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私の先生!

45つばさ:2012/07/13(金) 22:11:03 HOST:p5229-ipad29gifu.gifu.ocn.ne.jp
〈翼ver.〉
「…先生ッ!れ…蓮さんのこと…教えてください…!」

先生は「…あぁ。」と小さくうなずいて話し出した。

「アイツは…蓮は、高校時代から付き合ってきたんだ。入学当時は友達に囲まれて
…明るいあいつに俺は好感を持っていた…。でもそれは…恋愛とかそういうのじゃなくて…。」

恋愛感情は無かったのに付き合ってたってこと…?

「ある日、俺はアイツに告白されたんだ。俺といると落ち着くって…。別に高校生の俺には
重大なことじゃなかったし、軽い気持ちで付き合ってた…。だが…あいつは違った。」

先生はそこまでいって、リビングのソファーに座って、私も座るように隣をポンポンと叩いた。

「アイツの行動はだんだんストーカー化して…毎日『今どこで何をしているか』ってメールが届いて…
最初、『家でTV見てるよ。』って返したら、その後偶然を装って家に来て…。
そんなようなことが何十回もあって…。
…先生とあの人…そんなことがあったんだ。

「高校卒業と同時に、俺はアイツを拒み続けた。何回も来るメール…
毎日届く手紙…全てが怖かった…。だから俺はこっちに引っ越してきて…
メアドだって変えた…。だけど…。」

先生はそこではぁー…と大きなため息をついた。

「誰に聞いたんだか知らないが…家の住所はばれていて。今日家にあいつがいたとき
正直怖くて…。目の前に殺人犯でもいるような感じで…。」

そこまで話して先生は黙ってしまった。

「…先生…。」

私がしてあげられることなんて…ないなって思う。

これは二人の問題。私が立ち入るのは難しい。

ふと先生を見たら、目が合って…たぶん赤面してた。

すると、先生がまた話し出した。

「でも、もうアイツとは本当に終わりにする。」

先生の目が真剣すぎて、目が離せなかった。

「…え…?…なんで?」

「…今思いついた。」「えぇ!?」

「バーカ。冗談だよ。俺にはアイツじゃない、他に大切にしなきゃいけないやつがいるからな。
それは…」

「…それは…?」

先生は私の髪をクシャっとした。

「…やっぱいい。」

少し赤くなってる先生…。

今、誰のことを想っているの…?

「じゃぁ、帰る準備はやめ!もっかい車乗るぞー。」

「…はい?」

訳が分からなくて頭の中ははてなで一杯なのに、先生はまた、例のお姫様抱っこで

私を勝手に先生の車の助手席に移動させた。

……。

いったいどこに行くつもりなのかなぁ。


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