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スタッカート!

649名無しのAA書きさん:2019/02/19(火) 03:07:03
◇ゴールを設定する/タイムを設定する/ライバルを設定する

移動そのものを面白さに変えるのは、レースものの醍醐味です。
そのレースの面白さを、便宜上、この3つに分けてみました。

この要素から導くと、先の遅刻物の面白みは、ゴール(学校)とタイム(授業開始)の二つから成ってます。
終止線の場合、転校生と主人公は疑似的なライバル(どちらが先に着くか)にもなるのかもしれません。

ここでのゴールは物理的なゴールだけじゃなくて、目的とも取りえるはずです。

シードフォーホープを分析します。(宣伝)
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多くのレースではゴールには賞金がつきものです。だからレースそのものよりもお金を目的として走る人(マック三兄弟)がいてもいい筈です。
またライバルに勝つことに異様にこだわる人。1位よりもこの人に勝てれば良いと走る人(ディーノ)もいるでしょう。
反対にライバルなど気にせず、着順ではなく、ゴールすることだけ、既定の距離を完走することを目的に走る人(ジョーダン)もいるでしょう。
レースによる栄誉、その影響力を求める人もいたはずです。例えばレースの勝利を女性の勝利に結びつけようとする人(レモナード)。
自身の能力を試す人もいるでしょう。それは単なる肉体的な速さだけではなく、計略、知能であってもいいはずです。(フゥ)
或いは全く何のために走っているか、レース中に分からない人物がいてもいい? のかな? (クック)

そのクックのレースの目的、彼の目指すところはレースの場所的なゴールを超えた、東の楽園だった、というところでディーノをレース上の1位、クックを物語の勝者に置くところで物語を閉じました。
この様々な思惑を描くために、レース前の描写にかなりコマ数を割きました。その労力の甲斐は少しはあったはず。

何を言いたいかって言うと。
単に物理的に目的地Aに行く。
だけじゃなくて、遅刻にせよ、学校に行くには、その裏に「勉強したいとか友達とだべりたいとか恥ずかしい思いはしたくない」という、その人の目的があるはずです。
そういう重層性を意識する。のも面白いのかも。

たとえばレースじゃなくても、Aという人とBという人がある目的地に一緒に行く。
目的地のゴールは同じでも、その人の心の目的は違う。

Aは目的地の学校でのセンター試験で合格点を取らなければならない。大きなゴールは東京大学。緊張している。前夜は眠れないで疲労している。
Bは目的地の学校でのセンター試験には力を入れていない。むしろ大学には行きたくない。漫画家になろうとしている。行くのはAとの友達付き合いから。

なども、そのゴールは同じでもゴールは違うような、そうした妙味あるシチュエーションは二人の会話に独特の緊張感や何かしらの凸凹を生むんじゃないだろうか。
よーするに、「呉越同舟」です。




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