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スタッカート!

918名無しのAA書きさん:2019/10/19(土) 20:22:01
◇ダブルスタンダードとキャラクタ

学園モノで、憎まれ者の教師を置くとする。

ただ不潔だったり、嫁をこき使っているキャラや、説教ばっかりするキャラを描いて、その先生役を悪役にしようとしても、
なんとなく感情移入しずらい。
変わった奴からなかなか殺意への変換がムズカシイ。

でも、ダブルスタンダードを使うと、そこらへんの感情移入の幅が生まれやすい。

他人の〇〇は駄目で―、自分はOKとか。

生徒に「掃除しろー! えらくなれないぞー!」と言った教師が、
自分の部屋は全く手つかずで、嫁に全部任せている。

「この制服はなんだ。このスカートの丈はなんだ。みっともない!」と叫ぶ、無精ひげそのままの先生。

「お前、その態度はなんだ、社会ってのはお互いに個人を尊重しあって出来ているんだ」って、その生徒を見下した目で説く先生。

というのは腹がたつ。嫌な奴って思う。
反対に言えば、キャラが立っている。敵役としては実に生きている。
また実にリアルに居そうな感じがする。自分の感じ方だと。


更にダブスタを突き詰めれば。

「お前、違法サイトで非合法的なことしてっから取り締まれ―」って言ってる教頭先生が、
「一方で自分はエロサイトで商用のレイプものをタダで見てウホウホしている」

のようなところまで行けば、例えば独り、部屋でエロサイトを巡るシーンに、書き方によっては、
敵役だけど、どこか哀愁のある哀れだったり、ちょっとコミカルな皮肉交じりのユーモアを出せる気もする。


キャラを作る時に、ギャップを作ると効果的と言うが、ダブスタってのはその人の価値観に矛盾やギャップを作ることで、
その意味でギャップの深度が深い気がする。

単に「月間クルヨ」という名前なのにアンラッキーな人。だからギャップがあるよりも。
わたしはアンラッキーで悲しい。だけど他人の不幸は蜜の味。のようなギャップの作り方の方が。


「改稿の鬼」と呼ばれた人だけど、優しい人。だからギャップがあるよりも。

どんな漫画でも全てその人の作品だからその味がある、それが受け入れられる優しい社会が理想。ネットなんてすばらしい。
だけど、あなたの漫画こそ素晴らしい。もっと世に広がる必要がある。わたしはプロの雑誌の世界を知っている。だから。
わたしは「改稿の鬼」になる。




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