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紫の乙女と幸福の歌

652心愛:2013/03/10(日) 18:59:01 HOST:proxyag117.docomo.ne.jp
>>ピーチ

せいかーい!
オスヴァルトだよ!

『お子様伯爵と未来への翼』にちなみまして、その翼の欠片的な羽根をタイトルに使ってみたw

653心愛:2013/03/10(日) 19:02:26 HOST:proxyag118.docomo.ne.jp


『黄昏の少女と祝福の羽根 3』





それは酷く、月並みな台詞だった。
当たり前のことだった。



「終わりは始まり、と云う言葉もあります」



なのに、
少年の陳腐な、使い古した言葉に、何処か救われている自分がいる。




「貴女の“それ”は、始まりの色なのですよ」




アイリーンはもう一度、自分の髪を見る。


母が残してくれた色。
終わりじゃなくて、新たな始まりの色。


温かなものが込み上げてきて、唇を噛んだ。



始まり。
……だったら。



「あたしは、どうしたら、いいの……?」



譫言(うわごと)のように、呟く。


どうしたらいい?
夜を乗り越え、再び暁の光を呼び戻すには、どうしたらいい?



「死ぬ気で生きなさい」



冷たいようで、温かい声音。



「今生きていることが一番大切で、それだけが真実です。無様でも、笑われても良い。自分だけのしあわせを探しながら、懸命に生きなさい」



アイリーンは、動揺に揺れる瞳で少年を見た。



「あたしのしあわせって……」



「さあ? 甘えないで自分で考えることですね」



はっ、と笑ってあっさり切り捨ててから。


少年はふと物憂げな表情になり、広がる空を見上げた。




「……そう言うぼくも、以前幸福というものの意味を履き違えて、早とちりをしたことがあるのですが」




年齢に見合わない、哀愁が漂う儚い笑みだった。



「その結果、多くの罪なき人を傷つけました」



良く分からずにきょとんとするアイリーンに、少年はふっと微笑を零して。



「でも……もう、ぼくは奇跡なんて曖昧なものは信じませんし、頼る気もありません」



僅かに首を横に振り、

顔を上げ、きっぱりと言い切る。




「ぼくは何より、自分を信じます。可能性を持つ、自分の未来を」




「みらい……」



未来。
誰にだって、当たり前のように与えられたその存在。


なのに少年が口にしたその言葉は、酷く甘美な響きに思えた。



「そう、未来」



少年のコートが翻る。
風に煽られる濃青の髪を小さな手で抑えながら、



「貴女はこれから、無数の道に出逢うでしょう。でも、覚えておきなさい。正しい選択肢なんて最初からありません」



一言も聞き漏らすまいと、アイリーンは懸命に耳を傾ける。
少年の眼差しが和らいだ。




「―――選んだ後で、それを正しいものにしていけば良いのです」




「……そっか」




過去に縛られたまま悩んでいては、今生きているこの時間を無駄にしてしまう。

間違ってもいい。
必要なのは、前へ進むこと。
どちらが前か分からなくても、がむしゃらに頑張ってみること。


……それしか、ない。



「ふん。まあまあ見られる顔をするようになったではないですか」



くくっと喉の奥で笑う少年。


彼は岩から降りて着地し、花束を抱えてそのまま花畑の方へと歩き出した。



「え、えと……」



ついて来い、ということらしい。
アイリーンは慌てて後を追いかける。


少年は、花畑の中を歩き、墓石の前でぴたりと足を止めた。



「……見せかけが豪華なだけで、中身のない花束より」



灰色の石の前に、花束をそっと横たえる。




「こちらの方が、価値のあるものだと思いませんか?」




少年は慣れた様子で十字を切り、瞼を閉じる。


まだ幼く見える少年にも、花を供える人がいるのだろうか。
容姿がそう思わせるだけで、本当はもう少し年上なのかもしれない。



少年が祈りを終えるのを見てから、アイリーンは口を開いた。





「……君は、どんな道を選んだの?」



話を聞く限り、この少年は、とても重い過去を背負っているようだった。
彼がどうして、再び立ち上がることができたのか。


踵を返し、立ち去ろうとしていた少年は足を止め、しばし考えてから。




「ある人に……いえ、一人ではありませんね。“彼ら”に堂々と顔向けできる自分になるための道、でしょうか」

654心愛:2013/03/10(日) 22:08:31 HOST:proxy10023.docomo.ne.jp


『黄昏の少女と祝福の羽根 4』





決して明るい口調ではなかったけれど、そう答えたときの鳶色の瞳は、晴れやかに澄んでいた。



「……今は、この身体を生かしてくれた“彼女”にも、感謝していますよ」



付け足されたその小さな呟きの意味は、良く分からなかったけれど。
アイリーンは微笑む。



「……色々、ありがと。なんか、元気出たかも」



「言っておきますが、貴女に同情した気は全くありませんよ。今までの無駄話はただの独り言ですので」



「うん」



少年のきつく感じられる言い方がなんだか可愛らしくて、アイリーンはもう一度同じ言葉を繰り返した。



