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一年だけの契約

1紘暢:2013/01/25(金) 15:35:58 HOST:wb79proxy01.ezweb.ne.jp
初めまして、紘暢(ひろのぶ)と申します。
たぶん初の投稿作品になると思います。出来る限り続けられるように頑張るので、よろしくお願いいたします。

評価やアドバイス、コメントがあれば入れてください。まだまだ慣れていないので不出来な部分は出てくると思います。

まずは主要登場人物の簡単な説明から。

新谷 ひより(16)
性別は女の高二。
入学したときからイジメに遭っている為、諦めが早く自分を卑下しがち。でも、実は負けず嫌いな部分もあったりする。


久追 政継(17)
性別は男の高二。
ケンカっ早く、学内だけでなく近所からは根っからの不良と有名。去年の秋に他校のケンカして怪我をし、約半年の入院のため留年している。


山本 暁(17)
性別は男の高三。
久追の自称腐れ縁。フェミニスト気質あり。迷惑がる久追の世話をなんだかんだと焼いている。

76だーぱん:2013/07/24(水) 20:27:06 HOST:pw126253069080.6.panda-world.ne.jp
応援してます!がんばってください!

77上総 ◆Dg4hSzxcdc:2013/07/28(日) 11:16:31 HOST:zaqb4dc944b.zaq.ne.jp





>>紘ちゃん


きゃあああああああああああああああ((黙
全く来れずごめんなさい。夏休みは部活オンリーで全然来れませんでした。申し訳ございません…!

>>68
混乱とかしないよー!逆に、色んな視点で描かれてるからこそどんどんこの作品の中のまだ分からないことや、キャラの考えてること。
心情風景が情景によって、読んでる側としては凄く興味津々な気持ちになります。
初めのプロローグからずっと気になってるもん!展開が進むにつれ、世界観が広がって行くね^^*

山本先輩、やっぱり近くに居るからこそ久追くんのこと分かってるんだね。良き理解者ってことだ!

ひよりちゃんにとっても久追くんが、自分にとって大きい存在になってることが伝わってくるね。

続き楽しみに待ってますー!キリッ

78紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/07/28(日) 11:36:41 HOST:wb79proxy06.ezweb.ne.jp
 倉庫のシャッターがゆっくりと上げられていく。逆光でシルエットになっているが、久追であることだけはひよりには分かった。シャッターが完全に開放されると、倉庫内に足を踏み入れた久追の顔が照らされたライトによって見える。

「来たな、久追」

 久追の姿を確認したリーダー格の男が、笑みを湛えて口を開く。久追はそれを無視して、椅子に縛られているひよりを一瞥した。その表情は、まるで能面のように感情を感じ取れない。そんな久追の後ろから、飄々とした表情の山本が顔を出す。山本の姿に男は眉を寄せた。

「一人でと書いていたはずだが?」
「人質をとっている人の言うことを聞いて俺たちになんのメリットがあるの?」

 男の問いに、逆に山本が聞き返す。山本は倉庫内にいる他校の生徒たちの人数を確認するように見回すと、満面の笑みを浮かべた。

「ほら、たった一人に対して十人でやろうとしてたじゃないか。いけないなぁ、これじゃあイジメと代わらないね」

 人数的には、相手のほうに分があるのは明らかなのに、山本だけでなく久追もたいして焦る素振りを見せない。山本はひよりへ視線を向けると、ひらひらと手を振った。

「ひよりちゃん、そこでじっとしててね。お兄さんが助けに行くから」

 何も言葉を発さない久追に代わり、山本が明るく振る舞うため、まったく緊張感が張り詰めない。だからだろうか、不安などひよりにはなかった。

「予定と狂ったが、二人で何ができる。やってしまえ!」

 リーダー格の男の合図に、残りの九人が一斉に久追たちに向かって襲いかかる。それを見た久追が一歩下がり、山本が前へ出た。

「残念。二人じゃなくて俺一人だよ」

 終始笑顔のまま山本は、そう答えて軽く構えの体勢を作る。そして一人目の右ストレートを左腕で払い、すぐさま相手の懐に入ると拳を作り上げ、そのまま相手の腹部に目掛けて叩き込んだ。思ったよりも重い攻撃に、受けた男はうめき声を上げて膝をつく。続けて二人目と三人目が同時に襲いかかった。それをしゃがんで避けると、そのまま二人を足払いで倒してから、一人目と同じように、今度は上から二人の腹部目掛けて拳を叩きつけた。そうやって立ち上がる山本に残りの六人が牽制するように間合いを開けた。思っていたよりも山本が手強いと判断したのだろう。

79紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/07/28(日) 11:39:47 HOST:wb79proxy03.ezweb.ne.jp
「センパイ!」

 ひよりは六人の中に刃物を手にしている男がいることに気づいて、思わず山本に声をかけた。ひよりの声を合図にするように、その一人が隠し持っていたナイフをちらつかせて襲いかかる。刃物の扱いに慣れていないのか、ナイフを振り回す男の攻撃を、山本はギリギリまでナイフの軌道を確認してから避けていく。
 ナイフの存在が厄介で、山本は反撃をする余裕がない。どうにかしてナイフを奪わないと、分が悪いかもしれない。山本は咄嗟の判断で突きつけられたナイフを左に避けてから、伸びているナイフを持つ右腕を掴んで捻り上げた。男は痛みでナイフを落とし、すかさず山本はそのナイフを久追がいる方へと蹴り上げると、そのまま男の背中に回り込み、右足でその背中を蹴りつけた。バランスを崩した男は前にいる二人を巻き込んで倒れ込んだ。

 同時にナイフを拾い上げた久追は、無意識に笑みを浮かべる。そして少しあたりをキョロキョロと見回してから、検討違いの場所へと移動していった。その間も、山本が一人で他校の生徒たちの相手をこなしているのを見て、リーダー格の男はさすがにまずいと思ったのか、ひよりから離れて山本の方へと向かう。誰もが山本に集中し、どこかへ消えた久追の行方を追うことをしなかった。それが勝敗を決めることになるとも知らずに。

 動けなかった何人かも時間が経つにつれて回復し立ち上がっていき、山本もさすがに息が上がり始めていた頃、突如バチンと聞き慣れない音が響くと同時に、倉庫内の照明の光がすべて消え去った。途端、動揺が走る。予想していなかった展開に男たちは、恐慌に陥り始めている。

 何も見えないなか、縛られて身動きができないひよりは、背後に気配を感じ息を飲んだ。

「じっとしてろ」

 耳に響いたのは、どこかへ行ったはずの久追の声だった。なぜ彼が真っ暗な中、ひよりの元にまでたどり着けたのか分からないが、ついさっき手に入れたナイフで、縛っている紐を切った。解放された腕を撫でながら、ひよりは立ち上がる。ほんの少しだけ暗闇に目が慣れてきた。照明の明かりはまだ点かない中、久追はまるでひよりが見えているのではないかと疑うほど、正確にひよりの手を取った。

「今のうちに出るぞ」

 耳元で囁かれた声に、ひよりはゾクリと鳥肌がたつ。恥ずかしいのか照れ臭いのかよく分からない感情がひよりを襲った。

80紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/07/28(日) 11:46:46 HOST:wb79proxy02.ezweb.ne.jp
>>だーぱんさん

ありがとうございます。
その言葉だけで、力が湧きます!!


