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メンサロ喫茶店

1つみき:2012/04/02(月) 21:15:57 ID:atrXI4z6
メンサロ喫茶店にようこそ
店主の、「つみき」といいます
みなさまの心休まる場所となるようにしたいと思います
それでは、ごゆっくりと、、

2優しい名無しさん:2012/04/02(月) 21:18:44 ID:atrXI4z6
貴方の心の悩み
日とに分かってもらえない悩み
リスカ、アムカの悩みを
独り言でもいいのでお話ください

3つみき:2012/04/02(月) 21:21:33 ID:atrXI4z6
今日は、雨の地域もありましたね。
こちらは、晴れで暖かい天気にめぐまれました。
今日も1日お疲れ様です

4つみき:2012/04/03(火) 08:44:36 ID:m9UZrjD6
需要なかったかー、、

5つみき:2012/04/03(火) 20:58:44 ID:JMEbQWWM
雨が強くなってまいりました。
皆さんは大丈夫でしょうか、、?

6絵描き見習い:2012/04/13(金) 21:06:10 ID:CE/xcxh2
ここかー
少し前に立てたんですね…
基本避難所に居ますが時々レスさせてもらいます

と言うことで(´∀`∩)↑age↑

7優しい名無しさん:2012/04/14(土) 09:05:14 ID:Lsd1LoSQ
レスありがとー。
需要ないから放置したの

8絵描き見習い:2012/04/14(土) 09:07:26 ID:/9wO5MuY
需要あるよ!
貴方さんの絵を楽しみに待ってる人は結構いるはず!

まあ俺も基本避難所にレスしてるから毎日チェックはするけどレスはあまり増えそうにないね…

9優しい名無しさん:2012/06/30(土) 21:25:27 ID:g2hqnQ0M
あげ

10優しい名無しさん:2012/07/03(火) 01:03:49 ID:rvCld00w
スカウトにきますた
したらばのスポーツ/健康/趣味で隠れ家で検索だお
是非来て欲しいお

11優しい名無しさん:2012/07/04(水) 18:59:26 ID:HJc5bgRw
怖い・・・なに?
結構です。

12優しい名無しさん:2012/07/10(火) 20:59:18 ID:4MQ3/JHM
お絵描きアップです!
魔法使いです
http://www.imgur.com/YymNk.jpg

13優しい名無しさん:2012/07/18(水) 15:14:37 ID:YTGsgM2k
うん

14優しい名無しさん:2012/08/30(木) 15:07:55 ID:6YCNcvR2
初めて彼女にあったのは、内定式のとき。同期だった。聡明を絵に書いたような人。
学生時代に書いた論文かなんかが賞を取ったらしく、期待の新人ということだった。
ただ、ちょっときつめで、変わった人。やることすべてパーフェクトだし、
自分のことはなんにも話さないので、宇宙人ではないかとの噂もあった。
まあ美人と言えば美人なんだけど、洋服とかおしゃれに気を使わないようだったし、
クソまじめだし、お高くとまってるというより男嫌いみたいだった。
近寄る男はいなかった。おいらも、なんかちょっと嫌いだった。

15優しい名無しさん:2012/08/30(木) 17:16:53 ID:6YCNcvR2
彼女とは、偶然同じ部署に配属になった。それまで出会ったどんな女の人とも違うので、
からかって反応を楽しむようになった。はじめは、すごく嫌がっていた彼女だったが、
半年も経つと馴れてきたのか、そのころおいらが結婚したんで安心したのか、
少しづつ相手をしてくれるようになった。

その後、ちょっとだけ仲良しになって、愚痴を言い合ったりするようには
なったが、相変わらず自分のことは、何にも話さない。
休日何をしているかとか、家族のことはもちろん本人のことも、
例えば誕生日なんかも何年間か知らなかった。

16優しい名無しさん:2012/08/30(木) 17:28:06 ID:6YCNcvR2
ある日、ある試験の申し込み書類の書き方を聞いたら、自分の書類をもって来て見せてくれた。
そこに、生年月日が書いてあった。なんと、その日が誕生日だった。今日はデートかなぁ?
などといいつつ、とりあえず、昼休みに食べたチョコエッグに入ってたカメを誕生日プレゼントと
言って渡した。爬虫類大好きと言って子供みたいに喜んでいたのが印象的だった。
変わってるなぁと思った。

