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おもらし千夜一夜4

191事例8裏「篠坂 弥生」と断水の日。@弥生-前編-④:2014/12/02(火) 20:58:28
――
 ――

――相変わらず高い冷水機……。

私はそう感じながら背伸びしながら冷水機の水を喉を鳴らして飲む。
体育は苦手――勉強も得意じゃないけど……。

「はぁ……」

満足するまで水を飲み干してお手洗いに向かうことにする。
だけど、お手洗いの前には4人ほど人が居て、直ぐに済ますのは無理そうだった。
いつもなら並んでいても2人くらいで、それくらいなら待つのだけど……次の授業もあるし着替えもしなくてはならない。

――着替えてから別のお手洗いに行こう……。

そう思い私は更衣室で着替えた。

――
 ――

4時限目の現国、35分を過ぎた所。
私はお手洗いに凄く行きたくなっていた。

……理由は簡単。着替えていたらお手洗いに行くのを忘れていたから。

普段体育の時は授業終わって直ぐに行くのだけど
後回しにしたのが失敗だった。
いつも授業の合間に済ませているわけだけど
それは尿意に関わらず行ってる日課であり……つまりはその日課を済まし損ねたって事で……。
加えてちょっと飲みすぎた気はしてた。

――またやっちゃった……。

今朝の事もそうだし、1学期の時も同じように飲みすぎて大変恥ずかしい目にあった……他にも――いやそれはいい。
とりあえず、それを全然学習できてない自分が情けない。

――あと15分だけど……ギリギリかも…言った方がいいよね。――よし!!

万が一間に合わなくなって恥ずかしい目に合うくらいなら……そう思って私はお手洗いの許可を先生に要求する覚悟を決める。
以前の私なら多分そんなこと出来なかった。でも雛さんや真弓さんに会って、ほんの少し変われた気がする。

「せんせー、もれちゃいそうで〜す」

――っ!? ちょ、檜山さん!

檜山さんが最悪のタイミングでお手洗いの許可を得るために手を上げながら…もう片方の手はスカートを抑え、恥ずかしい台詞を吐いた。
当然私は、あんな恥ずかしい台詞の後に続いて「私も行きたいです」とは言えず、
行き場の失った覚悟を恨みに変えて歯を食いしばり檜山さんを睨む。
大げさな格好をしてるけど、きっと私より我慢してない……そんな気がする。

――はぁ……。

私は嘆息する。
恨みを込めて檜山さんを睨みはしたものの、別に檜山さんに非があるわけではない。
だが、こうなってしまっては仕方がない。どうにか昼休みまで我慢するしか……。
そうすれば、恥ずかしい思いをしなくてもお手洗いへ行ける。なんの問題もない。

――でも……う〜…。

自然と足がソワソワと動く。
あれだけ水を飲んでしまったのだから、尿意が強くなるのも当たり前……。
だけど、ここは我慢しかない。


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