、そして留める。
姉のデレが、集中する時によく行う癖である。
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ここから弾を撃ち切るまで、一切息をしない。
装填した弾丸は、通常弾Lv.3。
通常弾Lv.3は炸裂式の弾丸だ。目標に命中すれば、それが弾け、跳弾を繰り返して複数回に渡りダメージを与える。
その分、一発のダメージは通常弾Lv.2よりも低いが、跳弾を利用すれば最大威力の弾丸となる。
勿論、この弾丸は玄人向けだ。
しかし、ツンは迷わずそれを選んだ。
ξ-⊿゚)ξ「……やってみせる」
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心に浮かべるのは、姉から教わった【狙撃手】ガンナーの心得『F・E・L・P・S』だ。
【Fulmetal Heart】
何にも左右されない‘鉄の心’を持て。どんなに危機的状況でも、クールに対処しろ。
【Speedy Finger】
ツンは、冷静に、そして素早く引き金を引き絞った。
ガンナーにとって、機敏に動いてくれる指は財産である。
放たれた弾丸は、真っ直ぐにナルガクルガの眉間の上に命中した。
ドクオが付けた傷口に。
翼に一発、前脚に一発、そして胴体に一発。
三回の跳弾、計四発の弾丸がナルガクルガを襲う。
しかし、それを気にする事もなくツンの指は淀み無く動く。
-
【Eagle Eye】
ナルガクルガの些細な動きも見逃すな。
何処にダメージが蓄積されているのか。敵がどう動くのか。
それを見極めるのは、全て己自身の眼だ。
鷹の様な眼で、何時、どこに、撃ち込めば良いのかを判断しろ。
ξ-⊿゚)ξ「………」
無言で弾丸を撃ち続けるツン。
その全てが弱点である頭部に命中している。
驚くべき早業、そして正確性。凡そHR2の新米とは思えない。
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しかし、相手は【迅竜】ナルガクルガ。そう易い相手ではない。
断続的に自分を傷付ける痛みに耐えて、死力を尽くしてツンに跳躍する。
そしてナルガクルガの十八番、鋭尾振りを見舞う。
しかし‘鉄の心’が揺れる事はない。
ドクオが示してくれた様に、姿勢を低くしてそれを回避する。
――――そして
-
ξ#゚⊿゚)ξ「こんのおぉぉおお!!!!!!クソ野郎ォォオオッ!!!!!!!!!」
-
自らのボウガンを、ナルガクルガの頭上に叩きつけた。
【Preparation Carefully】
ガンナーの戦いは、モンスターと遭遇する前から始まっている。
弾丸の調合、ボウガンの整備。
その全てを自らの手で入念に行う。
だからこそ、こんな使い方をしても壊れない。
【迅竜】ナルガクルガも、この攻撃には目を回した。まさか打撃によってダメージを受けるとは思っていなかったのだ。
今まで、ドクオから受けた斬撃による蓄積。ツンから受けた射撃による蓄積。
それら全てが、最後の打撃で遂に溢れだした。
-
ξ゚⊿゚)ξ「!!」
結果【迅竜】ナルガクルガは、後ろ足を引き摺りながら、必死に逃げだした。
ξ-⊿゚)ξ(行ける、かもしれない)
それでもツンは、撃つ事を止めない。
何度も何度も、引き金を絞る。
ここで仕留められなければ、ナルガクルガは跳んでしまう。
あのダメージでは遠くまでは、行けないだろう。
しかし自分の体力的にも、ここで決着を付けるのが賢明だ。
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――――だが無情にもナルガクルガは跳んでしまった
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ξ;゚⊿゚)ξ「クッ……」
これで又、振り出しに戻った。
ナルガクルガを探す所から始めなければいけない。だが、それよりも今は、あの人の状態を確認するのが先決だ。
ξ゚⊿゚)ξ「……ふぅ」
ここで息を付いてしまった。溜めていた息を抜いてしまったのだ。
――――ナルガクルガの最大の脅威とは、その【狡猾さ】にある
