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スタッカート!
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◇赤毛のアンシリーズ
「赤毛のアン」はシリーズとして、11冊ある。
それも1冊のボリュームが多めの、一大人生物語だ。
ただ、自分がアンの生涯として楽しめたのは、「赤毛のアン」「アンの青春」「アンの愛情」「アンの幸福」「アンの夢の家」まで。
中でも、アンの愛情は好きです。
なんか墓場のシーンとか妙にムードがあって、そこに行ってみたい感じがしたし。
学生時代の女の子たちの共同生活とか、その空気とか、わちゃわちゃした感じがイイなって。
あとは「アンの夢の家」。
これは港町とか海辺が舞台になってるので、海が好きな自分は楽しめた。
でも、ここらへんから、アンのビルディングストーリー(成長物語)は完成されてしまい、物語のダイナミックな部分が後景になっていく。
以後は、短編集の形のようになったり、別の主人公を中心に、わきのわきにアンを置いて物語はつづられるが、
「アンシリーズ」として読むと、ちょっと物足りない。
作者モンゴメリの短編集としては面白いとは思うので、あまりアンとしては期待しないで読むのがイイなと思う。
んー、なんだかんだ言って、大きな長編だと思うので。
あと、一気読みするタイプじゃないシリーズだと思うので。
自分はこれを読破するのに一年ちょっとかかった。
実際にオススメするとしても、ゆっくりと読んでほしいなって思うよ。
そこまでガッツくようなドラマじゃないし、暇なときに、ちょっとずつ溶かしていくような。
そんでも、第一作の「赤毛のアン」はとにかく素晴らしい作品だし。
その読後感次第で、合っていたら、「アンの夢の家」まで追ってみたら、って感じ。
全作を読んでも教養としては良いものがあると思うけど、義務感で読むのはね、うーん。
あくまでも、モンゴメリやカナダの田舎の世界を、もっと追いたい人は……という感じ?
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