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「客観的事実」とは?

1わめ★:2005/09/26(月) 00:12:49
 わめのブログの記事『客観的事実と信仰 03』で、Libra師匠より”「客観的事実」とは?”のコメントを頂きましたが、わめの要望・Libra師匠の快諾により、スレを建てと転載を致します。

『客観的事実と信仰 03』
http://blog.goo.ne.jp/enjoylife_wame/e/56c0f0d3021ae9ea29fcc31c98a5f751

2わめ★:2005/09/26(月) 00:13:38
「客観的事実」とは? (Libra)

2005-09-24 18:23:02

 少しだけこっちにも参加させて頂きます。よろしくお願いします。

 まず、わめさんがいわれている「客観的事実」というのがどういう意味なの
か、教えて頂けないでしょうか。「客観的事実」の具体例を示して頂ければわ
かりやすいのでありがたいです。

3わめ★:2005/09/26(月) 00:14:17
Libra師匠キター━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━> (わめ)

2005-09-24 19:54:36

>  少しだけこっちにも参加させて頂きます。よろしくお願いします。

こちらこそよろしくです。m(_ _"m)ペコリ

>  まず、わめさんがいわれている「客観的事実」というのがどういう意味なの
> か、教えて頂けないでしょうか。「客観的事実」の具体例を示して頂ければわ
> かりやすいのでありがたいです。

 具体例ですかw
 わめの言う「客観的事実」ってごく当たり前な言葉の使い方なのですが、誰もが認められる事実・常識というのか・・・

 具体例としては、地球は24時間で一回りするとか、光は重力で曲がるとか、そういった類のことを指します。

 この記事のタイトルのネタ的な今後の使い方としては、信仰する対象の中にも客観的事実があるかもしれない、また客観的事実と思われているものの中にも、そうでないもの(客観的事実じゃない常識とか)が含まれていることもあるかもしれないと思い、今後思索していく中で、そのようなことが書ければいいなと思っているのです。^^

 それと掲示板で書いた、このようなことも仏教であっても、客観的事実ではないかと思ったりします。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/20126/1109570758/28

 ・・・でも師匠に突っ込まれると怖いわwドキドキ

4わめ★:2005/09/26(月) 00:15:07
客観的事実の意味 (Libra)

2005-09-24 21:33:49

 挙げられた具体例から推測すると、わめさんが言われる「客観的事実」とい
うのは、《いまのところ反証の試みが底をついており、暫定的に受け容れられ
ている理論》[*1]ということなのかなと思いました。ちがってたらご指摘くだ
さい。

 「客観的事実」という表現からは、もう一つ、「真である言明」というよう
な意味も思い浮かびます。「真である言明」(まぎらわしいので、以下、「真
理」と書きます)というのは、「実在と一致(対応)する言明」というような
意味です。ある言明が真であるか否か(実在と一致するか否か)を有限の手続
きで判定することはできません。そういう意味では、われわれは真理を所有す
ることはできません。しかし、われわれは、真理を推測することができます。
推測に含まれる誤りを除去していくことによって、真理に接近することが可能
です[*2]。


[*1] ポパーの批判的方法──非正当化主義的批判(立花希一)
   http://freett.com/Libra0000/114.html

[*2] 「仏教の源流から」スレッド 主な発言 その1〜8、付録1〜3
   http://page.freett.com/leo020503/bbslog2_001.html

5わめ★:2005/09/26(月) 00:15:42
師匠、ありがとうございます。 (わめ)

2005-09-25 01:15:00

わめは簡単に客観的事実と書いておりましたが、なるほど言われるとおりです。^^

また、偽と帰結する言明そのものを、すべて偽とするのではなく、偽が含まれる言明との認識はわめに欠ける部分だったようにも思います。
この点は今後慎重に、自身をみてあれば見直していきたいと思います。


んで、突然自己主張に入ることをお許しください。(と言いながら尻切れトンボですw汗)


ただ、わめは、「実在と一致(対応)する言明」が、言明として一人歩きするのが怖いのです。

知的探求心の強い方には当てはまらないのかもしれませんが、人はよく理解不能(ある時点で思考停止?)な言明に出会うと、適当に推測でその言明を判断してしまうようにも思います。
誠しやかな言明ほど、その傾向に陥りやすいように思います。
それは個々の価値観による有限な時間配分の適正化とも言えるのかもしれません。