>>上総ちゃん
大丈夫ですよ〜。
リア優先ですから!!
ありがとうございます
俺の拙い文章力でも喜んでもらえるなら嬉しいです。

恋愛ものって初めて書くから、無理矢理なところとかないか不安になりながら書いてます。

一応、何話か執筆溜めしてるので、徐々にうpしますね〜

81紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/01(木) 21:08:20 HOST:wb79proxy02.ezweb.ne.jp
 久追はしっかりとひよりの手を取ったまま、迷うことなく倉庫の出入り口へと向かった。閉じられたシャッターの横にある扉を開けると、外の光が一気に倉庫内に広がる。そこでようやく男子生徒たちは人質を奪われて逃げられることに気付き、慌てて二人のほうへと走り出したが、すでに遅く、久追と共にひよりが倉庫の外へと出ていくのと同時に、暗闇の中、予め出入り口付近にいた山本も外へと走り出した。後ろを振り向けば追いかけてくる姿が目に入る。
 三人は会話もない中、ひたすらに脇道を利用して走り続けた。どれほど走っただろうか、後ろを見ても追いかけてくる様子はなかった。

「なんとか逃げ切れたね」

 山本が呼吸を整えながら口にする。他の二人も呼吸を整えるのに精一杯で言葉を発せない。立っていられないのか、その場に座り込んだ久追は、壁に体を預けるようにして呼吸を整えていた。その様子に気づいた山本が近づき、久追の顔色を窺う。

「大丈夫か?」
「……ああ」

 そう口にしてはいるが、あまり顔色は良いとは思えない。

「少しでも俺が負担を軽減できればと思……」

 思ったと告げようとした山本と、ひよりの前で久追は突如激しく咳き込み、最後は吐血してそのまま壁伝いに倒れた。

「久追!?」
「久追くん!?」

 山本がすぐに駆け寄り、意識のない久追を揺り動かすが、反応はなかった。切羽詰まった様子の山本は、携帯電話を取り出すと、迷わず救急に連絡する。ひよりは何が起きたのか頭の整理が追いつかず、不安げに見下ろすだけだった。

「やっぱり限界だったんだ……」

 山本が後悔するように呟く。

「センパイ……久追くん、どうしたんですか……?」
「……」

 ひよりと問いかけに、山本はどう答えるべきなのか迷った。久追本人から口止めをされていたことを、今この場で告げても良いのだろうか。

「答えてください。なにも分からないままは嫌です!」

 そうだ、なにも知らないひよりにとっては、久追に起きた何かを理解できるはずがない。なにも知らなくても、今の久追を見れば、彼がなにかの病気なのか火を見るよりも明(あき)らかではないか。

 山本は覚悟を決めたように顔を上げ、まっすぐにひよりを見た。

「ひよりちゃん、ショックを受けないで欲しいんだけど……、実は……」

82紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/01(木) 21:13:40 HOST:wb79proxy10.ezweb.ne.jp
 病院に着くなり、救急処置室へと搬送される久追の口元は自身の血で赤く染まっていた。

 救急車が来てからも山本の説明は続いていて、二人して付き添いで乗り込んだ。山本の説明が終わったのは病院に着く直前。処置室の前にあるソファーに座り、久追が出てくるまで異様に長い沈黙が続いた。山本は久追の母親に連絡するため、席を立ち、ひよりは個室のベッドで眠る久追に付く。

 いくつも管に繋がれた久追は見ていて痛々しい。医師からは、命に別状はないので数日で意識が戻ると説明を受けた。規則正しい呼吸をしていても、ひよりの不安は払拭しない。山本からの説明が頭から離れないのだ。久追が頑なに隠していたのは、まさにこの現実なのだろうと理解した。

 やがて山本からの連絡を受けた母親が駆けつけ、我が子の姿を見るなり泣き崩れた。その震える小さな肩を山本が支えて、立ち上がらせると、近くの椅子に座らせる。

 重い沈黙が降り注ぐ。誰もが言葉を発しようとは思わなかった。





 久追の目が覚めないまますでに4日は経過している。彼が目覚める様子はない。あれから毎日のように放課後に見舞いに行くが、言い知れぬ不安だけはまとわりついて離れない。いつも明るく空気を和ましてくれる山本も、さすがに笑顔を忘れたように無表情だ。

 規則正しい久追の呼吸と心電図の電子音だけがやたらと響く病室内は重たく冷たい。ひよりは無意識に久追の右手を取り、両手で包むように握る。久追の動いていない手は、指先まで冷えきっていた。

「少し、外に出てくるね」

 ふいに山本が告げる。ひよりはまっすぐに久追を見つめたまま動かない。それを確認してから山本は静かに病室を出ていった。

 いつの間に山本が開けたのか、窓から暖かくなった風が病室の中へ入り込んだ。もう7月だ。あと数日もすれば夏休みに突入する。梅雨もつい二日前に明けたところで、もう夏を感じさせるには十分な熱気がある。夏休みになったら、三人で一緒に海や山に行こうと盛り上がっていたのに、行けそうな雰囲気ではない。

 このまま久追が目を覚まさなかったらどうしようかといらぬ心配と不安ばかりが募る。 もうあの口の悪い声や笑顔は見れないのではないかと、余計なことを考えてしまう。ひよりは瞼をぎゅっと閉じて祈るように久追の手を握った両手を額に当てた。

83紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/01(木) 21:24:00 HOST:wb79proxy07.ezweb.ne.jp
「……っ!」

 ひよりの手の中でピクリと微かに動く感覚がして、慌てて久追を見る。閉じられていた瞼が、ゆっくりとその隠していた瞳を映し出す。

「久追くん!」

 思わず名を呼んだひよりの声に導かれるように、久追の視線がゆっくりと移動する。意識が覚醒したばかりで、ぼぅっとした久追はひよりの涙に濡れた姿を見て、力なく笑みを作り上げた。そうして解放された手をゆっくりとひよりの目元にやると、指で涙を優しく拭う。

「なに、泣いてんだよ……馬鹿……」

 久追の唇から零れた声は掠れ、どこか弱々しい。目元から離れる久追の指先が、思っていた以上に細くひよりの胸を締め付ける。現実が押し寄せてくる。どうしようもない想いが溢れそうになって、ひよりはぐっと目を閉じてそれを抑え込んだ。

 自覚した。自覚してしまった。

「……ひより?」

 止めどなく涙が溢れる。気遣わしげな久追の声が、こんなにも胸を締めつける。もうどうにもならないのに。わかっているのに。ひよりは声を殺して泣くしか方法が分からなかった。

 カチャリと音を当てて病室のドアが開き、入ってきたのは外の風に当たってきた山本の姿だった。意識を取り戻したのに気づいた山本の目が見開かれる。手に持っていたコンビニのビニール袋を落とした音で、久追はゆっくりと山本の姿を認めた。久追が声を発するよりも早く、山本の瞳からいくつもの涙が溢れる。

