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世田谷区のラーメン

13M.mcd ◆EgNgadDJxE:2007/03/18(日) 23:28:04 ID:t/fYo49k
野沢の「ふくもり」へ。
つけぶとの食券を買う。つけめんをつけぶとと呼ばせている。
玉子をつけたかったがすでに売り切れていた。
朱色のテーブル。朱書きされた丼。座敷。

狙いがよくわかる。地元の人に愛されている食堂をイメージしたのだろうか。
つくば丸長、目白丸長などを参考にしたようにも思える。
実はかの有名店が、経営しているとのことで。
凄いな。狙い撃ちといった感じだ。

自家製麺のつけぶとは、時間がかかるとの添え書きが貼ってある。
春の華?だかの銘柄の北海道産小麦粉を使用と書いてある。
確かに結構待った。20分くらいか。
フライデーのグラビアを見ながら待った。

出てきたつけぶと。並盛だが、大層なボリューム感だ。
こんもり山のように盛られている。300グラムちょいありそうだ。
大盛は450グラムだとか書いてあった気がする。

むっちり、プリプリした艶のある麺。断面は長方形の平太のもの。
時間がかかるだけあってかなり太い。
噛むと「もち、モチ、もっちり」と強い弾力が跳ね返ってくる。
とにかくコシがある。なめらかで、ごわごわした感じはない。
固ゆでで芯の残るタイプの麺が、最近は流行っているがそれらとは一線を画する。
しっかりとした触感は、中まで火が完全に通らずに芯が残っているようなものとは
違い、麺そのものが強さを持っている。
味わい、弾力共に中華麺というより、うどんに近い。
こういう麺には、はっきりいってラーメン店では今まで出会ったことがない。
非常にレベルの高い麺。今回は茹で加減もベスト。
茹で加減を間違えると、厳しいものになりかねない麺でもある。
芯を残さないギリギリのところで茹で上げ、最大限、この麺の良いところを
引き出せていた。

つけ汁はこげ茶色。みじん切りのネギが浮かぶ。これは珍しい。
スープは鶏がら、豚骨、もみじなどの濃厚動物系。
そこに、強い煮干。あとは椎茸が効いたスープ。
一番目立つのは煮干。魚粉も煮干を粉砕したもので、これでもかと
煮干テイストを打ち出そうとしているのがわかる。
鰹系が異様に多い中、これはいい挑戦だと思う。
しっかりと旨みの出たスープだが、六厘舎などにみられる
強いどろどろ感はない。少々、とろみがかっているというところか。
底には鶏ひき肉が沈んでおり、旨みを加えている。
味だが、甘みは控えめ。酸味は強めで、酢ではなく、すだちやだいだい等の
柑橘類を搾って入れていると思われる。
それにより、さわやかな後口。最後に柚子の香りが鼻を抜ける。
味付けの塩分は、ちょっと強め。
これに極太の自家製麺をちょこんと浸し、食べると、うん。ウマイ!
胡椒も、じんわり効いている。柔らかく肉の旨みを湛えたチャーシュー。
歯応えがあり味付けもきっちりの太メンマ。おいしい。
なるとが一枚。中華そばの名店を演出するには、これが合う。
つけ汁自体はそれほど複雑なスープ、醤油ダレではないが、麺を味わうのには
十二分な仕上がりだった。
最後にスープ割で、煮干出汁を堪能。ネギが加えられるのが嬉しい。

このうまさ、ボリューム。行列店になるのも時間の問題だろう。
最初から名店を狙い、その狙い通りに名店の名をほしいままにする。
計算された、うまい店だ。恐れ入った。

次回は温麺をぜひ。


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