「でも、ありがとう」



「……お人好しも過ぎると危険を招きます。精々気をつけることですね」



少年は一瞥を残してアイリーンに背を向け、今度こそ歩き去った。
アイリーンは彼の後ろ姿が丘の向こうに消えるまで、静かに見送る。



「……そういえば、名前も聞けなかったな」



あれだけ色々話をしたのに、馬鹿みたいだ。

アイリーンはくすくすと笑い、それから、光の所為で赤に色づいた瞳を霞ませる。



「道を探しなさい、か」



気持ちに整理はついた。
でも、これから具体的にどうするべきか分からない。



「自分で、決めなきゃ」



そうしなければ何も始まらない。
これから何処に行ったら良いだろう。
アイリーンが頭の中に地図を思い描いていると、




「お? 嬢ちゃん、こんなとこに用でもあんのか?」



旅人といった風情の男が二人、アイリーンに声を掛けてきた。



「あ……えっと……」



アイリーンは、少年のときのように見ず知らずの他人に身の上話をして良いものか、少し迷う。

しかし男たちは彼女の身なりや困惑した様子を見て、大体の事情を察したようだった。




「嬢ちゃんさ。困ってんなら、あそこ―――カークランドの孤児院に行ってみたらどうだ?」




「孤児院?」



アイリーンは素っ頓狂な声を上げる。



「ああ。此処の領主様が経営してる孤児院でね、つい最近出来たから設備が良いと評判なんだ」



「え、領主様……が、作ったんですか? 孤児院を?」



アイリーンは首を傾げる。
そんな事業、このローエン地方の領主である大富豪、カークランド伯爵の派手なイメージに合わない。



「そそ。代替わりしてからしばらくたつけど、病院作ったり貧しい家に巨額の寄付したりしてさ。良い人だよ」



「オスヴァルト様だろ?
この辺も、たまにお忍びで巡回してるらしいぜ。領地の隅の隅もいいとこなのに、熱心だよな」



「そうだったんですか……」



世間知らずな自分が恥ずかしい。



「それよりあんた、身寄りがねえんだろ。ならちょうどいい!」



男は荷物から紙とペンを取り出し、下手な地図を書いてアイリーンに手渡してくれた。



「連れてってやりたいところだが、俺らが行く方向と逆だからな」



「領主様に逢えるかもしんねえぞ」



「あ……ありがとうございます!」



ぺこぺこと頭を下げ、アイリーンは親切な二人組と別れた。

ふう、と息をつき、握りしめてくしゃくしゃになってしまった地図を見る。



「……行って、みようかな」



思わぬ道標。
よしっ、と一人気合いを入れ、アイリーンは何気なくポケットをまさぐり、



「ああーっ!」



唐突に叫んだ。



「金貨!」



無意識のうちにポケットに入れてしまっていたらしい。
アイリーンはその重みも忘れて少年と別れてしまった自分を呪う。



「うー……今は借りるしかないか……でもでもっ! 次逢ったら、絶対返すんだから!」



いつになるか、分からないけれど。
願い続けていれば、いつか巡り逢えると信じよう。
自分の未来を、信じてみよう。



アイリーンは、笑顔で後ろを振り返った。



「ママ。寂しいけど……いったん、お別れ」



墓石を撫でる。
それから、ゆっくりと手を離した。




「あたし、頑張ってくるから!」




祝福するように、吹き抜けた風が色鮮やかな髪と、野花とを揺らす。
夕焼けの光が、ふわりと舞う羽根の如き優しさで、新たな道を歩き出す少女を柔らかに包み込んでいた。

655たっくん:2013/03/11(月) 10:15:03 HOST:zaq31fa58ac.zaq.ne.jp
たっくん
『貴方のサイフは私のものです。どうか小銭を』

サツ
『たっくん・・あんた>>1さんのサイフを懐に入れた張本人か。
あんたも組織の一員だったのか・・?』

たっくん
『いやいや誤解しないで下さい。私は一般人です。
一般人のまま名無しさんのサイフを欲しています。
言ってみれば私こそ、はじめて名無しさんのサイフを手にした男というわけです。』

サツ『そんな事誇らしげにいうな。』

たっくん
『いやいやそんな・・。何をほざこうが
>>1さんの小銭は私のものですからね。』

小銭下さいね1さん

656ピーチ:2013/03/12(火) 14:59:45 HOST:EM1-114-198-155.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

アイリーンちゃん目が丸くなりそーだねーw←

オスヴァルト様も丸くなったよねー←

657心愛:2013/03/12(火) 18:50:13 HOST:proxy10065.docomo.ne.jp
>>ピーチ

オスヴァルトはもう、ソフィアのこと恨んでないよって台詞も言わせておきたかったのですw


アイリーンとオスヴァルトがばったり逢ったりしたらどんな反応するのか…だいたい予測つきそうな気も←
ひねくれたお子様なオスヴァルトには、天然入ってるけどお姉さんぽいアイリーンとくっついたりしてくれたらいいなぁ。

658ピーチ:2013/03/13(水) 05:05:21 HOST:EM114-51-28-190.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

ばったりって言っていいんだ!? 向かってるんじゃなく!

