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いじめ〜それでも私は・・・〜
13
:
紗耶香
:2012/03/12(月) 20:51:18 HOST:i58-95-66-227.s10.a045.ap.plala.or.jp
糸山さんも、毎日こんなんだったのだろうか。
これよりも酷かったのだろうか。
だから自殺したのだろうか。
この苦しみから逃れるために・・・。
私も死んだ方がいいのだろうか。
そしたら楽になれるだろうか。
あいつらに罪悪感というものを与えられるだろうか。
いや・・・死んだらだめだ。
死んだら・・・何もかも終わだ・・・。
明日も・・・また次の日もこんないじめは続くのだろうか。
「・・・ごめんね」
「え?」
この声・・・マドカ!?
「私、友達なのに・・・何もできなくて・・・。片付け、手伝うよ」
マドカ・・・。
マドカは鋏を持っていた。
「マド・・・カ?」
なんで・・・?
「あんたを片付けるのを手伝うよ」
マドカはニヤリと笑った。
「マドカ!?正気なの!?」
「殺せって・・・命令されたのよぉぉぉぉぉ!!!!」
マドカは泣きながら鋏を振り下ろした。
「きゃあああ!!」
私はギリギリかわした。
「やめてよマドカ!!」
「うるさいいぃぃいぃ!!!!」
マドカ、おかしい!!
狂ってる!!
「やめなさい!!矢野さんなにやってるの!!」
先生が叫ぶ。
マドカは鋏を投げ捨てて、走っていった。
「佐藤さん!!大丈・・・」
「さわらないで!!!」
「えっ・・・」
「朝、たすけくれなかったくせに!!!」
私は急いでトイレからカバンなどを取り出して、走って帰った。
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