ξ;゚⊿゚)ξ「……ぁあ」
ナルガクルガは跳んだ、確かに跳んでいた。
しかし去っていなかった。
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ナルガクルガが跳んで来たのは私の真上。
迅竜の最大威力攻撃【尻尾落とし】だ。
跳躍によって落下スピードを付けたナルガクルガの尻尾。その先からは、鋭利な棘が飛び出している。
ξ; ⊿ )ξ「………」
最早此処まで。先程助けてくれた人はもう居ないのだから。
迫り来る尻尾はコマ送りの様に、ゆっくりと、そしてはっきりツンに向かっている。
ξ; ⊿ )ξ(……お姉ちゃん、ゴメン)
走馬灯の様に、様々な想いがツンの胸に去来した。
ξ;⊿;)ξ(……もっと、ブーンと、一緒に居たかったな)
そして、少女は目を閉じた。
-
―――言っただろ
('A`)「お前の一歩を、俺が護ろう」
悲鳴があがった。ツンの物でも、誰の物でもない。
ナルガクルガが、悲鳴を挙げたのだ。
次いで、何かが音を立てて落ちてきた。
それは、ナルガクルガの尻尾だった。
ξつ⊿;)ξ「……ふぇ?」
目を擦り、いつの間にか溢れだしていた涙を拭う。
そこに‘光’が見えた。
-
('A`)「すまない。ちょっと出てくるのが遅れたな」
ξつ⊿;)ξ「………」
ツンには理解出来ない。どうしてドクオが、此処にいるのかを。
('A`)「よく頑張ったな」
ξつ⊿;)ξ「バッ、バカじゃないのっ!!生きてるのなら、もっと早く出てきなさいよっ!!!」
怒鳴る少女に、男は照れ臭そうに頬を掻きながら答える。
('A`)「余りに綺麗だったんで、見惚れてたんだ」
ξ////)ξ「……あぅ」
轟沈した。
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ドクオは、ポンポンとツンの頭を優しく叩き、言った。
('A`)「ツン、よく見ていろ。今から、お前等の目指す事になる頂点、その一端を見せよう」
ツンは静かに頷いた。
尻尾を斬られ、身体中には弾痕が残る。
だがナルガクルガも必死だ。
その眼の闘志に翳りは見えない。
そこに悠々と近付いていく男。
('A`)「よぉ、ナルガクルガ。お前のお陰で良い物が見れた。礼を言う」
言いながら、ドクオは器用に地面に落ちていた銀色の剣を蹴り上げた。
恐怖を感じた。
ナルガクルガに、一番ダメージを与えたのは、ボウガン使いだったが、この剣士には得体の知れない物があると、本能が悟っていたのだ。
('A`)「お礼に、俺も一つお前に教えよう」
クルクルと空中で回転していた剣が、綺麗にドクオの手に納まる。
『格の違い、って奴をさ』
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ドクオの身体が紅く発光する。
ツンは、一目でそれが鬼人化だと分かった。
ξ゚⊿゚)ξ(……そういえば、ドクオは一度も鬼人化せずに迅竜と戦ってたわよね。でも、あれは私の知ってる鬼人化とは違う)
余りの発光に、辺りが明るく照らされる。
そんな強い発光を、ツンは見たことが無かった。
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('A`)「鬼人化改【天ノ型】」
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それは、一瞬の出来事。
ツンには、何も見えなかった。
気付けば、背後に双剣を納めたドクオが、普段の表情でこちらに帰ってきていたのだ。
ナルガクルガの尖爪、六本を持って。
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そして彼は言う。
('A`)「ツン!【狙撃手】ガンナー最後の心得は?」
手は自然と動いていた。
装填していた通常弾Lv.3を抜き取り、再装填したのは貫通弾Lv.2。
ガンナーの心得『F・E・L・P・S』
最後の一つ。
ξ#゚⊿゚)ξ「こんのおぉぉおおお!!!!!!」
【Last Finish】
最後の仕上げは、ド派手にブチ込め!!!!!