「山本まで……なに泣いてんだよ。……バーカ」

 力なく肩を震わせて笑う久追。あれだけ頼り甲斐のある久追の態度が、こんなにも弱く儚いものだと思わなかった。

 やがて山本は涙を拭い、気恥ずかしそうに笑うとナースコールを押して、応答した看護師に久追の意識が戻ったことを報告した。まだ話したいことはたくさんあるが、これからやってきた医師たちの状態確認などが始まることもあり、医師が来るのと同時に病室を後にした。目を覚ましたばかりの久追に長時間の会話は酷だろうという判断でもあった。

 今は久追の意識が回復したことを素直に喜ぶべきだろう。二人はなんとも言いがたい気持ちを抱きつつそのまま病院を後にした。

84紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 11:49:28 HOST:wb79proxy02.ezweb.ne.jp
 久追の意識が回復して二日目。いつもなら共に見舞いに行く山本が、担任からの呼び出しで行けそうにないとメールをしてきた。仕方がないので、ひよりは日課になりつつある見舞いに一人で向かうことにした。

 病室の近くまで行くと、なにやら言い争いのような声が聞こえてきて、ひよりは何事かと駆け寄りゆっくりと音を立てないようにドアを少し開けた。ぐぐもって聞こえていた声が鮮明になる。

「いい加減にしなさい!」

 久追の母親の声が耳に刺さった。

「なんでそこまで強情なの、あんたは!」
「うるせぇ、俺のことを俺が決めてなにが悪い」
「だからお母さんは治療を受けろって言っているの。それ以外はなにも文句なんて言わないわよ!」

 親子喧嘩。しかし、内容が……。

「治療なんかしても結果が変わらねぇなら、やるだけ無駄だろ!俺に金使うよりほかのことに使いやがれ!」
「子供が親に指図するんじゃないの!」

 ひよりは静かにドアを閉めて、少し病室から離れた場所にある休憩室に移動した。久追とその母親の口論の内容からして、今後の治療の件なのだろうと察しはついた。しかし、当の本人は治療を拒否。それが母親には理解できなかったのだろうか、治療してほしい思いが伝わってきた。それはそうだ、我が子を、簡単に見捨てるような真似など母親にできるわけがない。生きてほしいから治療を勧めるのに、肝心の本人がそれを良しとはしないから治療に踏みきれないのだ。

 久追もまた、治療しても回復する見込みがないことを知っているからこそ、治療費を別のところで使ってほしいと願っている。互いが互いを思いやっているのに、なぜあんなふうに口論するような形になってしまうのか。
 生きてほしいと願う親と、苦労をしてほしくない子供。思いは切ないぐらいにすれ違う。

 山本から久追の症状を耳にしていなければ気づかなかった。久追は強くて、時に厳しい優しさを持っていて、どんなに心強かったか計り知れない。そんな久追が抱えていたものは、ひよりが想像していたよりも重かった。久追のことなのに、久追の気持ちを思うと堪らなく涙が溢れる。久追の抱えているものを少しでも分かち合えたなら、暗くて重いものを軽くできるのに。その術をひよりは見出だせずにいた。

85紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 11:56:42 HOST:wb79proxy06.ezweb.ne.jp
 少し離れた場所で、ドアの開閉する音がしてひよりは顔をあげた。ちょうど視界に久追の母親が廊下を歩いていく後ろ姿が映る。自然と立ち上がり、ひよりは病室のドアの前に立つ。きっと今の久追は気が立っている。迂闊なことを言えば、追い出されるかもしれない。けれど、それでもいいとひよりは一人頷いてドアを開けた。

「……ひよりか。毎日飽きないやつだな」

 ひよりの姿を認めた久追が苦笑して迎え入れる。ぶっきらぼうに返されると思っていたひよりは拍子抜けした。ベッドサイドにある椅子に腰かけて、久追の顔色を窺う。

「顔色が良さそうでよかった。昨日まで意識がなかった人には見えないわ」
「俺はタフだからな」

 ひよりの言葉に久追が自慢気に鼻を鳴らす。そして山本の不在に気づいたのか、山本は?と首をかしげた。

「担任に呼ばれたんだって。今日は来られないって言ってた」
「なるほど、そろそろ呼び出し来るだろうとは思ってた」
「え?」

 まるで山本の事情を知るかのように久追は小さく息をついて一人で納得する。その理由をひよりには分からなかった。

「知らなかったのか?あいつ進路の用紙を白紙で出しやがったんだよ」
「嘘っ……。だってセンパイ就職決まってるって……」
「アホか。まだ二学期にもなってないのに決まるわけないだろ」

 久追に言われて、たしかにとひよりも納得する。あの時、受験生の山本に迷惑がかかると思っていたひよりは、問われても答えなかった。だからだろうか、山本は咄嗟に嘘をついたのかもしれない。

「まぁ、あいつの成績なら適当な大学でも受かるだろうけどな。内申書は知らんが」

 今では成りを潜めているが、一応これでも不良の久追とつるんでいたのが、山本にいい影響を与えていたとは思えない。

「どうして嘘なんか……」
「ひよりを気に入ってるからだろ。俺と平然と一緒にいる女は今までいなかったし、なにかと肝が据わってる」
「それって誉めてるの?貶してるの?」
「誉めてんだよ。素直に喜べ」
「……嬉しくないなぁ」

 何気ない会話が続く。久追が重い病気を抱えているなんて嘘のように、心地のよい空気が漂っていた。けれど、昨日よりはマシではあるが、それでも点滴を見ると現実が押し寄せる。

 久追の母親の治療してほしい思いが痛いほどわかった。

86紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 12:13:58 HOST:wb79proxy04.ezweb.ne.jp
「ねぇ、久追くん」

 意を決したようにひよりはまっすぐに久追を見た。目を丸くする久追に、真剣な眼差しで口を開く。

「治療、受けようよ」

 ひよりの言葉に久追の目が剣呑になる。

「お前も言うのかよ。やるだけ無駄だって山本から聞いてるだろ」
「聞いてるよ。でも、それでも私は久追に治療を受けてほしいの」

 嫌われたっていい。無駄なことだって分かってる。だけど、それでも……。

 ひよりの瞳から涙が溢れる。それを見て久追が驚いたように目を見開いた。

「生きてほしいよ。久追くん……生きてよ……」
「……無茶言うなよ。なにをしたって結果は変わらないんだ。俺を困らせてぇのかよ、お前は」

 バツの悪そうに目を逸らして久追は言う。そんな久追の手を取りひよりは眉をつり上げた。手を掴まれて反射的にひよりを見る久追。

「なんで逃げるの!?」
「……逃げてねぇ」
「逃げてるよ!現実から目を逸らして、立ち向かおうとしてない!久追くん私に言ったじゃない、過去を受け止めて前に進めって!」

 ひよりが久追に対して声をあらげるのは、初めて出会った日以来だ。それだけひよりが真剣な証拠だった。しかし、久追も譲れないのか反論する。

「ひよりと俺は違うだろっ」
「違わない!逃げてることは何一つ違わないんだよ!死を受け入れてるフリして、闘おうしてないじゃないっ!」

 ひよりのさらなる追及に久追は息を飲む。ひよりの瞳からはまだ涙が溢れていた。それだけひよりが必死になっている。

「物分かりの良いフリして、治療拒否なんて子供と同じよ!」
「お前に分かるかよ!俺の気持ちなんかっ」
「分かんないわよ!私は久追くんじゃないもん!」

 二人のやりとりが、出会った時に重なる。身を投げようとしたひよりと、それを止めようとした久追のやりとりが重なる。立場が変わってしまった。生きることを諦めてしまっている久追と生きてほしいと願うひより。思いが交差する。

