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私の先生!

49つばさ:2012/07/29(日) 09:43:00 HOST:p3034-ipad12gifu.gifu.ocn.ne.jp
〈翼ver.〉
私と先生は蓮さんに見送られて、「加藤家」を後にした。

「いやぁ…一時はどうなるかと思ったけど…。何とかなるもんだなぁ!」

こういうところも好きなんだ。

一緒にいると「好き」がどんどん増えてく。

「8時かぁ。疲れたし…ちょっとコンビニにいこっか。」

なんか、今日1日で、先生との距離がすごく縮まった気がする。

話し方とか…いろいろ。


コンビニに入ると、体が冷たい空気に包まれた。

夏だし。冷房かけないと腐るもんね。

「俺は…やっぱコーヒーだな。翼、なんか買う?」

え…。

「う〜ん…。先生になんか買ってもらうのは…ダメじゃないですか?」

先生はクスッと笑う。

「いいんですよ。今日はちょっと…翼を…困らせてしまったみたいなので。」

…。

もしかして…申し訳ないとか思ってるのかな…。

「告白しかけたので。びっくりしてたね。」

そっちですか…。

やばい。

絶対今、顔赤い…。

「じゃ、じゃぁ!これ、買ってください!」

私は先生にプリンを渡した。

「ほいよー。」って、先生はレジに持っていっちゃったけど…。

絶対顔赤いのバレた…。


車の中に戻って、とりあえずそれぞれ買ったものを食べたり飲んだり…。

先生は缶コーヒーを持っていた。

「あ、そのコーヒーのにおい…いつも先生からしてた。」

「え!?翼…。」

え!?なになに…。

「もしかして、においフェチ?」

「ち…違います!!っていうか…よくこんな苦そうなの飲めますよねぇ…。
味覚、大丈夫ですか?」

「ブラック飲めないのかぁ?まだまだ子供だな!
……もーらいっ!」

「ちょっ…!」

先生は私がプラスチックのスプーンですくっていたプリンを
ぱくって食べた。

…まだ私食べてないのに。

「ん〜〜っ!トロトロ!うまい!」

「ダメですー!もうあげません!」

「…じゃぁ、食べるんだぁ…。俺が口つけたスプーンで。へぇー。」

先生が私のことガン見してくるから…どんどん顔が熱くなる…。

「かしてみ?俺が特別に食べさせてやるよ。」

にやって笑って、スプーンにのせたプリンを私の口に運んでくる。

…ぱくっ。


「ん〜〜!お…おいひぃ〜!」

「だろぉ?」

パチッと目が合って…そこでやっと顔が近すぎるのに気づいて、急いで座りなおした。


先生が携帯を開いて、時間を確認した。

「…8時…10分…かぁ…。どーしよっかなぁ。」

「…?どうしましたか?」

「ん?9時にお前んちに帰そうと思ってたんだけど…。ここから翼んちは大体10分なんだよ。
ちょっと早いから…。」

「先生…あの…。」「ん?」


ぐぅぅぅうぅう〜〜…――。




ウッソー!

は…恥ずかしすぎるっ!


「…クックックッ」

「もぉーーー!笑わないでくださいよっ!」

すると、先生が突然こんなことを言い出した。

「…俺んち行って、飯でも食うか!よし、しゅっぱーつ!」

「えーっ!マジですか!?」

「…でも、お前、カバンとか全部置いてきたろ?」


「あ。…んじゃ、お願いします。」

まぁ、そういうことで、先生の家でご飯を食べることになった。


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