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スタッカート!

451名無しのAA書きさん:2018/10/29(月) 21:39:26
ファイアーエムブレム 紋章の謎

◇ファンタジー×歴史

剣と魔法と馬と竜と、戦争と人間ドラマ。
本当に手堅いというか、王道のゲームならこの題材、というのを丁寧に仕込んで、ストーリーに組み立てている。
FFとかDQよりも、ずっと、自分が望んだバトルファンタジーを正面から描いていて、各国の思惑もナレーションでさらりだけど、何やら言外の奥行きを感じて。
クラシカルな雰囲気が、今では貴重な感じがする。そんな世界観です。
ただ主人公のマルスが優等生過ぎて、あまり立ってない。能力的にも中の上って感じで、目立たない。
エースは明らかにオグマとチキに取られてしまっている。その地味さも味。


◇ロスト

このゲームはチェスのようなボードゲームを軸にしているのだけど、
面白いのが、失ったキャラは、死なせてしまったキャラは例外を除き、帰ってこない。
屍の先を進むか、リセットをするか、選択が迫られる。
それだけじゃなく、取り逃がし要素もあって、ゲームがはまってクリアできない、また最初からやり直しを強いられる可能性まで孕んでいる。

このロストするというのが、作品の持つ戦争の雰囲気、死という戻れない一線がある緊迫感、そしてそれを踏み越えながら敢然と進んでいく歴史シミュレーションの対局感、重厚さを引き立てている。
またそれがキャラクターへの愛着を一層深める。
お気に入りのキャラを育てるには、経験を積まねばならず、戦線に立つことも多くなる。それはロストする、積み重なったものが一つの判断ミスで全て失われてしまうのと隣り合わせ。
だからこそ、ごく少ないセリフと、好みの顔グラと成長度、共に戦場を駆けていく個人的体験だけからなのに、人並ならない愛情をかきたてられる。
チェスのコマのように操っているはずのユニットが、まるで生きているかのよう。




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