「死ぬって怖いよ。そんなの私だって分かってる。久追くんに助けてもらって初めて死ぬことが怖くなったの。だから今の久追がどんなに死に恐怖してるのか分かる。きっと私が思っている以上に怖いはずなんだ」
「……」

 久追の反論が止む。ひよりはゆっくりと本当に伝えたい思いを、伝わるように心掛けた。

87紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 12:20:27 HOST:wb79proxy04.ezweb.ne.jp
「ねぇ、久追くん。もう格好つけるの、止めよう?」
「……」
「怖いなら怖いって言っていいんだよ。弱音吐いていいんだよ。生きたいって我が儘言っていいんだよ!じゃなきゃ、久追くんだけが苦しいだけじゃないっ」

 カタカタと久追の体が震える。

「生きてよ。最後まで足掻いてみせてよっ!……私にも、その苦しさを分けて、よ……っ」

 不意に久追が俯く。肩を震わせて、小さく本当に小さな声で吐露した。

「死にたくない……っ。生きて……いたい……っ」

 ポタリと久追の顔から雫が落ちた。

「死ぬのが怖いんだ。怖くて堪らない……っ」
「当たり前だよっ」

 ひよりは思わず久追を抱き締めた。驚愕に揺れる久追の瞳は涙で濡れている。ぎゅうっと強く抱き締めてひよりは涙を流しながら、さらに続ける。

「怖くない人なんかいない!いないんだよっ」

 久追はボロボロと溢れんばかりに涙を溢し、声を殺すようにして泣いた。すがりつくように、ひよりの背中に手を回して。ひよりもまたそれに応えるようにさらに腕の力を入れて抱き締めた。




 十数分ほどして落ち着いた久追が体を離して、ひよりの肩に手を置いた体勢で、まっすぐに見つめる。その表情は真剣なもので、逸らすことを許さないなにかがあった。

「……久追くん?」

 不思議そうに首を傾げるひよりに、久追は一度頭の中を整理するかのように目を閉じてから、すぐに開いた。

「俺の事情はわかったはずだ。このまま契約を続ける必要はない。破棄をしよう」
「な、なに言ってんの……?」

 久追の口から紡がれた言葉に、何を言われたのか理解できず、ひよりは動揺する。

「ひよりはこの数ヶ月で十分強くなった。俺がいなくても大丈夫だろ。むしろ俺の存在が重荷になる。ひよりに契約を続けるメリットとはねぇだろ」

 たしかにひよりは強くなった。他校の不良たちに捕まったときも、冷静に判断し最小限の行動しかしていない。これならばクラスメイトのイジメが復活したところで、適切な対処ができるかもしれない。

 しかし、ひよりは久追と離れることなど考えていなかった。契約というものが、久追との繋がりだと信じて疑わない。だから契約破棄は久追の傍にいられないと感じた。

「や、やだ。絶対やだ!」
「なんでだよ。俺は近い将来死ぬんだぞ」

 久追の中で整理がついているのかもしれない。それは生という諦めではなく、死を受け止めた上での発言だった。

88紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 12:24:00 HOST:wb79proxy12.ezweb.ne.jp
「それでも私は久追くんと一緒にいたい!一緒に闘いたいよっ」
「馬鹿だな。俺は札付きの悪だぞ。一緒にいるメリットなんかあるかよ」
「私は……っ」

 なおも説得しようとする久追の気持ちが分からなくて、ひよりは子供のように首を左右に振って抵抗する。

 きっと伝わらない。言ったところで無駄なのも理解している。それでもひよりはついて出た言葉を止めることができなかった。

「好きなの……っ。久追くんが好きなの……っ。お願い、傍にいさせて……」
「……」

 突然の告白に久追は微かに目を見開いたが、すぐに落ち着きを取り戻してひよりの頭を撫でた。

「本当に馬鹿だろお前。俺は死ぬんだぜ?彼氏なんかにしたら絶対辛いのはひよりだろうが」
「それでも……っ。それでも良いの!最後まで久追くんの傍にいたいの。隣にいたいの」

 我が儘を言って、久追を困らせているのは百も承知だ。想いを受け止めてもらえないのだって分かっている。ひよりが勝手に久追に恋をしただけで、彼に非はない。久追がひよりのことを異性として意識していないのだって理解している。前に山本が久追もひよりを可愛く思っていると口にしていたが、久追も留年しているだけで年は山本と同じ。ひよりを妹のように感じていただろう。だから、伝えるだけでそれ以上は求めない。

「妹でもいい、傍にいたいの。それだけでいいの……」

 久追の顔を直視できなくなってひよりは俯く。久追の反応が怖い。どんな答えだって笑顔で受け入れる覚悟をしているつもりだった。覚悟をしていても、やはり胸が痛む。

「……参ったな……」

 ふいに聞こえてきたため息混じりの声に、ひよりはビクッとした。やはり受け入れてはもらえない想いだったのだ。だったら、いっそのこと振ってほしい。

 久追が動いたのをひよりは俯きながら確認した。その瞬間、自分の体に熱を感じる。気づいた時には、ひよりは久追の腕の中にいた。何が起きたのかひよりには分からなかった。そんなひよりの頭上から声が降ってくる。

「自制してたのに、この馬鹿……」

 その声は温かく、とても優しかった。思わず瞳から涙が溢れる。

「俺に時間は限られてる。だから俺の我が儘でお前を縛りつけるのはダメだと抑えていたのに……。覚悟しろよ……絶対に離してやらねぇからな……」
「うん……っ、うん……っ」

89紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 12:38:50 HOST:wb79proxy06.ezweb.ne.jp
【久追side】

 意識か戻って数時間、一通りの診察が終わった後、病室に一人残った久追は、開け放たれた窓の外を眺めていた。彼の脳裏には目を覚ましたときのひよりの涙に濡れた姿が浮かんでいる。

 悲しませる。傷つける。そんなことは山本に言われなくても最初から分かっていた。結末を容易に想像できるぐらいには……。

 出会った時、ひよりは身を投げようとしていた。原因はクラスメイトによる集団いじめだ。生きることに意味を見出だせず、死を選択した彼女を久追は一瞬妬ましいとさえ思った。生きようと思えば、いくらでも生きられるはずのひよりが、久追にとっては些細な出来事で死を選択したのがどうしても許せなかった。

 死を選ぶなら、その命を俺にくれよ……!

