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短いお話

18菜摘:2012/11/04(日) 12:42:17 HOST:228.net112138110.t-com.ne.jp
−6−
〜赤目女は殺し屋〜
今日、百華は道に迷ってしまった。
もう元に戻れないと思っていた。
何故かと言うとここは森の中だからだ。
何処か分からないので、前に進んでみた。
名前は『上田 百華』。
百「どうしよ…」
百華は怖くて泣きそうになった。
百「だれかぁ…!」
呼んでも誰も返事なんかしない。
分かっていたけど、でも、呼んでしまう…。
百華はその場に座った。
暗くて何も見えないけど、顔を手で隠してしまった。
百華はこのまま、ずっと帰れないのだろうか。
だったらもうこのまま死んでしまった方がマシだ。
コツ…コツ…コツ…
前から誰かの靴の音がする。
百「誰!?誰かいるの!?」
目華の前には赤い目の女が立っていた。
百「っ…――」
百華は驚いて声がでなかった。
と言うよりも、怖くてだ。
赤い目の女は百華の目の前に来た。
「私が怖い?大丈夫。何もしないわ」
そう言って百華の手を握った。
そして、百華を立たせた。
百華はホッとした。
百「ありがとうございます…」
「いいえ。貴方の名は?」
百「私ですか?私は上田 百華です。貴方は?」
こう言って百華は目の前の女を見た。
ザクッ
百「うっ…!!」
女の目を見た瞬間、何かが刺さった感覚がした。
何故、この女は目が赤いのか。不思議だ。
赤い目は炎のような色だ。
「大丈夫?」
そう聞かれた。
(この女、何者なの!?)
百「えっ!?あ、はい」
目の前の女が段々怖くなって来てしまった。
でも、一応名前聞いとかないと!
百「名前教えてください…」
聞くと、答えてくれなかった。
どういう意味なのだろう…。
百華は身体中が震えまくった。
「何かあったの?」
百「道に迷ってしまったんですが…」
怖いが、道を教えてくれるのかと思った。
「そうなの?気を付けてね。じゃあね」
(違かった…。なんだ。また怖くなるじゃん…。
そうだ!この人について行けば道が解るかも!!)
そう思ってその女について行った。
着いた先はさっきの所ではないが、
また森だったのだ。
百「ヒッ…」
目の前にはさっきの女がナイフを持っていた。
その女の前には沢山の死体が…。
百華は声を出さないで、逃げようとした。
ガサッ
(やばっ足音が…!!)
「誰?」
『逃げないと』と思って思い切り走り逃げた。
さっきの女は走ってついてくるのだ。
百「キャ――」
叫び声を立てながら逃げた。
小屋があったのでその中に入った。
もうだれも住んでなさそうな古い小屋だ。
窓の外を見わわすとあの女は居なかった。
百「ふー…」
あの女は一体何者だったのだろうか。
赤い目。何故だろう。
(もう少しで私は殺されるところだった!!)
小屋から出ると、道があった。
そこの前には私の家があった。
辺りを見わわすと普通の道だった。
どういう意味なのだろうか。
次の日、ニュースであの女が捕まったと言うのだ。
(あれは夢?現実?どっちなの?)
私の不可思議な話でした。


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