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鈴扇霊

94ピーチ:2013/06/15(土) 23:06:22 HOST:em49-252-234-80.pool.e-mobile.ne.jp







「…でも、あんまり人数が多いと」
 店に迷惑がかかる、と呟く天音に、柊一がうんと頷く。
「だよねぇ…いつもみたいに好き勝手できるなら、人数は関係ないんだけど」
「おーい双子ー!」
 誠人と明人が振り返る。
 琉斗と一緒に話していた男―――犬飼享(いぬかいりょう)が片手をぶんぶんと振っていた。
 既にアルコールが回っているらしく、彼の顔が赤い。
「お前らも飲めよー! ってか来てたなら顔くらい見せろよ双子ー!」
「双子双子連呼するな!」
 明人が半ば叫び、誠人が苦笑する。
「つか俺たちは一応仕事があるんだよ! 暢気に酒飲んでる暇なんか……」
「いーじゃんちょっとぐらいさー」
「駄目だっつったら駄目なん……」
 それまであーだこーだと言いあっていたが、やがて諦めたらしくそのまま同級生たちの輪へと戻って行った。
「ったくよ…あれだから享は……」
「まぁまぁ」
 たしなめる誠人と昇を横目に、明人があれ、と呟く。
「柊一は?」
「へっ?」
 昇の表情がさっと青ざめた。
「ま、まさかあいつ……」
 言いかけたとき、琉斗を始めとしてぞろぞろと一つの部屋から大勢の人間が出て行く。
「あー、お前らー。俺ら二次回行ってるからなー?」
「もう好きにしろ!」
 琉斗たちの言葉に明人が返し、やがてその場が静まり返る。
 刹那。
「―――っ……」
 来た。
 静かな物音を立てて、それが現れた。


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