 病気を知らずにいた頃は、死ぬことなんかたいしたことはないと思っていた。そう、実感なんてこれっぽちもなかったのだ、自分が死ぬという現実を。

 きっかけは去年の他校の生徒たちとの乱闘。そのせいで手足を骨折し、内臓にもダメージを受けていた。そこで検査をしたら、骨折よりも重大な欠陥が発見された。血液の数値が異常を示し、かなり進行していると告げる医師の表情は厳しいものだった。そんな医師の口から出たのは余命宣告。治療をしても一年だと耳にしたとき、全然実感が湧かなかった。けれど、いつもできていたことができなくなっていくのを目の当たりにして、嫌でも実感を味わうことになったのだ。


 何をしても死ぬことに変わりはないのなら……。

 何度も自分自身の運命を呪っては、気を遣う母にやつあたりを散々繰り返してから、久追はようやく自分がどうしたいのかを考えた。

 その決断は母や山本を悲しませるもので。母にどんなに説得されても思いを変えることはしなかった。

『どうせ死ぬなら、何もしないで自由に残された時間を生きたい』

 治療拒否。これが久追の下した決断だった。医師はそれを飲む代わりに、定期的に通院することを条件に出し、久追はそれを受け入れた。日が過ぎていくにつれて、体の自由が少しずつ利かなくなっていく。通院する度に、告げられる進行状況。

90紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/05(月) 12:39:41 HOST:wb79proxy04.ezweb.ne.jp
 そんな折りに出会ったのがひよりだ。いじめに苦しんでいた彼女は死を選び、そこへ偶然余命宣告をされた久追がやってくる。なんと皮肉な出会いだろうと思った。助ける気は本当になくて、ただ簡単に自分の命を蔑ろにできるひよりが妬ましくて、羨ましくて、だから生に執着してほしいと思った。

 俺は死ぬのに、こいつはまだまだこれから先、生きていけるのに。

 簡単に捨てようとしないてほしい。限られた最も大切なものを、大事にしてほしい。そんな衝動が久追のなかに生まれた。結果、ひよりを生かし助けることに繋がった。生きる意味を見出だせないでいる彼女に、久追は提案する。

 自分に許されたギリギリの時間を、ひよりに生きるための強さを学ばせるために使う。それが一年間の契約だった。その内容はなんでもよくて、思いついたのが『恋人のフリをすること』だっただけで、他意は本当になかったのだ。

 それなのに……。

 この数ヶ月を共に過ごすようになって、ひよりの知らない一面をいくつも見てきて、思うようになる。

『まだ、死にたくない……』

 生に執着することを諦めたのに、死を受け入れたはずなのに。死ぬことが怖くなっていく。まだ、ひよりや山本たちと楽しくつるんでいたい。ようやく充実した毎日を手に入れたのに、病は久追を待ってはくれない。

 久追は無意識に手に力を込めていた。治療をすれば一年は生きられる。だが治療を拒んでいる今では、一年体がもつか分からない。もしかしたら一年経つ前に、耐えきれずに滅びてしまうかもしれない。分かっていたはずなのに、後悔ばかりが久追を襲う。

「馬鹿なのは、俺だよな……」

 呟いた久追の頬に一滴涙が零れた。

91ピーチ:2013/08/05(月) 17:19:24 HOST:em49-252-183-216.pool.e-mobile.ne.jp
紘暢さん>>

初めまして! 今まで更新されてたら勝手に読んでました!

ここにきて久追くんが病気っていうのが凄くショックです…←

これからも頑張ってください!

92紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/20(火) 11:25:37 HOST:wb79proxy12.ezweb.ne.jp

【???】

 日が落ちてしばらくすると空は明るさを失い、唯一出ている月と瞬く小さな星たちの光が降り注ぐ。ネオンが主張する繁華街の少し外れた場所。まだ未成年だと分かる面差しと身に付けている制服。時間帯を見れば彼らがここにいるのは相応しくない。それでも気にせず談笑している様は、彼らなりの世間に対する抵抗や反抗なのだろうか。

 そこに砂利を踏む小さな音が聞こえ、少年たちはそちらに視線を走らせた。視界に映ったのは一人の影。背格好は彼らとたいして変わらない。

「なんだ、おまえ」

 一人が現れた影に訝しげに声をかける。座っていた彼らが次々に立ち上がった。逆光で影の顔ははっきり見えない。

「捜したよ、こんな誰も通らなそうな場所を溜まり場にするなんて……好都合というかなんというか……」

 影は小さく笑いながらも、少年たちを小馬鹿にするような言い回して口にする。気の短そうな彼らにはその言葉だけでキレるには充分だった。

「ケンカ売ってんのかよ!」

 少年たちはたった一人に対して同時に襲いかかった。




 数分後。呻き声を上げて倒れ込んでいるのは、数で勝っていたはずの少年たちだった。人影は涼しい顔をしてポケットからケータイを取り出し、どこかへ連絡をし始める。

「……あぁ、俺だ。今ちょうど六人ばかり動けなくしたから、回収よろしく。場所は……」

 人影は今いる場所を報告した後、ケータイを仕舞うとまだ起き上がろうとする一人の背中に向けて足で踏みつけた。ギリギリと歯ぎしりする一人が見上げるのと同時に、偶然にも車のライトが辺りを明るくする。瞬間、見上げた彼は唖然とした。

「お……おまえは……!?」

 照らされた人影の顔を見て、一度目にしたことがある人物だと知った途端、今度は頭を足で踏みつけられた。

「大人しくしてなさい。まったく世話が焼けるね。今度からケンカを売る相手を選んだ方がいいよ。政峰会の身内に手を出したら、こういう運命を辿ることになるから、肝に命じておくように」

 その表情は面倒くさそうで、鬱陶しそうでもあった。たった一人で数人を簡単に倒した人影はゆっくりと微かに見える星が瞬く空を見上げて一人呟いた。

「今日も星が綺麗だ……」

93紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/20(火) 11:28:04 HOST:wb79proxy05.ezweb.ne.jp
>>91ピーチさん

初めまして、コメントありがとうございます。

はい、がんばって終われるようにします。

94紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/08/22(木) 23:15:39 HOST:wb79proxy07.ezweb.ne.jp

【本編side】


「……なんだって?」

 翌日の病室で、久追から事情を説明された山本が怪訝そうに尋ねた。たった一日見舞いに行かなかった間に進んでしまった展開に少々ついていけない様子だ。授業のあった午前中には息子から同じことを耳にした母親は、未だに喜んでいいものか複雑な表情を浮かべている。

「だから、治療拒否はやめると言った」

「……い、いやいや。この間まで何を言っても頑なに拒否してたのに、どういう心境の変化よ」

 思わずツッコミを入れる山本。


「まぁ、その……なんだ。……怒られたから」

 歯切れの悪い言い方をする久追。その表情は明らかにこの間まで諦めきったようなものは一切なかった。あれだけ拒否を続けてきた久追の言い分が反転する出来事が、昨日に起きたのは充分に分かる。その原因を瞬時に山本は推測した。

「……なんか分かったよ、その心境の変化」

 山本の頭に浮かんだ人物は、今日はまだ姿を見せていない。まだ学校にいるはずである。昨日と違い、今回は彼女が教師に呼び出されたらしい。

「暁くん、この子の心境の変化に何か心当たりなるの?」

 母親が不思議そうに山本に尋ねた。

「まぁ、そうですね。……その説明は後でします」

 推測をそのまま口にしそうになったが、久追の無言の睨みにすぐさま対応を変える。理由が理由だ。息子としては母親に知られたくないのかもしれない。ただでさえ、そういったことに縁がなかったのだ、今さら打ち明けるのが恥ずかしいのかもしれない。母親としては、喜ぶべきなのか悲しむべきなのかは山本には分からないが。

