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ですがスレ避難所 その537
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>>48
まとめ乙乙。
最近仕事の合間につらつらと考えてるんだが、「ロシア語話者による生存圏」という世界観の形成にいたる歴史的経緯、意外と辿れるんだよな…。
東方教会、ビザンツの神秘主義の主軸である「神化(テオーシス、人間がより高次の階梯に登ること)」の観念に個人の修行者ではなく「ミール」を接ぎ木すればあら不思議。
ロシア宇宙主義の出来上がりである。その思想の始祖、ニコライ・ヒョードロフによる万物回復論、普遍救済論などが代表例だな。
「善人が天国へ行き悪人が地獄で永遠に罰せられるなら、それは善人に対する罰にもなってしまう」
「なぜなら、罪を犯した同胞が永遠に苦しむ姿を見続けることになるからである」
「よって救済は普遍でなければならないし、万物は回復されるべきなのである」
雑な要約だが、宗教上の救済論としてはなかなかに興味深いのだわコレが。
この先に人類の共同事業としての遍く死者たちの追憶と救済、なんて方向にも論が進むのでな。……まぁそっちにさらに進むと宇宙主義が顔を出してくるけど。
ともあれこの場合、ビザンツ由来の「テオーシス」の観念に従って天に上げられるべき存在は”神と相対した個人(西方教会的な)”でも”あまねく全ての衆生(大乗仏教的な)”でもない気がするのよ。
死の克服と父祖たちとの再会(復活)、”人類の共同事業”と血縁性の回復、ってさ、”人類”とは言っても実際の単位は”ミール(ただし想定しうる最大規模)”なんじゃね?って最近よく思うの…。
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