弾丸は、ナルガクルガの左眼を貫き、天へと昇った。
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「ふむ、全力で駆け付けてはみたものの。余計なお世話だったかな」
どこからともなく聞えてきた独り言は、風に流され森の奥へと消えていった。
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帰る道すがら、ツンはドクオに、あの時の事を尋ねた。
ξ゚⊿゚)ξ「あの時、ドクオは私の事を庇って、ナルガクルガに吹き飛ばされたと思ったんだけど」
('A`)「ん、あれは単純にお前を押しただけだぞ?」
ξ゚⊿゚)ξ「はぁ?じゃあ、なんで片っ方の剣を落としたのよ?」
ドクオは照れ臭そうに頬を掻いた。
('A`)「急いでたから、落としちゃった」
ξ;-⊿-)ξ「ちょっと……。急いでいて武器を落とすって、新米でもやらないわよ。本当に、凄いのか、ドジなのか分からないわね」
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ふと、ここでツンはある事に引っ掛かった。
あの時、ドクオとナルガクルガは割りと近い位置にいた。
それで、私をナルガクルガの攻撃が届く前に押したという事は
ξ;゚⊿゚)ξ「あっ、あんたっ!それって、ナルガクルガよりアンタな方が……」
('A`)「ん?」
そこまで言って、ツンは言うのを止めた。
聞こうと思ったが、この人なら平然と頷くだろうと、分かってしまったからだ。
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、ありがとね」
('A`)「ん、気にするな。先輩が後輩を指導するのも仕事の内だよ」
―――そういう意味じゃないんだけどな
その言葉も、少女は自分の胸に留めた。
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('A`)「おっ、ツン。お前の“道標”と“支え”が来たぞ、って。見えてるよな、お前なら」
ξ*゚ー゚)ξ「ふんっ、当り前よ。私を誰だと思ってるの」
ずっと先。まだ小さな点だか、確かに見慣れた二人が此方に走ってきてる。
ξ゚ー゚)ξ「ねぇ、ドクオ。でも、貴方が居たからこそ、私は本当の意味で一歩踏み出す事が出来たのよ?」
少し間があって
「……いや、そんな事はないと思うぞ」
少女は、言ってから恥ずかしくなり男の顔を見れなかった。
だが、一つだけ分かる事がある。
それは、きっと今ドクオは頬を掻いているという事だ。
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帰ったドクオを待っていたのは、ギコだった。
(,,゚Д゚)「ドクオ、ギルドマスターがお呼びだ」
ギコが、ギルドマスターと呼んだ時点で、何か切迫した事態が起こったのだと、ドクオは確信した。
('A`)ドクオと飛竜と時々オトモのようです
第五話 END
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終わったああぁあぁああああ!!!!!!
疲れたああぁああああ゛ぁ!!!!
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乙
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ではでは、投下が終わったところで、また少しだけ話させてください。
質問、指摘などありましたら何時でもどうぞ。
感想も歓迎です。
それと('A`)ドクオと飛竜と時々オトモは、恐らく後二話程度でお終いです。
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この話は、実質三回書いてます。
初めて書いた物は、構成変更の為ボツとなり。
二回目に書いたものは携帯の機種変更の際に店員さんに消されました。
三回同じような話を書くとなった時の絶望たるや……これが投下が遅れた言い訳です。
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天ノ型かっこいいですね
ネタバレならいいですけどクーがどこにいるのかなぁ
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失礼しました。クーはネタバレだ
シリーズは続くんですか?
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それに加えて、少し別の話を書いているというのもあります。
後二話(予定)が終われば、また避難所で投下してみようかと思います。
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>>679 絶望した!!終わる詐欺で笑いを取ろうとしてたのに、やる前からネタを潰した>>679の質問に絶望した!!