「分かったわ。なにか事情があるのね」

 山本の言葉にそう判断したらしい母親は、どこか寂しそうな笑顔を浮かべて言った。そして夕飯の支度があると、残念そうに病室を後にする。残された二人の間に沈黙が降りた。



「……治療を始めるのは、動けなくなってからだ」
「え……?」

 沈黙を破ったのは久追だった。思ってもいない久追の発言に山本は思わず彼の顔を見た。久追は己の手を何度も開いたり閉じたりしながら話を続ける。

「治療事態はやるだけ無駄だということは今でも変わらない。だったら、動ける短い間だけでも自由に、好きなようにしたい」
「……」

 久追の言葉に山本は無言で返した。

95たっくん:2013/08/23(金) 16:00:19 HOST:zaq31fa5b2f.zaq.ne.jp
    【心愛さんの顔面にアッパー昇龍を浴びせるスレ】

ピーチさんにご説明致します。
1992年(平成4年)にアーケードに稼働された
格ゲーで正式名『ストリートファイターⅡダッシュ』
略してストツーダッシュ。

初代ストリートファイター、スト2稼働当初
通常技および必殺技(波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚)を使いこなす事がプレイヤーの目標でした。
レバー、↓\→や→↓\、という独特のコマンド入力、
今となっては当たり前の事ですが、当時は非常に画期的でした。

必殺技を確実に出すという目標が達成された後、プレイヤーは更なる大技を編み出しました。
それがアッパー昇龍いわゆるコンボ(連係)というやつです。

コンボというものについてご説明致します。
難しくいうと分からなくなると思うので簡単に言います。
要するに通常の必殺技よりも破壊力があるのです。
普通に単発で打ってるよりも通常技から必殺技へ繋げたほうがダメージを多く奪えるのでお得なのであります。


それをピーチさんにヒットさせるというのが今回の企画であります。
正直、一般人がこれを喰らったらひとたまりもないです。

近年の格ゲーよりは遥かにマシだと思います。
最近のなんて数十ヒット確定ですからね。
10ヒット、20ヒットは当たり前、ヒドイやつなんか70ヒットくらいいく。
それでも体力ゲージ消費しないんだから、どんだけ防御力高いんだ?って感じです。

昔なんて3、4ヒットくらいのコンボでワーワー騒いでいたんだから
時代は変わるものですね〜

というわけでピーチさん、アッパー昇龍がきたらちゃんとガードしましょうね。
何も怖い事はないです。下段ガード、上段ガードを使い分ける事ができれば防げるんですからね。

しかし・・私の予想が正しければ
ピーチさんはまともに喰らってしまうでしょう。

今回ピーチさんに浴びせる技は↓です。
あまりハードなのをやると可哀想なので、簡単なやつで許してあげます。

通常コマンドおよびテンキー式コマンドを記載します。
テンキー式はパソコンのキーボードの右下にあります数字を表しています。
これをアーケードのレバーまたは十字キーだと思って下さい。


       [テンキー式コマンド]

下中K→623弱P

ジャンプ強K・立ち強P(アッパー)・↓\→+強P 

ジャンプ強K・立ち強P(アッパー)・623弱P

ジャンプ強K(めくり)・立ち中P(フック)・623弱P

  

         【通常コマンド】

ジャンプ強K・立ち強P・↓\→+強P


ジャンプ強K・立ち強P(アッパー)・→↓\+弱P

ジャンプ強K(めくり)・立ち中P(フック)・→↓\+弱P



これを喰らったら彼女に明日はないです。

96絋暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/11/12(火) 23:37:19 HOST:wb79proxy03.ezweb.ne.jp
「治療を受けちまったら、たぶん……二度と外に出られない」
「……」

 久追は自分の行き着く先が見えている。体を蝕む病は、止まることを知らない。もし治療を始めたら、間違いなく今以上に体力を奪われ立ち上がることさえも難しくなるだろう。それを久追は理解していた。

「だったら動ける間に、あいつとの思い出を作りたいんだよ」
「久追……」

 残された時間はそんなにない。久追の体がどこまでもつのかも分からない中で、その時間をすべて病院暮らしに費やすのだけは久追にとって本位ではなかった。

「だから、俺がいなくなった後……ひよりを頼む」

 ベッドの上ではあるが、久追は山本に向かって初めて頭を下げた。それほどまでに久追にとってひよりは大切な存在だということを山本は口にされなくても察した。そして山本は小さくため息をついて頭を下げ続ける久追を見る。

「頭を上げなよ」

 促されて久追は顔を上げた。山本の表情は困ったような笑みを作り出している。腐れ縁とは言え、久追は他人に頭を下げるような男ではないことを山本は熟知している。だからこそ久追の行動に驚いたし、反面嬉しくも感じた。この複雑な気持ちを山本は掴みきれずにいる。でもこの気持ちはけして嫌なものではなかった。

「久追の気持ちは十二分に分かるから。……まったく、自覚した途端俺を利用するんだから、久追はやっぱり久追だよね」

 可笑しそうに山本は肩を震わせて笑う。久追もつられるように笑みを浮かべた。カーテンの隙間から差し込む夕日の赤。山本は肩越しに後ろの窓の外を眺めた。彼の顔が夕日色に染まる。

「……どんな手段を使ってでも守るさ。久追がいなくなったら、ひよりちゃんを守れるの俺だけだしね」
「……山本」

 夕日を眩しそうに見つめる山本の瞳に映るもの。それがなんなのか久追にはなんとなく分かった。視線を落として、久追はグッと拳を握る。分かったからこそ、滲み出る感情。これは怒りにも似たものだ。しかし、病で弱った久追には山本を殴り倒す力もない。眉間にシワを寄せて、小さく呟いた。

「……ふざけんなよ、山本」
「ん?」

 久追の声に穏やかな表情で山本は聞き返す。怒気の孕んだ久追の瞳が山本を射った。あからさまな久追の怒りに山本は苦笑する。本当にすぐ態度に出るところはなにも変わらない。

97絋暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/11/12(火) 23:37:53 HOST:wb79proxy06.ezweb.ne.jp
「治療を受けちまったら、たぶん……二度と外に出られない」
「……」

 久追は自分の行き着く先が見えている。体を蝕む病は、止まることを知らない。もし治療を始めたら、間違いなく今以上に体力を奪われ立ち上がることさえも難しくなるだろう。それを久追は理解していた。

「だったら動ける間に、あいつとの思い出を作りたいんだよ」
「久追……」

 残された時間はそんなにない。久追の体がどこまでもつのかも分からない中で、その時間をすべて病院暮らしに費やすのだけは久追にとって本位ではなかった。

「だから、俺がいなくなった後……ひよりを頼む」

 ベッドの上ではあるが、久追は山本に向かって初めて頭を下げた。それほどまでに久追にとってひよりは大切な存在だということを山本は口にされなくても察した。そして山本は小さくため息をついて頭を下げ続ける久追を見る。

「頭を上げなよ」

 促されて久追は顔を上げた。山本の表情は困ったような笑みを作り出している。腐れ縁とは言え、久追は他人に頭を下げるような男ではないことを山本は熟知している。だからこそ久追の行動に驚いたし、反面嬉しくも感じた。この複雑な気持ちを山本は掴みきれずにいる。でもこの気持ちはけして嫌なものではなかった。

