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恋も喧嘩も素手で勝負!!
118
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 17:20:51 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
――「昨日はチャーハンだったから今日は野菜いためでも作るか…」
勝玲はそんなことをぼやきながら「泉河スーパー」に入っていく。
「にんじんにピーマン…玉ねぎにぃ、肉っと。水も切れてたからついでに買って…そういや今日卵の特売日じゃん!?買いに行こ!!」
まるで主婦のような言葉をなら出て勝玲は、走って行く。
しかし卵が売っているところに着くと当然の如く一パックもなかった。
「そうだよな、あるわけないよな、もう七時だもんな…」
ハハ…と苦笑しながら回れ右をしてレジに行こうとした。すると、いきなり勝玲の目の前に卵のパックが一つ現れた。
「あぁ゛?」
「2パック買っちまったから一つやるよ」
その声は霙のものだった。
「雫沢?!」
勝玲は驚きの声を上げる。
119
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 17:31:38 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「お前も晩御飯の買出しか?」
口角をそっと上げながら霙は勝玲に聞いた。
「あ、あぁ…。お前もか?」
勝玲も同じことを聞く。
「あぁ。一人暮らしはこれだから嫌だよ」
霙は両手を挙げながら言った。
「へ〜。お前も一人暮らしなのか。だったら、親とか兄弟とかなんか言わねぇか?タダでさえ男子校に転校してきたってのに」
勝玲は笑いながらもう一度聞いた。
「…私には母も父もいないんだ」
意外な答えが返ってきた。
「兄はいるんだが気が合わなくて別々に暮らしているんだ」
作り笑いをしながら霙は説明する。
120
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 17:47:49 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「…その、なんか…すまん…」
こう話しの場合は大概の人が謝る。なので勝玲も謝った。
「ベッツニィ〜。そういえばさ〜、よくこういう話になると皆謝るのって何でかな?特に嫌なこと言われたわけじゃないのによ〜」
探偵が考えるときなんかにする、顎に手を当てる動作をして霙は考える。
「…さぁな…。ノリですんだろ?俺もよく分からん」
勝玲は笑いながら答える。
「じゃあ、私はもうレジ行くけど、お前はどうするんだ?」
霙がそう言うと「俺も、もう行くぜ」と言いながら一緒にレジの方に歩いて行った。
121
:
ピーチ
:2012/07/15(日) 18:25:49 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
ネコ>>
み、霙ちゃんが探偵ポーズとったらまんま探偵になりそー…←探偵ポーズって何だw
勝玲君…ほんとに主婦の言葉しか使ってない…!
ほんとに元一匹狼かぁ!!←ごめんね、何か…
122
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 18:59:16 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
ピーチへ
あっ!その手があったか!
今なんとなくピーチからのコメント読んでたら思いついたんだけど、次の話は霙探偵にしてみようかな〜。
「泉河第1男子高校で起こる難事件をズバズバっと解決する霙」…よし決定つぎの話でやってみよー!!
ピーチ、偶然かもしれないけどいいコメントくれてマジサンキュー!!
123
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 19:14:07 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「っで、雫さわは、今夜どんな飯なんだ?」
スーパーから出て近くの公園のベンチに腰掛けながら勝玲は霙に聞く。
「お前みたいに大層なものは作らないよ。ただ単にレトルトのカレーだけだ。買った卵はゆで卵にしく食べるし」
霙もベンチに腰掛けながら答える。
「お前…いつもそんな飯食ってんのか?」
嘘だろというような顔付きで勝玲が聞くと
「あぁ」
とシンプルな答えが返ってきた。
「そんなもんばっかり食ってると栄養片寄るぞ。なんなら俺が作りに行ってやろうか?」
呆れた顔つきで勝玲は言い、それを聞いていた霙はニパーと笑いながら
「ホントか!?ならいつでもいいから作りに来てくれないか!もちろん作るものによって材料は準備する!約束だぞ!絶対来いよ!」
これまでに見たこともないような笑顔を見せて霙は勝玲に言う。「お、おぅ」とちょっと独特な返事を返されると先ほどよりもっと口を開け笑った。
124
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 19:27:02 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
『仲エエな〜。お二人さん…』
そんな二人に少年の声が聞こえた。
二人は声がどこから聞こえてくるのか捜索する。
『そない探さへんでもエエって…』
どこから聞こえてくるかもわからない声はクスクスと笑っている。
「どこに居んだ…」
バッと立ち上がり勝玲は顔をキョロキョロ動かす。
「ここにオルで…」
タッという音が立ったかと思うと勝玲の目の前に黒く丈の長いトレーナーを着たく黒髪の少年が舞い降りるかのように現れた。
『!!!!?』
驚いた二人は少年から距離を取る。
125
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 19:30:36 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
123>>
勝玲の一行目の台詞は
「雫沢」○
「雫さわ」×
です。他にも間違いがあるかもしれませんが、そこらへんは皆さんのお優しい眼差しで見過ごしてください。
126
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 20:10:02 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「そない距離とらんでもええやん。あくまでも二人は僕ら四天王に目ぇ付けられた標的(ターゲット)なんやで?」
少年はニコッと笑う。
「四天王?…お前四天王の一人か?!!」
霙は先ほどとは、打って変わり険しい顔になり少年を見る。
「四天王No.3早乙女 輝。よろしゅうな〜」
輝は全く笑顔を崩さないで自己紹介をした。
「言っとくけど、レン君なんかと一緒にはセーへんといてね。僕はあんな子とは違て君らのこと見下してないさかい、油断したら一発でやられるでぇ」
輝は笑ったままだ。
「雫沢…どうする…」
勝玲は霙に聞く。
127
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/15(日) 21:22:44 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「……勝玲、今私に言えることは一つだ…」
霙は少しもったいぶった後にこう言った。
「打つ手がない…!」
今回の出来事、前もって宣戦布告も輝の重大な情報もない。今の、この状況ではいくら霙でも良い作戦など思いつかない。
「ッハ…?!」
「打つ手がないから逃げるしかない…って、言いたい。ツーことで…」
霙は片手にスーパーの袋を持ち回れ右をして、
「逃げるそ!!!!!!」
超高速で走って逃げた。それにつられて筋肉痛になりながらも習得した100m9〜10秒で走れる足を使ってその場から逃げた。
「なんで逃げんだよ!打つ手がないなら蓮の時みたいに考えればいいだろ!」
走りながら勝玲は叫ぶ。
128
:
ピーチ
:2012/07/15(日) 23:21:59 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
ネコ>>
おわっ!霙ちゃん凄い!切り替え早っ!?
