したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

邪気眼少女と桜の欠片

9ピーチ:2013/03/25(月) 23:03:41 HOST:EM114-51-180-220.pool.e-mobile.ne.jp
その日からのお仕事






 姫宮と春山に半ば引きずられて部屋を出た俺たちは、そこで柚木園と美空先輩が目に入った。
 向こうも俺たちに気付いたらしく、美空先輩がしきりに中に居る誰かに呼びかけている。
「美羽ちゃーん! 圭くんも居るよー?」
「俺をダシにしないでもらえますかねぇっ!?」
 それもいきなり!
 とは思ったけど、よく考えたら美羽が出てきてくれるのは嬉しい。姫宮と柚木園は一緒に居るんだろうけど。
「みーうちゃーん?」
 未だに美羽のことを呼び続けている美空先輩がにっと笑って一歩後ろに下がった。
 その少し後に、いつものようにゴスロリに身を包んだ少女―――美羽が出てくる。
 スマホをいじってる途中だったのか、少し機嫌が悪いような。
「何だヒナ、何か用事か?」
「はい?」
 いきなりの質問に、逆に俺が問い返す。
「美空が、ヒナが居ると言ってぼくを引っ張り出してきたんだが」
「それ用事と関係なくないですかね?」
 単純に美空先輩が呼んでただけじゃん!
 そう言おうとした俺を抑え込んだ春山が俺の代わりのように答えた。
「あーそうそう! 何か、どっか買い物行くから付き合ってくれってさ!」
「春山ぁっ!?」
 何でそうなる俺買い物なんて考えて……
「…そうなのか?」
 紅い瞳が驚いたように丸められた。思わず俺が言葉に詰まる。
「……あー、うん」
 結局、俺たち二人で近い店に出向くこととなった。






「彩織?」
「え、あ、はいっ!」
 いきなり呼ばれて、私が思わず飛び上がる。読んでた本が数ページ前に戻った。
 それを見たお母さんが苦笑しながら言った。
「どこか、近いお土産屋さんを教えてくれ、ですって」
「お土産屋さん? 紹介すればいい?」
 私の質問にお母さんはうんと返し、頼んだからねと言ってそのまま仕事に戻って行った。
 そして、私は日永様と結野様が待たれてるロビーまで行って、簡単な説明をした。
 二人とも分かってくれたようで、何度か頷いた後に旅館を出て行った。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板