「久追の気持ちは十二分に分かるから。……まったく、自覚した途端俺を利用するんだから、久追はやっぱり久追だよね」

 可笑しそうに山本は肩を震わせて笑う。久追もつられるように笑みを浮かべた。カーテンの隙間から差し込む夕日の赤。山本は肩越しに後ろの窓の外を眺めた。彼の顔が夕日色に染まる。

「……どんな手段を使ってでも守るさ。久追がいなくなったら、ひよりちゃんを守れるの俺だけだしね」
「……山本」

 夕日を眩しそうに見つめる山本の瞳に映るもの。それがなんなのか久追にはなんとなく分かった。視線を落として、久追はグッと拳を握る。分かったからこそ、滲み出る感情。これは怒りにも似たものだ。しかし、病で弱った久追には山本を殴り倒す力もない。眉間にシワを寄せて、小さく呟いた。

「……ふざけんなよ、山本」
「ん?」

 久追の声に穏やかな表情で山本は聞き返す。怒気の孕んだ久追の瞳が山本を射った。あからさまな久追の怒りに山本は苦笑する。本当にすぐ態度に出るところはなにも変わらない。

98絋暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/11/12(火) 23:39:10 HOST:wb79proxy04.ezweb.ne.jp

すいません、同じ文投稿してしまいました

99海司:2013/11/15(金) 21:48:06 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
自慰をしないと、管理人やたっくんのような短小包茎のガキになっちゃうよ。

100紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/11/23(土) 21:47:14 HOST:wb79proxy09.ezweb.ne.jp
「お前、自分が犠牲になったらとか考えてんじゃねぇだろうな」

 久追の言葉に山本はクスクスと笑う。

「どうしてそう思う?」

 山本は笑顔を絶やさずに聞き返す。久追はその理由を告げることに躊躇した。怒りはあるが、不用意に口にしてはならないことを告げられずにいる。二の句を告げられない様子の久追を見て、山本は苦笑した。山本には分かっていたのだ。久追が言いたいことを告げられずにいることを。

「久追が怒る気持ちは分かるし、言いたいことも分かってる。そしてそれを安易に口にしちゃいけないと思ってることも」
「分かってての質問かよ……意地が悪すぎるぞ……」

 久追の反応を山本は楽しげに笑う。

「俺はね、何気ない日常を過ごせる今が好きなんだ。久追と出会って、ひよりちゃんと出会って三人でいるのが心地良いんだ」

 逆光で山本の顔は見えない。どんな顔をして言っているのか久追には分からなかった。けれど、その言葉は山本の本心なのだということぐらいは分かる。久追もまた三人でいる時間がとても楽しかったから。生を諦めていたはずなのに、生きたいと願うほどには好きだ。

「久追の残された時間は本当に短い。今、こうして生きているのだって奇跡なんだよ」
「……」
「俺はね、守りたいんだ。俺に何気ない日常と幸せをくれた久追とひよりちゃんを」
「だからって……っ」

 何かを言おうとした久追の口を山本は指先で押さえる。間近にいる山本は微笑んでいた。指先を久追から離すと再び同じ場所に移動する。

「今を守れるなら俺はなんだってする。たとえ、ひよりちゃんに嫌われてもね」
「考え直せよ。そんなことしなくたって、ひよりは守れるだろ」
「俺が在学中なら常にひよりちゃんについていればいいかもしれないけど、卒業してしまったら簡単には隣に居られないんだよ、久追。あいつらはしつこい。久追だけでなく俺さえも傍にいないと分かれば、ひよりちゃんに何をするか分からないじゃないか」

 山本の言いたいことを久追には痛いほどわかっていた。久追が今まで他校の生徒にしてきたものは、たった数年で済まされるような恨みではないはずだ。山本も来年の春には卒業してしまう。ひよりを守れる存在がいなくなる。ひよりは護身術など身を守る術を持たない。今までの付き合いで精神的に強くなっていたとしてもひ弱な女の子であることは変わらないのだ。

101名無しさん:2013/11/24(日) 09:13:25 HOST:p5229-ipngn100106fukui.fukui.ocn.ne.jp
1>>

 頑張って下さい

102るぅ:2013/11/27(水) 21:23:36 HOST:proxycg050.docomo.ne.jp
「1年だけの契約」とっても良いです(*´∀`*) 
これからも楽しみにしてます。
頑張ってくださいp(^^)q

103るぅ:2013/11/27(水) 21:24:03 HOST:proxycg050.docomo.ne.jp
「1年だけの契約」とっても良いです(*´∀`*) 
これからも楽しみにしてます。
頑張ってくださいp(^^)q

104るぅ:2013/11/27(水) 21:24:24 HOST:proxycg050.docomo.ne.jp
「1年だけの契約」とっても良いです(*´∀`*) 
これからも楽しみにしてます。
頑張ってくださいp(^^)q

105るぅ:2013/11/27(水) 21:26:05 HOST:proxycg049.docomo.ne.jp
何回もレスしちゃってごめんなさい(T_T)

106ピーチ:2013/12/06(金) 11:30:27 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
深夜コヨミさん&アンリさんがベッドの上で仮眠していると、
フリーザが現れ、真上からデスボールを落下させた
ズドーン!!

コヨミ、アンリはフリーザが放った究極技デスボールと共に
地面に埋まっていった・・ズズズズズズ!!
そして日本の裏側を突きぬけた!ズーン!!!
てなわけで、コヨミ&アンリさんの現在地はブラジルであるという事が明らかになった
日本の裏側はブラジルだからだ。

コヨミさんに一言・・人間にとって大切な事を教えます。
フリーザの一撃が全てを決めます。7

次回はセル&魔人ブウいきます。
新キャラ、ブウ・コヨミと、アンリ・ブウも宜しく。

107ピーチ:2013/12/06(金) 11:31:17 HOST:zaq31fa5076.zaq.ne.jp
フリーザの一撃が、
コヨミさんとアンリさんの運命を決めるのです。

108紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/12/26(木) 19:45:43 HOST:wb79proxy05.ezweb.ne.jp
 山本の言葉が突き刺さる。久追よりも彼は先を見ている。目の前の問題ではなく、ひよりの今後の身の回りを心配し、今行動を起こそうというのだ。

「今、俺がまだ学校にいられる間に、久追と何かしら関係がある奴らを抹殺しないとね」
「山本、言葉が物騒になってる」
「あ、いけないいけない」

 久追のツッコミに山本は楽しげに笑う。普段はこのように物騒な言い回しをする男ではない。しかし、そんな彼が口にするほど今の状況は悪いのだ。今の久追にできるのは、どうにか普通の生活ができる程度で、激しい運動はたぶん今回の吐血のせいで体力を根こそぎ奪われたことからドクターストップがかかるだろう。もう走ることさえも許されない。頼れるのは目の前にいる山本だけだ。

「久追」
「……」

 山本に呼ばれて久追は彼を見る。山本はいつの間にかベッドサイドまでやってきていた。その表情は、今までの笑みはなく、どこか冷たく見える。

「二人のために、俺は『山本』の仮面を取る」
「……もう、止められないんだな。……すまない、俺がこんな体なせいで」
「謝るな。遠からずこうなる運命だったんだ。……逃げられないってことなんだな」