そのようなことから、また言葉の持つ神秘性・想像力等により、人ぞれぞれ個々の中では、短絡的にその言明を「実在と一致(対応)する言明」から離れ、実在しないことの言明となって、そして実在しないにもかかわらず、その言明は真(実在)であると結論付けてしまうこともあるように思います。

かく言うわめもそうなのかもしれません。汗

そこでわめ流な考え方&すべてに適用は不能なのですが、実在からの観点とはどうなのかを考え、実在そのものをより適確に捉えながら、言葉の持つ神秘性を徹底的に排除し、実在そのものを”ほらっ”て指差し、指差す方向に実在を誰もが適確に捉えることができないのだろうかと思索しています。
もちろん指差すこと自体が言明ではあるわけですが、指差す言明などは実在をただ指すものでしかない、子供の落書き程度にまで徹底的に落としたい(表現が下手w)のです。
子供が鉛筆で太陽を書いた=言明、太陽=実在
と言ったらいいのでしょうか・・・

すいません、もう少し煮詰めないとなに言ってるのか、分かってもらえそうにもありませんね。涙

6わめ★:2005/09/26(月) 00:16:24
言葉の持つ神秘性? (Libra)

2005-09-25 05:09:00

1.「実在と一致(対応)する言明」(Libra)について

 まず、「実在と一致(対応)する言明」ということについて補足説明してお
きたいと思います。

 「実在と一致(対応)する言明」が「真である言明」であるという考えは
「対応説」とよばれています。わたしはこの説を支持しています。

 ここでいう「実在」というのは、言明が記述しようとしている対象のことで、
いってみれば、わたしたちが住んでいる現実のこの世界のことです。

 要するに、《ある言明が現実の世界と対応するとき、その言明は真である》
と考えるのが対応説です(ものすごく素朴な考えかたです)。たとえば、今、
ある言明Aがあるとします。もし、わたしたちが住んでいるこの現実の世界が、
無数にありえる可能世界のうち、たまたま、言明Aに対応するものであったと
きには、言明Aは真となります。逆に、この現実の世界が言明Aに対応するも
のでないときには言明Aは偽となります。このように考えると、この現実の世
界が、無数にありえる可能世界のうちのある特定のただ一つのものである限り、
言明の真偽は客観的にきまるといえます。

 しかしながら、「言明の真偽は客観的にきまる」ということと「言明の真偽
を判定しうる」ということは異なります。わたしたちは、ある言明が与えられ
たときに、その言明が真であるか否かを有限の手続きで確かめることはできま
せん。われわれは、われわれが所有するいかなる言明についても、それがたし
かに「実在と一致する言明」であると確認する手段をもっていません。われわ
れは真理を所有することはできないのです。

 わたしたちにできるのは、批判的検討の結果、批判に耐えているとして、真
理であるかもしれないものとして、暫定的に言明を受け容れる(あるいはその
逆)という営みです。批判に耐えることのできた命題が当面生き残っていきま
すが、それもまた、新しい批判によって淘汰されていきます。


2.「言葉の持つ神秘性」(わめさん)について

 わたしは、「合理性とは、自分の信念を批判的に論じ、ほかの人との批判的
討論に照らして自分の信念を訂正する準備ができていること」[*1]だと考えて
います。「自分の信念を批判的に論じ」るためには言葉が必要です。

 わめさんは「言葉の持つ神秘性」をあやぶまれているようですが、わたしは
正反対の考えを持っています。言葉を軽んじる「体験主義」[*2]の「知的な反
省や議論に対してそれをあまり重んじないという傾向」[*3]がいろんな問題を
ひきおこしているように思います。


[*1] 精神の健全さと病気の違い(カール・ポパー)
   http://freett.com/Libra0000/112.html

[*2] 「無知」をはっきり知ることは難しい(袴谷憲昭)
   http://freett.com/Libra0000/003.html

[*3] 「自立」を抑制する要素(島薗進)
   http://freett.com/Libra0000/043.htm


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