あー、確かに若干天然入りだよねアイリーンちゃん!←

659心愛:2013/03/13(水) 22:05:38 HOST:proxy10010.docomo.ne.jp
>>ピーチ

一応偶然だからね、逢うの!


オスヴァルトにはこういう真っ直ぐな子が合うと思ってたのよね。
遊ばれつつ喧嘩ふっかけつつ仲良くやってくれるさw

660彗斗:2013/03/14(木) 16:41:09 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
心愛さん>>

早速来てみました☆

心愛さん>>

正直、最初から読んでまさかのオスヴァルトには驚いた……

あれ? どこかで頭打った? みたいなww

悪役にはとことん悪いイメージを持ってしまう私はオスヴァルトをちょっと見なおしました(笑)

661彗斗:2013/03/14(木) 18:37:04 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
心愛さん>>

何かややこしい事をしてしまった―!?

すみません入力ミスです……

662名無しさん:2013/03/15(金) 05:36:47 HOST:EM49-252-224-96.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

真っ直ぐ過ぎないですかねぇ……?

まぁ確かに! とか思ったあたしもあたしだけどw←

663心愛:2013/03/16(土) 10:57:44 HOST:proxy10068.docomo.ne.jp
>>彗斗さん

まさかのオスヴァルトですw
もともと口は悪いけどいい子なんですよ!
お父さん亡くなったり不幸なトラブルが続いて暴走しちゃっただけなんです!

ここあ作品……少なくとも、紫の歌では悪役はいませんよ〜(o^_^o)
これでオスヴァルト少年を少しでも見直していただけたなら幸いですw



>>ピーチ

下町出身でお姉さん気質のアイリーンは、たぶん孤児院の子供たちのリーダー的存在になることでしょうw
見回りに来たオスヴァルトと揉めたりなんだりしながら頑張ってほしいなぁ←
あのオスヴァルトを笑わせられる逸材なんだから、相性は悪くないはず!

664ピーチ:2013/03/16(土) 21:02:35 HOST:EM114-51-179-122.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

お姉さん気質か! それもうらやましいかも!←

「あの」オスヴァルト少年を笑わせられる……?

で、でもまぁ、根性悪はいないよね! ここにゃんキャラで!

665心愛:2013/03/18(月) 17:17:08 HOST:proxyag096.docomo.ne.jp
>>ピーチ

ここあキャラはいくら腹黒でもなんだかんだで悪い子じゃないからw

今のところは、根性悪さんはいないぜ←

666彗斗:2013/03/18(月) 22:46:03 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
心愛さん>>

それなら私の作品の方でも、安心してどの人からでも書けるって訳ですね☆
未だ出していないのがティルダのお姉さんとレイさん、あと話にもなっているオスヴァルトもアイリーンちゃんも……

まぁそれはそれとして、心愛さんの方から私の作品にこの子は出して欲しい! 等々があるのなら喜んで引き受けますよ☆

667心愛:2013/03/18(月) 23:11:47 HOST:proxy10069.docomo.ne.jp
>>彗斗さん


クラウスはティルダのお兄さんですよー(笑)

え、アイリーンも出してくださるんですか!?
それならオスヴァルトとレイさんも、もしやってなかったら三人合わせてキャラ紹介しちゃいましょうか? あれ、二人はやりましたっけ…?←


うーん。
出してほしい子…紫の歌では完璧出尽くしましたね!
ヒースの兄姉はここあもまだ書いてないしなぁ。
ここは思い切ってソラの波紋のミレーユと空牙をお願いして…でも無理があるかなぁ…(´・ω・`)
悩むところですw

668彗斗:2013/03/18(月) 23:46:45 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
心愛さん>>

あ〜!! クラウスを書き忘れてたww

はてさて、私も誰をやって下さって、誰をやって下さっていないかハッキリと覚えておりません(汗)

お? ミレーユちゃんと空牙君をですか!(その発想は流石に出来なかったw) この二人が加わると面白い事になりそうですね!
私の観点から言いますとこの二人も入れてみたいなぁ……と思ってますが駄目ですかね?