確かに変わった人で、いまどき携帯は大嫌いとかで、持ってなかった。
写真を撮られれるのも大嫌いだった。カメラ付き携帯で飲み会のとき撮影したら
すごく怒って、しばらく口をきいてくれなかったこともあった。
無理やり一緒にプリクラ撮ったときは、悪用されるといやだからと言って
シートごと全部持っていってしまった。

17優しい名無しさん:2012/08/30(木) 17:47:30 ID:6YCNcvR2
彼女は、頑張り屋だった。もともと才能もあったし、頑張るもんだから、どんどん出世していった。
それにほとんど遊ぶこともなく、仕事がおわるとまっすぐ家に帰っていた。
そんなに、お金ためてどうすんのー?お父さんの借金でも返ししてんの?などとからかった。

そのころには、彼女のことがとても好きになってしまっていた。
でも、おいらはもう子持ちなので、表に出さないようにぐっとこらえていた。
ただ、彼女の周りをうろちょろして、愚痴の聞き役や、遅くなったときのタクシー代わりをしていた。
でも、プライベートな関係は一切無かったし、変な噂にならないように気を配った。
同僚は、おいらは彼女の「ポチ」に見えると言っていた。
自分も彼女の「ポチ」という立場が気に入っていた。

18優しい名無しさん:2012/08/30(木) 18:04:09 ID:6YCNcvR2
そんな関係がしばらく続いた。彼女は、相変わらず独身だった。
彼氏や恋人がいるかどうかは全然分からなかった。
ただ、彼女は、お守りみたいな小さな袋をいつもバックにつけていた。
何か聞いても、秘密のお守りとしか教えてくれなかった。
彼女が仕事のトラブルで落ち込んでいたとき、彼女はデスクで
そのお守りをギュッとにぎっていたのを見たことがあった。
だから、勝手に遠くにいる彼氏からもらったのかな?などと思っていた。

ある海外出張からの帰り、成田で携帯の電源を入れたとたんに同僚から電話があった。
彼女が亡くなったと言われたとき全身の力が抜けた。耳の奥がキーンと鳴ったのを覚えている。
交通事故だった。事故直後は、意識もあり、たいしたことはないと思われたらしいが、
内臓からの出血があり、急変したとのことだった。

19優しい名無しさん:2012/08/30(木) 19:00:12 ID:6YCNcvR2
現実のこととは思えずに、なぜかあまり、涙もでてこなかった。
職場の何人かで、葬儀の手伝いをした。そのとき初めて知っのだが、母子家庭だった。
お姉さんもいるが、施設に入っているとこのことだった。
彼女が大黒柱として家族を支えていたのだ。
彼女を軽率にからかったりしたこと恥じた。とても申し訳なくて気が狂いそうだった。

葬儀の後、帰ろうとしていると、彼女のお母さんに呼び止められた。
渡したいものがあるから彼女の実家にあとで一緒に来てほしいと言われた。
貸していた本のことかな?と思いつつ彼女の母親と実家に向かった。
母親は、道すがら、彼女は大好きだった父親が出て行ってから、男の人が嫌いになったこと、
誰にも頼らないで自分の力で生きていこうと誓ったこと、
土日はあまり健康でない母親と施設の姉の世話をしていたことを話してくれた。
自分の子供とは思えないほどがんばりやだったと。

20優しい名無しさん:2012/08/30(木) 19:15:12 ID:6YCNcvR2
家に着くと彼女の部屋に案内された。きれいに片付いていた、というより女性の部屋とは
思えないくらい何も無かった。ただ、専門書とノートがたくさんあった。
母親は、彼女がいつもおいらの話を楽しそうにしていたこと、おいらのことが大好きだったけど、
おいらの子供達を自分のように悲しませることになるといけないと思い黙っていたこと、
彼女が意識を失う直前に、おいらに会いたいと言っていたことを話してくれた。
机のすみにおいらと写ったプリクラが貼ってあった。声を出して泣いたのは、
大人になってから初めてだった。

帰るとき、彼女が亡くなったとき身につけていたネックレスと、いつも持ち歩いていた
お守りを形見にもらった。そばにおいてやって下さい。と言われた。ネックレスは母親が
就職記念にあげたものだった。ただ、母親にもどこで手に入れたか分からないお守りを
受け取るのはちょっと気が引けた。でも、とても大切にしていたので、受け取ることにした。
開けてみようとも思ったがやめた。

