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僕らの青春な日々

3おもち:2012/05/11(金) 22:56:42 HOST:u622156.xgsfmg22.imtp.tachikawa.mopera.net
第2話『会話文的なもの』

青い空。
ユラユラ爽やかに揺れる草。
流れる白い雲。

そして
部活をサボって土手で友人と寝転がる、俺。


佐藤「あーー、暇だなぁ。」

鈴木「部活サボった奴の言うセリフじゃないけどな。」

佐藤「ははは。しかし本当にする事ないんだけど。」

鈴木「んじゃあ今から学校戻って部活するか?」

佐藤「いやだ!先輩怖いんだよ!!」

鈴木「ふーん。大変だね 帰宅部はラクだぜ?」

佐藤「いいなぁ。お前は帰宅部だから先輩に通りすがりにハサミで髪の毛切られる事無いんだな・・・。」

鈴木「何ソレ。聞いたことない危ない嫌がらせじゃん。お前、先輩に何したの?」

佐藤「いや 特になにも・・・。あ!俺、この前先輩に変顔したわ。」

鈴木「えぇっ なんで変顔したんだよ?」

佐藤「先輩が彼女にフラれて落ち込んでたから・・・」

鈴木「先輩が落ち込んでるのに お前変顔したのかよ。すごい勇気あるな。」

佐藤「えへへ そうかな!?」

鈴木「いや 褒めてないし。 先輩が怒る理由がわかるわぁ。」

佐藤「でも髪の毛切るのはヒドイだろー ほら、見てこの前髪。」

鈴木「え それ先輩が切ったから短くなってたの?自然なんだけど。」

佐藤「先輩は歩きながら髪の毛切るの特技だからな。」

鈴木「すごい特技だな。ていうか、そんな綺麗に切ってもらえるなら嫌がらせじゃないのでは?」

佐藤「え!?そう!!??」

鈴木「た・・・多分・・?」

佐藤「よかった よかった。これで先輩のハサミこっそり隠しても なんも言われないな!」

鈴木「お前そんな事もしてたのかよ! やめとけよー そういうの。」

佐藤「まぁさ そんな事は置いといて、今からあの噂のポテトチップス屋敷いかねぇか?」

鈴木「はぁ?なんだよソレ」

佐藤「知らないのか?1日中 変にノリのいい曲がかかっててポテトチップスの匂いがすごいする屋敷。」

鈴木「すごいな。 でもまぁ今日は行かない。」

佐藤「えーーなんでー!?」

鈴木「今から彼女とデート。」

佐藤「なんだってー!?チクショウ、このリア充が!!!!」

鈴木「じゃあ また明日な。バイバイ。」

佐藤「バイバイー!彼女と別れろー!」

鈴木「うるせぇよ。」



そして いよいよ土手で1人になった俺は先輩に新しい変顔を見せようと考えていた。


−第2話 終了−


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