あ、マジー?楽しみにしてるぞ!霙探偵!
部下って言ったらやっぱり勝玲君だよね〜w←なぜ!?
129
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 08:20:37 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
ピーチへ
うん、うん!
「なんで俺が部下なんだよ!?」ってキレながら霙に協力するみたいなのが良い!
そんで、卓麻たちが面白がりながら協力するというものを作りたい!!
130
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 11:22:38 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「考える時間も、考える要素もないわっ!!!!」
霙は怒りながら叫ぶ。
「言っておくが私達に今あいつの情報はおろか二つ名さえも視野に入れていないんだ!喧嘩は相手の手段、思考回路、性格で大体の勝敗が決まる!あちらにはこちらの情報がリークされているのにこちらには全くあちらの情報ない!勝敗なんて後先考えることなんか無駄に過ぎないんだ!!」
霙は必死に思考回路を練る。
「じゃあ、どうすればいいんだよ!なんか戦う手立てはねぇのかよ!!?」
勝玲は霙の横について聞く。
「………蓮…!そうだ、蓮ならあいつの二つ名を知っているかもしれない!確かアイツの電話番号は…って私今携帯持ってねー!!」
一人で何かを考えて、一人で嘆く霙。
131
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 11:37:28 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「そない逃げへんでもエエのに」
逃げる二人の目の前にまたも輝が現れた。
『!!!!!!??』
二人はその場で止まり目の前に現れた輝を見る。
「一様言っとくけど、レン君に今電話しても出えへんと思うで?」
輝は霙の話を聞いていたようだ。
「あぁ゛?蓮が電話に出ないってなんで…」
嫌な予感がした勝玲は輝に聞く。
「なんでって、今頃潰されとる頃合いやからや」
まるで面白がっているかのように輝は口角を上げる。
「…貴にか……」
霙は小さく聞く。
「なんて言ったん?良う聞こえんかったんやけど」
「お前らの王(キング)とか言う奴に潰されたってことかって聞いてんだよ!!?」
霙はものすごい剣幕で聞く。
132
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 14:18:02 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「そない逃げへんトイテーな」
ガシッという音と共に二人は輝に頭をつかまれた。
『っな…!!?』
『ズガゴンッ!!!!』
二人は地面に顔面を激突させられた。
「ガハッ…!!」
「ツァ…!!」
二人はそれぞれ痛みの声を上げる。
「まぁ、逃げてもすぐ捕まってまうんやけどな。にしてもお二人さん仲ええな〜。もしかしてカレカノさんなん?」
倒れ込んだ二人の背中を輝は踏みつける。
「てめぇ…俺らに一体…なんの恨みが……あるってんだ…」
勝玲は冷たい地面に爪を立てながら輝に言う。
133
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 14:44:03 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「恨みなんてあらへんよ。ただ僕は、一番に結果だセー言われたからだしにきただけやで」
輝はそう言うがやり方が普通じゃない。人の顔面地面に叩きつけたり、何処からともなく現れてみたり。
「一番?…お前さっきから誰のこと言って…」
「四天王No.1。その力は絶在で最強。四天王No.4、3、2の力が集結してもたどり着かない存在。そないもんに君らは挑もうとしとんやで?事の重大さわかっとる?」
輝は勝玲の質問に答える。
「わかっている…」
その言葉に反発したのは霙だった。
「たとえ何十年かかっても越えられないことはさも承知だ。だが、越えられないと確信して超えることを辞めるのは死んでもお断りだ」
霙はそう言いながらゆっくりと起き上がる。
134
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/16(月) 15:22:38 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「同感だ…!!ツーか人の夢ぶっ壊してヘラヘラ笑ってんじゃねぇよ、関西人!言っとくが俺たちはそんぐらいじゃへこたれねえんだよ!!!!」
勝玲もニッと笑いながら体を起き上がらせる。
(甘く見とったわ…)
輝は後ろに下がりながら思う。
(最初から何かあると思っとったんや、この二人…)
輝は笑いもしないで二人を見る。
(この二人なら、超えるんちゃうかな…)
勝玲と霙は目をきつくし、輝を見る。
「……っま、そない事あらへんやろうけどな…」
目をつぶりながら輝は呟いた。
135
:
ネコ・ヌコタン(=‘x‘=)
:2012/07/22(日) 15:00:33 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
「…っま、エエワ。もっかい改めて自己紹介させてもらいますわ。四天王No.3、早乙女 輝。二つ名は…」
輝は不気味にニィと笑う。
「¨暗がり¨よろしゅう…!」
勝玲と霙もニッと笑い叫んだ。
「元祖一匹狼、東谷 勝玲!」
「名前剥がし、雫沢 霙!」
『よろしく!!!!』
第6話 明るき闇。四天王No.3は関西人。 end
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