 病に冒されたのは久追のせいじゃない。悔しそうに謝罪する久追に、山本は首を左右に振って少し寂しそうに答えた。

「心配するな、あの子の前では最後まで『山本』でいる」

 ポンと山本が不安げな久追の頭を軽く叩く。久追は複雑そうな表情を浮かべた。久追はひよりの知らない山本の事情を知っている。知っているからこそ、山本の決断のきっかけを作ってしまった自分が不甲斐なくて仕方がない。今になって思う。なぜあんなにも馬鹿な真似をしてきたのだろうかと。こんな結末が待っていると分かっていたなら、真面目に生きていたかもしれない。今さらなのは分かりきっているのに、後悔ばかりが残る。

「久追」
「!」

 呼ばれて久追は我に返る。再び山本を見ると、そこには『山本暁』の表情はなかった。彼は片手にケータイを持っている。誰かと連絡をしていたようだった。

「俺は行くよ。連絡が来たから、そっちに向かう。お前は大人しく退院するまで寝てろよ、じゃあな」

 ケータイを閉じてカバンに仕舞った山本は、それだけ言って病室を出ていった。一人残された久追が泣きそうな顔で呟いた声は病室の中に溶けて消える。

「後を頼む……『高遠』……っ」

109紘暢 ◆UvqP0LHSm.:2013/12/26(木) 19:49:07 HOST:wb79proxy12.ezweb.ne.jp
>>101さん
ありがとうございます。頑張ります。

>>るぅさん
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。

110名無しさん:2014/02/04(火) 10:53:21 HOST:wb78proxy07.ezweb.ne.jp
ο

111名無しさん:2014/02/12(水) 17:48:58 HOST:wb78proxy01.ezweb.ne.jp
(^^(

112たくや&コルド大王:2014/02/15(土) 00:20:47 HOST:zaq31fa5c93.zaq.ne.jp
↑お前らリアルじゃ信頼できる友人とかいないんだろ?
だからネット内に籠ってんだろ?
情けねーなお前ら(笑)

リアルでも友人作れよクソガキww

113加藤(デッドプール):2014/03/14(金) 13:53:29 HOST:ntfkok252218.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
ダークナイトのジョーカーになりたい
マジで
セックスしたいわ(嘘)

114加藤(デッドプール):2014/03/14(金) 13:53:45 HOST:ntfkok252218.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
ダークナイトのジョーカーになりたい
マジで
セックスしたいわ(嘘)

115親愛なる加藤デッドプール:2014/03/14(金) 13:53:55 HOST:ntfkok252218.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
ダークナイトのジョーカーになりたい
マジで
セックスしたいわ(嘘)

116コヨミ:2014/03/15(土) 14:45:06 HOST:zaq31fa54c5.zaq.ne.jp
クソスレ終了しろよ
お前らのカキコなんざぁ誰も見てねーよカスww

誰も相手にしてないからとっとと消えな

117名無しさん:2014/03/29(土) 15:37:18 HOST:wb86proxy05.ezweb.ne.jp
かすちんはおまえじゃあぼけえ
早くしねや

118名無しさん:2014/03/29(土) 15:37:56 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

119名無しさん:2014/03/29(土) 15:38:08 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

120名無しさん:2014/03/29(土) 15:38:23 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

121名無しさん:2014/03/29(土) 15:38:34 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

122名無しさん:2014/03/29(土) 15:38:46 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

123名無しさん:2014/03/29(土) 15:39:00 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

124名無しさん:2014/03/29(土) 15:39:14 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)埋めてやんよおおお

125名無しさん:2014/03/29(土) 15:39:24 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)(°□°;)

126名無しさん:2014/03/29(土) 15:39:43 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆☆★★★

127名無しさん:2014/03/29(土) 15:39:58 HOST:wb86proxy01.ezweb.ne.jp
☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆☆★★★

128名無しさん:2014/05/18(日) 17:51:54 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
 ̄●_● ̄

129名無しさん:2014/06/29(日) 01:16:17 HOST:wb86proxy10.ezweb.ne.jp
★★★★★

130たっくん:2014/07/21(月) 00:15:36 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
↑くだらん掲示板立てるな
誰も見てねぇよww

131たっくん:2014/07/22(火) 14:19:19 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
お前らみたいな小娘には興味ない
とっととクソ掲示板、削除しろアホ

132たっくん:2014/07/25(金) 13:43:09 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
お前らが低レベルやねん
もう少し難易度上げろよ

念の為にこれだけは言っとくけど
私にはキンタマが二個ある
そして貴方達(彼女ら)には卵子が一つあります。
これで計3コになんねん
お前らもエラそうな事ぬかす暇があったら
まずそういう事を理解する事からはじめろよ
お前らがどうあがこうが、これだけは変わらない
覆せない事実やからな

タマ♪タマ♪キンタマ〜♪
くさいです〜♪
ちなみにコヨミさんのオマ○コもくさい

133たっくん:2014/07/25(金) 13:43:50 HOST:zaq31fa4cc8.zaq.ne.jp
お前らももう少し大人になれ

134名無しさん:2014/08/17(日) 16:19:25 HOST:p6012-ipngn100104fukui.fukui.ocn.ne.jp
>>133


 お前も少しは大人になれよ(^▽^)
 自分がガキガキ行ってる奴に、なに喧嘩売ってんだよwwww
 精神年齢低すぎだろ。



 あ、返信はいりまちぇんよ〜?
 気持ち悪いから〜wwwww

135夜露死苦(リィナ):2014/08/29(金) 11:04:19 HOST:p221109162093.ppp1.prin.ne.jp
  名無しさんすごいっすね〜
 名無しさんのほうがよっぽど大人ですよ〜
  
 たっくんさんって大人なの??
 まぁ、今はイライラしてないから、丁寧語でしてあげますけど
 たっくんさん、ダルいでーす

136凪☆:2014/11/26(水) 20:47:58 HOST:ntoknw040136.oknw.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
こんちわ★

137():2014/11/27(木) 11:24:49 HOST:ntfkok227036.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
>>136
こんにちは。たっくんはホモなので掘ってあげてください。

138():2014/11/27(木) 11:27:12 HOST:ntfkok227036.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
たっくんの「た」は短小の「た」

139名無しさん:2015/01/29(木) 11:11:07 HOST:google-proxy-66-249-82-219.google.com[om126204164152.6.openmobile.ne.jp]
wwwwww

140ミキ:2015/02/16(月) 02:22:26 HOST:nttkyo757085.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
いい!

141名無しさん:2015/03/11(水) 15:06:53 HOST:ntfkok260089.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
たっくん、「↑↑↑↑」しか書かなくなったねヘタレが

142名無しさん:2015/03/27(金) 12:44:04 HOST:google-proxy-66-249-82-209.google.com[om126161116213.8.openmobile.ne.jp]
↑↑

143名無しさん:2015/03/27(金) 12:46:39 HOST:google-proxy-66-249-82-209.google.com[om126161116213.8.openmobile.ne.jp]
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144名無しさん:2015/03/27(金) 12:48:06 HOST:google-proxy-66-249-82-209.google.com[om126161116213.8.openmobile.ne.jp]
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