21優しい名無しさん:2012/08/30(木) 19:31:20 ID:6YCNcvR2
それからすぐ転職をした。一年後、ようやく少し落ち着いた。
形見のお守りは、いつも彼女がしていたようにかばんにつけて持ち歩いていた。
ネックレスもお守りと同じような袋を買い、中に入れて一緒に持ち歩いていた。
先日、職場の女の子が、「これ前から気になってたんですけど、
何が入ってるんですか?」といい、かばんのお守りを開けてしまった。
とめる間もなかった。というより、そういったときはもう中身を取り出していた。
彼女は、突然、なにこれー?といって大笑いを始めた。

お守りの中には、チョコエッグのカメが入っていた。
おいらは、もう職場にいることも忘れ、ただただ泣き続けた。

22優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:25:58 ID:8V/DoYso
        \   r'´ ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ ̄`、::.   ___
   l} 、::       \ヘ,___,_ ______/::.__|    .|___________
   |l  \::      | |             |、:..  |[], _ .|:[ニ]:::::
   |l'-,、イ\:   | |    ∧,,,∧ .   |::..   ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
   |l  ´ヽ,ノ:   | |   (´・ω・`)    ,l、:::     ̄ ̄::::::::::::::::
   |l    | :|    | |,r'",´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
   |l.,\\| :|    | ,'        :::::...  ..::ll::::    そうだ
   |l    | :|    | |         :::::::... . .:::|l::::   これは夢なんだ
   |l__,,| :|    | |         ::::....  ..:::|l::::    ぼくは今、夢を見ているんだ
   |l ̄`~~| :|    | |             |l::::   目が覚めたとき、
   |l    | :|    | |             |l::::   ぼくはメンヘラなんかじゃなくて
   |l    | :|    | |   ''"´         |l::::   普通の生活を送って居るんだ
   |l \\[]:|    | |              |l::::   悩みなんてなくて
   |l   ィ'´~ヽ  | |           ``'   |l::::   毎日が楽しくて...
   |l-''´ヽ,/::   | |   ''"´         |l::::   
   |l  /::      | \,'´____..:::::::::::::::_`l__,イ::::

23優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:28:34 ID:8V/DoYso
俺には母親がいない。
俺を産んですぐ事故で死んでしまったらしい。
生まれた時から耳が聞こえなかった俺は
物心ついた時にはもう既に簡単な手話を使っていた。

24優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:29:08 ID:8V/DoYso
耳が聞こえない事で俺はずいぶん苦労した。
普通の学校には行けず障害者用の学校で学童期を
過した訳だが、片親だった事もあってか、近所の
子どもにも馬鹿にされた。耳が聞こえないから
何を言われたか覚えていないがあの見下すような
馬鹿にしたような顔は今も忘れない。その時は、
自分がなぜこんな目にあうのか分らなかったが、
やがて障害者であると言う事がその理由だと分ると
俺は塞ぎ込み、思春期の多くを家の中で過した。

25優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:29:39 ID:8V/DoYso
自分に何の非も無く、不幸な目にあうのが悔しくて
仕方がなかった。だから俺は父親を憎んだ。
そして死んだ母親すら憎んだ。なぜこんな体に産んだのか。
なぜ普通の人生を俺にくれなかったのか。
手話では到底表しきれない想いを暴力に変えて叫んだ。
ときおり爆発する俺の気持ちを前に父は抵抗せず、
只々、涙を流し「すまない」と手話で言い続けていた。

26優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:30:48 ID:8V/DoYso
その時の俺は何もやる気が起きず、荒んだ生活を
していたと思う。そんな生活の中での唯一の理解者が
俺の主治医だった。俺が産まれた後、耳が聞こえないと
分った時から、ずっと診てくれた先生だ。俺にとっては
もう1人の親だった。何度も悩みの相談にのってくれた。
俺が父親を傷つけてしまった時も、優しい目で何も
言わず聞いてくれた。仕方がないとも、そういう時も
あるとも、そんな事をしては駄目だとも言わず、
咎める事も、慰める事もせず聞いてくれる先生が
大好きだった。そんなある日、どうしようもなく
傷つく事があって、泣いても泣ききれない、悔しくて
どうしょうもない出来事があった。内容は書かないが、
俺はまた先生の所に行って相談した。長い愚痴のような
相談の途中、多分「死にたい」という事を手話で表した
時だと思う。先生は突然怒り出し、俺の頬を思いっきり
殴った。俺はビックリしたが先生の方を向くとさらに驚いた。