シリーズとしては続きます。前回も書きましたが【雷狼竜】編で前編という構成になっていますので。
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乙乙
続き待ってます。
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最後に避難所に関してですが、そんなに急いで移転する事もないか、と思ってます。
当面は前レスで書いたように、このスレを埋めてから移動しようかと思っています。
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――目次――
一話 和光同塵――渓流に潜む青い影――
>>2
二話 五里霧中――凍土に蠢く白き闇――
>>76
三話 才気煥発――誇り高き騎士――
>>165
四話 先見乃明――蒼空を愛した龍の王――
>>304
五話 一念発起――暗闇に潜む暗殺者――
>>453 その1
>>566 その2
>>603 その3(五話終了)
以上です。
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●場合によれば推敲後、改訂版を再投下というのも考えてます。
では消えますねー。
ここまで間隔の空く怠惰な>>1を、見限る事なく、この話を読み続けてくれている皆様、本当にありがとうございます。
皆さんがくれる感想は、本当に次話に向けての素晴らしい原動力となってます。
六話の投下で、再び会えるのを楽しみにしてますね。
では、おやすみなさい。
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乙
面白かった
次も楽しみだ
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まさか来てたなんて…
乙です!!次回も楽しみにまってるよー
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乙です!今回も面白かった!
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来てた!乙!
ツン、新米のくせに格好良すぎるわ
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乙
なるニャンは苦労したなぁ…
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こんにはー、皆様。
先日書き終えた5話ですが、友人から推敲の結果が帰ってきました。
鬼の様な量でした。筆の進みが異常なまでに早かった弊害だと、反省しております。
一つ、自分からの質問なんですが。
途中に挟んだ【疾風迅雷】とドクオの場面、ショボンやジョルジュ、クーが登場した所ですが、過去の回想だと分かって貰えたでしょうか?
推敲してくれた友人が、微妙そうだったので不安になりました。
上で書かせて貰ったように、5話の改訂版を再び投下する事になりそうです。
先の5話を疑問に思った人は、そちらをお待ちください。
また6話7話は、遂にあのパッケージモンスターの登場です。6話で登場するかは分かりませんが。
まだ書いていないので、いつ投下出来るか見当も付きませんが、頑張ります。
お暇な人は、上の質問に答えてもらえると助かります。
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自分はわかったよ。
その後にも過去に倒した的な描写があるし他の人もわかるんじゃないだろうか
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私も分かりましたよ
装備の説明もありましたしね
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リア友に見せてんの?すごいね
てか推敲頑張ってこの人気かあ
応援だな
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しばらく更新してなかった+移住で、来たのに気づいてない人とか居そう
質問について
過去の話に移る所と今に戻るところに線を引くとか、もう少し工夫あると良いんじゃない?
次が楽しみ
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世の中には簡単で儲かる仕事があるもんだ(#^^)b! http://tinyurl.k2i.me/eQAZ
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――目次――
一話 和光同塵――渓流に潜む青い影――
>>2
二話 五里霧中――凍土に蠢く白き闇――
>>76
三話 才気煥発――誇り高き騎士――
>>165
四話 先見乃明――蒼空を愛した龍の王――
>>304
五話 一念発起――暗闇に潜む暗殺者――
>>453 その1 >>566 その2 >>603 その3(五話終了)
次回の投下、いつになるか見当もつかない。
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乙
最後までスレ使ってくれるのはなんか嬉しい
もちろんどっか移ってもいいのよ
それと細かくてすまないが用法の指摘を。
>579
>ξ-⊿-)ξ「はぁ……。本当にドクオって見え透いた事を言うわね。嫌われるわよ」
見え透いた=発言の裏にある本音が(聞き手に)透けて見える
ドクオが白々しいお世辞やごまかしを言ってたのなら「見え透いた」であってるが、
「なんでも解ってるのね」というニュアンスでは使えないぞ
この場合、「本当にはっきり言うわね」だけでもいい
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で、何分かかってナルにゃん倒したんです?
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>>698 たっ、確かに!!自分の場合、会話は思い付くままに書いているのでこういう誤法は儘ありますです。
指摘、ありがとうございます。
>>699 回想シーンのナルガクルガを倒した時間は、以降の話で書こうと思います。
ツンとドクオで倒した時間は、次話で明記する予定ですしおすし。
只今鋭意書き溜め中。次の二話が書き終わったら、少し休憩期間貰って短編三つくらい書くんだ。
一番反応が良かったの連載するんだ。
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で、次の投下はいつなんです?
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まだ投下は出来ないです。
遅筆で申し訳ないです。
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わくわくてかてか
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わくわくてかて
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わくてーか
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まだかな
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チラッ
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ド
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ン
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ド
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ル
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