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ただのま相談所
3
:
のーと
:2012/03/22(木) 18:57:20 HOST:137.87.183.58.megaegg.ne.jp
〇
昼の事を思い出していた。
山木蒼太はどうして ゆり について聞いてきたのだろうか。
「もしかして・・・付き合ってる・・とか」
そう思ったがその考えはすぐ消え失せた。ありえないのだ。
山木蒼太はふわふわとしたくせっ毛で茶髪。そして見るからに女慣れしている。
ゆりの好みは黒髪で清楚な雰囲気の人だ。山木のイメージとはまったく違う。
「悩み事ありませんかー!!!」
背の小さな男の子が右手でチラシを持ち、それを振りながら大きな声で叫んでいた。
なんだろう・・・。
左手では大量のチラシを抱えている。あれでは夜になっても減らない。
「一枚、もらえますか」
見かねて一枚貰うことにした。
「はい。悩み事があればどうぞ!」
「ありがとう」
そう言ったあと音楽が流れてきた。携帯の着信音だろう。
「はい、もしもし」
今チラシを配っていた男の子が携帯電話を手慣れた手つきで取り出した
「はい・・・え?帰ってこい?何言ってるんですか!仕事もないくせに!あ、ちょっ!」
どうやら通信が切れたようだ。
携帯を耳からはなしため息をつきながら携帯をポケットにしまった。
「坊や、お家までついていこうか?」
夜、ではないと言っても子供が1人で帰るには少し暗すぎる。帰っている間に真っ暗になるだろう。
「あ、いえ」と小さな声で言ったように思えたが少し考えるそぶりを見せた後、少年は
「おねがいします!」
何か裏があるのでは、と思わせるほどの笑顔でそう答えた。
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