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仕事屋GODSTAR

1神姫雨美:2012/03/10(土) 23:06:47 HOST:wb76proxy01.ezweb.ne.jp
亀更新になりがちですが
よろしくお願いいたします

2神姫雨美:2012/03/10(土) 23:27:09 HOST:wb76proxy07.ezweb.ne.jp
仕事1 依頼

仕事屋『GOD』を立ち上げ初めて約三年目
少しずつ軌道に乗ってきたが未だに大きな仕事を掴めない。
「海冬ぉ、お客さん来ないねぇ。」カウンターに座って本を呼んでる海冬に抱き着く。
「無いって事は平和なんでしょ?」ページをめくりながら答える海冬。
「そうだけどさぁ。」
「……客が来るから退けて…癒亜。」
カランカラン
「いらっしゃいませ、仕事屋GODへようこそ。」全身黒のスーツに黒髪に漆黒の瞳を持つ少年が入って来た。
「こんにちは…。」
「どういったご用件ですか?」海冬がお茶を入れる為に席を立つのを確認した。
「弟達を捜して頂きたいのですが。」しぼり出した言葉を聞いた時に胸に痛みが走る。
「…っ。畏まりました、家出ですか?」
「いえ、10年前に急にいなくなってそれきり帰って来なくて。」
「そうですか、その弟さん達の持ち物とかございますか?」
「あっ、あります。」鞄の中からキーホルダーを取り出し机に置く。
「…海冬。」ちょうど海冬が後ろにいたのでキーホルダーを渡した。
「10年前の何月頃ですか?」
「3月です。」
「わかりました、しばらく癒亜と話してて下さい。」そういってソファーに横になる海冬を見て少年が私の方を見る。
「彼は何をしてるんですか?」
「接触感応って言って触れた物から情報を得られる能力を持ってるんだ。」
「そんな能力があるんですか?」驚いた顔をして海冬の方を見る。
「うん、そういえば、君の名前聞いて無かったね。」
「僕は星空領夜です、貴女は?」
「私は時雨癒亜、あっちの人は時雨海冬だよ、夫婦なんだ。」
「そうなんですか。」

3神姫雨美:2012/03/10(土) 23:31:14 HOST:wb76proxy12.ezweb.ne.jp
「弟君達の名前と特徴を教えてくれる?」
「あっはい、僕と双子の弟の智夜は自分の興味ある事しか感心を示さない、ですが、信頼した人にはとても優しくて頼りになるんです。」
「…うん。」
「一つ下の翔夜は兄弟の中のまとめ役ででも怖がりなんです、智夜といつも一緒にいるのが多くて、可愛いんですよ。」苦しそうな顔で話す領夜君に抱き着いて背中を撫でると領夜君はしがみついてきた。
「二つ下の雅夜は活発で明るい子で、でも少し人見知りな部分もある子ですが困ってる人には手を貸す優しい子です。」
「三つ下で双子の和夜はひねくれ者であまり本心を話さない子で、でも一番兄弟思いでいざとなると助けてくれる子なんです。」
「もう一人は潤夜で小さいのにしっかりしてて兄弟の誰かが痛め付けられると仕返しにいく子なんです。」
「六人兄弟なんだ、絶対見付けるよ。」
「(だから、泣かないで。)」
「ありがとう…ございます。」領夜君から離れると海冬が起きてこちらに来た。
「…領夜君、キーホルダーありがとう。」
「いえ。」
「海冬、どうわかった?」
「うん、今から遠隔透視でその子達の気配を捜すから力を解放しても良いか?」
「うん、『我父神の愛娘が超力の神の愛息子に力を与えよう。』」
「ありがとう、今から見付けるよ。」そう言って扉から出て行った。

4神姫雨美:2012/03/11(日) 09:16:40 HOST:wb76proxy06.ezweb.ne.jp
「…あの。」
「何、領夜君。」
「僕、そういえばお金余り持ってなくて、その。」
「報酬はここに住んでもらおうかなぁ?」
「えっ?」
「君達兄弟なら歓迎だよ、アルバイトして?」
「良いんですか?」
「うん、部屋なら余ってるからね。」
「それにまた、狙われるだけだよ、身を護る術を知らない君が特に。」
「お帰り海冬ぉ。」
「癒亜、場所わかったよ。」
「何処?」
「キャラットファミリー。」あのファミリーは何回か仕事で調査した事があり内部の構造はデータにある。
「あそこか…。」
「領夜君…一つ聞いても良い?」
「はい…何ですか?」
「君…何か特殊な力を持ってるでしょ?」その言葉を聞いた彼の肩がピクリと動く。
「…よく分かりましたね。」
「…その力がどんなのか教えて欲しいな。」
「…人の前世や過去を視る事が出来ます。」
「そっか…じゃあ私の存在が何なのかも分かった?」
「……はい。」私の目をずっと見る彼。
「…なぁに?」
「まだ僕は何も取り柄はないですけど貴女を護ります…。」力強い言葉に驚いた。
「えっ?」
「今まで僕の弟達を探してくれる人はいなかったんです。」
「でも…癒愛さんと海冬さんは親身になってくれたから…何かお礼がしたくて。」
「ありがとう…領夜君。」
「…さてと、そろそろ準備も出来たし行くか。」部屋から出て来た海冬を見ると仕事服に着替えていた。
「…海冬…相変わらずカッコイイよぉ。」
「黙ろっか…領夜君…君はここで待機してて…絶対に家から出ないでね。」海冬が領夜君の頭を撫でる。
「分かりました。」
「癒愛…行くよ。」
「うん。」


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