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雑談スレ2

289名無しさん@速読練習中:2007/08/28(火) 10:34:47 ID:KSP338js
「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか」
【ドラッカー自身は、前書きの中で次のように述べています】
今や唯一の意味ある競争力要因は、知識労働の生産性である。
その知識労働の生産性を左右するものが知識労働者である。
雇用者たる組織の盛衰を決めるのも、一人ひとりの知識労働者である。
これらのことが何を意味するかが、本書の主題である。(中略)
これからの数十年にわたって、知識労働者として活躍する人としない人、知識経済において繁栄する
組織としない組織の差は歴然となる。まさに本書は、読者の方々が成果をあげ、貢献し、
自己実現していくことを目的としている。

【『プロフェッショナルの条件』 はじめに より引用】
今日あらゆる先進国において、最大の労働人口は、肉体労働者ではなく知識労働者である。
20世紀の初め、最先端の先進国でさえ知的労働者はわずかだった。
全労働人口の3%を超える国はなかった。だが今日アメリカでは、その割合が40%を占める。
2020年には、ヨーロッパ諸国や日本もそうなる。このように大量の知識労働者は、
歴史上初めての経験である。彼らは生産手段を所有する。知識を所有しているからである。
しかも、その知識は携行品である。頭の中にある。

もう一度繰り返すならば、知的労働者とは、他のいかなる者とも二つの点で大きく異なる存在である。
第一に、彼らは生産手段を所有する。しかも、その生産手段は携行品である。
第二に、彼ら(そしてますます多くの彼女ら)は、雇用主たる組織よりも長生きする。
加えて、彼らの生産手段たる知識は、他のいかなる資源とも異質である。高度に専門分化して、
初めて意味を持つ。脳外科医が真価を発揮するのは、脳外科に専門分化しているからである。
おそらく、膝の故障は直せない。熱帯の寄生虫にいたっては、手もでない。

1950年代、 60年代のアメリカでは、パーティで会った人に何をしているかを聞けば、
「GEで働いている」「シティバンクにいる」など、雇用主たる組織の名前で返ってきた。
当時のアメリカは、今日の日本と同じだった。イギリス、フランス、ドイツその他
あらゆる先進国が同じだった。ところが今日、アメリカでは「冶金学者です」「税務をやっています」
「ソフトウェアの設計です」と答えが返ってくる。少なくともアメリカでは、
知識労働者は、もはや自らのアイデンティティを雇用主たる組織に求めなくなっており、
専門領域への帰属意識をますます強めている。今日では日本においてさて、若い人たちが同じ傾向になる。

今や唯一の意味のある競争力要因は、知識労働の生産性である。
その知識労働の生産性を左右するものが知識労働者である。
雇用主たる組織の盛衰を決めるものも、一人ひとりの知識労働者である。
これらのことが何を意味するのかが、本書の主題である。・・・・
【引用終わり】


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