27優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:31:23 ID:8V/DoYso

 先生は泣いていた。

28優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:31:53 ID:8V/DoYso
そして俺を殴ったその震える手で静かに話し始めた。
ある日、俺の父親が赤ん坊の俺を抱えて先生の所へやって
来た事。検査の結果は最悪で、俺の耳が一生聞こえない
だろう事を父親に伝えたこと。俺の父親が凄い剣幕で
どうにかならないかと詰め寄ってきたこと。
そして次の事葉は俺に衝撃を与えた。

29優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:32:36 ID:8V/DoYso
「君は不思議に思わなかったのかい。君が物心ついた時には
もう手話を使えていた事を」

確かにそうだった。俺は特別に手話を習った覚えは無い
じゃあなぜ...

「君の父親は僕にこう言ったんだ。」

『声と同じように僕が手話を使えばこの子は普通の
生活を送れますか?』

30優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:33:12 ID:8V/DoYso
驚いたよ。確かにそうすればその子は、声と同じ様に
手話を使える様になるだろう。小さい頃からの
聴覚障害はそれだけで知能発達の障害になり得る。
だが声と同じように手話が使えるなら、もしかしたら...
でもそれは決して簡単な事じゃない。
その為には今から両親が手話を普通に使える様にならなきゃ
いけない。健常者が手話を普通の会話並みに使える様に
なるのに数年かかる。全てを投げ捨てて手話の勉強に
専念したとしても、とても間に合わない。
不可能だ。僕はそう伝えた。
その無謀な挑戦の結果は君が一番良く知ってるはずだ。
君の父親はね、何よりも君の幸せを願っているんだよ。
だから死にたいなんて言っちゃ駄目だ。

31優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:33:49 ID:8V/DoYso
聞きながら涙が止まらなかった。
父さんはその時していた仕事を捨てて、俺の為に
手話を勉強したのだ。俺はそんな事知らずに
たいした収入もない父親を馬鹿にした事もある。
俺が間違っていた。父さんは誰よりも俺の苦しみを
知っていた。誰よりも俺の悲しみを知っていた。
そして誰よりも俺の幸せを願っていた。
濡れる頬をぬぐう事もせず俺は泣き続けた。
そして父さんに暴力をふるった自分自身を
憎んだ。なんて馬鹿なkとをしたのだろう。
あの人は俺の親なのだ。幸せになろう。そう心に決めた。

32優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:34:22 ID:8V/DoYso
今、俺は手話を教える仕事をしている。そして春には
結婚も決まった。俺の障害を理解してくれた上で
愛してくれる最高の人だ。父さんに紹介すると、
母さんに報告しなきゃと言って父さんは笑った。
でも遺影に向かい線香をあげる父さんの肩は
震えていた。そして遺影を見たまま話し始めた。

33優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:35:01 ID:8V/DoYso
俺の障害は先天的なものではなく、事故による
ものだったらしい。俺を連れて歩いていた両親に
居眠り運転の車が突っ込んだそうだ。
運良く父さんは軽症ですんだが、母さんと俺は
ひどい状態だった。俺は何とか一命を取り留めたが
母さんは回復せず死んでしまったらしい。
母さんは死ぬ間際、父さんに遺言を残した。
「私の分までこの子を幸せにしてあげてね」
父さんは強くうなずいて、約束した。
でもしばらくして俺に異常が見つかった。
「あせったよ。お前が普通の人生を歩めないんじゃ
ないかって、約束を守れないんじゃないかってなぁ
でもこれでようやく、約束...果たせたかなぁ。
なぁ...母さん」

34優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:35:46 ID:8V/DoYso
最後は手話ではなく、上を向きながら呟くように
語っていた。でも俺には何て言っているのか
伝わってきた。俺は泣きながら、父さんに向かって
手話ではなく、声で言った。

  『ありがとうございました!』

35優しい名無しさん:2012/08/31(金) 03:36:26 ID:8V/DoYso
俺は耳が聞こえないから、ちゃんと言えたか分らない。
でも父さんは肩を大きく揺らしながら何度も頷いていた。

  父さん、天国の母さん、そして先生。

     ありがとう。俺、いま幸せだよ。


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