渋谷区近辺のラーメン - 1105725232

53：M.mcd ◆EgNgadDJxE：2006/08/21(月) 00:19:43 ID:t/fYo49k: 渋谷の新店、凪で日曜のみ営業という英喜屋へ。
鶏白湯麺を注文しました。850円。

スープを一口飲むと第一印象としては、かなりしょっぱい。
スープ自体は、かなり濃度が高いものなんですが。
あとは、致命的なことにスープがぬるかった。
これはもったいないことです。
麺は中細で、かなり不規則な具合で強い縮れが、かかっていました。
麺がギザギザしてるので珍しいものです。
ここでしか出会えないような面白い形状です。
この麺形でスープによく絡むようにしたのでしょうが、
今ひとつのりが悪かったです。
この原因はスープと醤油ダレにあると思います。
無科長だと思いますから、味を麺にのせるのについつい
醤油ダレの加減が多くなったのかもしれません。
麺は茹で加減の具合もあるでしょうが、ぽそぽそとちぎれやすく、
触感は今ひとつでした。
茹でている最中に崩れたのか、短い麺もけっこう入ってました。
形状に凝った分、少々、強度の弱い麺になってしまったのではないか、
と思います。

味自体は、六本木の天鳳や芝大門の天虎のような
こっくりとした鶏のゼラチン質の旨味に醤油が強く感じられる
タイプでしたが、完成された前述２店と比べると、しょっぱさばかり
が目立ちました。
スープと醤油ダレのバランスが悪いと思いました。
スープも醤油ダレも個人的にはレベルがまだまだだと思いました。
両方とも、深さがないんです。
スープの濃さだけで持っている感じを受けましたね。
醤油ダレで仕上げたであろうタケノコのメンマも、もう少々
触感を残した方がシャキシャキしておいしかっただろうと思います。
鶏チャーシューは、普通においしいが平凡なものでした。
調理の一手間というか仕上げ方の技術は、今ひとつなのだろうと思います。

鶏白湯というと、つい同じ渋谷の、すずらんと比べてしまいますは
スープ、醤油ダレ、鶏チャーシュー、完成度は歴然の差だと思いました。調理技術の差が、当然に料理の完成度の差として出ていると思いました。
スープは強く炊き出した濃度の高いもので、非常にがんばってはいます。
そこは評価できてもラーメンは、総合的な完成度が命ですからね。
醤油ダレが薄っぺらいだけで、全てに影響します。
モミジの量にせよ、醤油の使い方にせよ、加減次第でぐっと完成度が変わりますが、ここが店主のセンス、才能なわけで差が出てくるわけです。
すずらんのタレ、香味油の使い方、ただ強く炊き出しただけでないスープの奥深さ。
それと比べるとまだ、失礼ながらこちらのお店は調理レベルが素人の域を出ていない。
これで850円は、かなり高いと感じざるを得ませんでした。
提供時のスープがぬるかったということを差し引いても
満足度は低く感じました。
量が少ないと感じる人もいるでしょうが、それに目をつぶってもやはり高い。完成された作品として取る料金と考えると首をひねってしまいます。
850円で出してくるということは食べ手としては、当然、完成されたものであると判断します。場所、接客も加味したとしても高いです。
この値段で、まだテスト段階ということは、ありえないと思います。
一番の理由は、値段に味が見合ってないということですが。
これが550円なら、私は何も言いません。
すずらんは、あれだけ高レベルで750円だから安いくらいに感じてしまいますね。
鳥チャーシューだけで、一品料理として完成してます。