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Love the square
142
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2012/09/14(金) 19:37:20 HOST:EM117-55-68-162.emobile.ad.jp
「翔……」
わたしはぽつんと彼の名前を呼んで
自分が馬鹿だとわかった。
「ごめん翔、そんな思いさせて」
わたしの自分勝手な判断で翔を振っちゃだめだ。
そう思ったわたしは、ベットから立ち上がってぎゅっと目をつむり翔の唇に自分のそれを重ねる。
「……り、の?」
「翔、告白の返事なんだけどさ」
これでいいんだ。
これで、みんなが納得する。
そもそもわたしが健人に恋してること自体が間違ってたんだ。
なんでだかわからないけど、目からは涙があふれてきた。
それを拭いて、翔に言う。
「付き合おっか」
何事もなかったかのようにからりと明るくそう言うわたしに驚いていた。
わたしが健人さえあきらめれば、きっとすべてはうまく回るんだ。
「……同情か?」
翔が暗い表情でぽつりとそう聞くと、わたしは何と言えばいいかわからなくなって口ごもる。
でも、わたしが翔を好きになればすべてが解決するのは事実だ。
「これでみんなが幸せになれるなら、わたしはそれが正解だと思うから」
同情なのかわからない。
あまり良い言葉ではないけれど、きっとその通りなのかもしれない。
偽善者って言われたっていいから、これ以上みんなに傷ついてほしくない。
「お前、頭悪いなー」
翔は突然立ち上がって、わたしの髪の毛をくしゃくしゃと乱暴に撫でた。
え、頭悪いって。
翔ほどではないような気もするんだけどなあ。
「みんなが幸せになったら自分が幸せじゃなくてもいいのか?」
翔は、わたしのことを考えてくれる。
すごく嬉しいけど、でもそんなの無駄なんだ。
「わたしの幸せはみんなの幸せだからいいの」
ふっとそう微笑むと、彼は残酷に言い放った。
「今こうしてお前と付き合えても、俺は嬉しくねえし幸せになれねえよ」
そんな。
どうして?
「……そっか」
わたしは疑問を抱えてそうつぶやいたまま。
鞄を手に取り翔の家を出た。
‐
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