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Love the square

189ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/10/12(金) 18:36:48 HOST:EM117-55-68-169.emobile.ad.jp



 そんな感じで、しゃべってばかりいたら時間はすぎていった。
 ていうかもう順番がまわってきてしまった。
 今更だけど逃げたくなってくる。


「空、こわくないの?」
「逆に聞くけど莉乃怖いの?」
「こわいに決まってるじゃん」
「お子様ー」


 空に馬鹿にされてしまった。
 もう出発していて、カタカタと順調にのぼっていってる。


「無理無理無理」


 わたしがそう連呼すると、空はぷっと笑って言う。


「今更遅いだろ」
「いやいやいや無理無理わたし帰る!」
「ちょ、てかこれ水かかるやつだろ」


 水かかるとか余計こわいよ。
 そう思っていた瞬間。


 ジェットコースターが急降下して、水でびしょ濡れになってしまった。
 一瞬の出来事でよくわからなかったけどとにかく心臓がばくばくしてる。


 やっとの思いで止まったジェットコースター。


「わ、莉乃びしょぬれじゃん」


 今の季節は秋だから、こんなにぬれるとやっぱり寒い。
 めぐにそういわれてくしゃみをしながらジェットコースターから立ち上がる。


「莉乃、平気?」


 とりあえずベンチに座らせられると、空が顔をのぞきこみながら聞いてきた。
 やばい、本当に寒い。

 そう思った瞬間、空が着ていたパーカーを脱いでわたしにかけてくれた。


「そ、空……濡れちゃうよ」
「それよりも寒いままだと風邪ひくだろ」


 どうしよう。
 みんな楽しみにきたのにわたしのせいで時間とっちゃってる。


「わ、わたしは大丈夫だから! 次行こう?」


 めぐは一番楽しみにしていたくせに、不安そうにちいさくうなずいた。


「めぐ、心配しなくていいから」
「だって莉乃、具合悪そうだし」
「だいじょうぶだよー」


 へらりと笑ってみせる。


「あ、でも空からもらったパーカーは着てなね」


 里咲がきづかってそう言ってくれた。


 ここまできて迷惑かけたくないもん。
 そう思って、ベンチから立ち上がった。


     -


 文章力なさすぎて辛い。


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