669ピーチ:2013/03/19(火) 05:30:22 HOST:EM114-51-37-149.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

だよね根性悪さんはいないよね!←

いーなー慧斗さんいーなー!

あたしも空牙くんたちとのコラボやってみたーい

…とか何とか言い出すと全部ヒナさんたちとかやりたくなっちゃうんだけどね←

670心愛:2013/03/19(火) 20:40:20 HOST:proxy10051.docomo.ne.jp
>>彗斗さん

あ、ほんとですか?

これから本編ではミレーユの秘密が暴かれるので、あんまり深くはつっこまずの方がいいかもですね…うーん。

それから、できるだけソフィアたち紫の歌キャラと、ソラの波紋キャラは直接的には会わせないでいただきたいな、と。
ここあのつまらないこだわりで大変申し訳ないんですが←


それでも構わなければ、とりあえず時間あるときに一回ソラの波紋を、今までの分読み直していただけたら幸いですw
押し付けがましい上にお手数かけてすみませんが、空牙とミレーユの会話のやりとりとかも例がたくさんあった方が書きやすいでしょうし、「こいつも新しく使ってもいいかも」というキャラがいれば言ってくだされば喜んで紹介文書きますので!


クラウスとティルダ兄妹はやった気がするので、紫の歌からはオスヴァルトとアイリーン、レイさんでもプロフィール書いときましょうか←




>>ピーチ

もちろんOKだとも!
ただ、彗斗さん宛てにも書いたけど、これからミレーユのネタばらしするんで、急がないならもうちょい待ってくれてもいいかい…?

うん、そう言ってくれるだけでここあは涙が止まらないよ(;_;)

671ピーチ:2013/03/19(火) 21:57:33 HOST:EM114-51-160-122.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

いいいいいいいの!?

もちろんですとも待ちますとも! もう受験生だけど!←

じゃあ邪気眼少女から始めちゃっていいですかね……?

672ピーチ:2013/03/19(火) 22:28:57 HOST:EM114-51-160-122.pool.e-mobile.ne.jp
紫と紅と黒




「ありがとうシェーラちゃん。多分、『あの』言葉よりも先に可愛いって言われたの、初めてだわ」
 苦笑気味に笑ったあおりの言葉に、少女が首を捻った。
「何でですか? 可愛いのに」
 シェーラの言葉を聞いた天音の肩が、傍で小さく震え出す。柊一と昇は、どこか気まずそうな表情であらぬ方を見ていた。
「? 昇さん、柊一さん?」
 呼ばれた二人が苦く笑いながら顔を見合わせる。
 それを見たあおりの瞳に、ほんの一瞬殺気が満ちた。
「教えてあげましょうか? あたしの名前を聞いた昇が、最初に何て言ったか」
「え?」
 傍で黙って聞いていたソフィアたちも、興味を持ったらしく無言で集まる。
 それを見て苦笑したあおりが、変に晴れやかな笑みを浮かべた。
「最初にあたしの名前を聞いた昇が言ったことがね」
 ちらと青年を伺い見て、少女が一段低くなった声で言った。
『―――あおり? 何かあおりんごみてぇだなー』
「……って、言ったの」
 ねぇ? と笑顔で確認するあおりに、昇が降参と言うかのように片手を上げた。
「だから悪かったって! それに、俺だけじゃねぇだろ?」
「あ、そうだったね。ね、天神さん?」
 少女の問いに対し、是を唱えるかのように青年が苦く笑う。
「と、ところで天音! これどーする?」
 話題を切り替えた昇が、天音に言った。それを受けた天音が再び思案に暮れる。
「……先に私が戻って、私が着いた頃に柊たちが送る…とかしか、方法なんて浮かばないわよ?」
「あ、じゃあそうする?」
「え?」
 あまりにもあっさりとした返答に、思わず天音とあおりが問い返す。柊一が笑った。
「でも、天音が戻るんじゃなくて、俺たちが先に戻る。それでいいだろ?」
 もうしばらく残っててほしそうだしね、と言う彼の言葉に、天音がソフィアたちを振り返る。
 そしてしばらく考えた後、やがて諦めたように息を吐いた。
「じゃあ、そっちは頼むわ。気配は一瞬で消せるはずだから」
「うん」
 答えた柊一が小さく何かを唱える。瞬間、漆黒の突風が巻き起こった。
「じゃあ、俺たちはこれで」
 穏やかに笑った柊一が、シュオンにそう告げた。それとほぼ同時に、昇が片手を上げる。
「ヒー……じゃなくて黒髪も、」
「俺の名前はヒース=ユーゼルだっつってんだろーがっ! 何回言えば……っ」
「あーはいはい分かった分かった」
 まるで子供のけんかである。
 軽く嘆息した柊一と昇の姿は、今度こそ見えなくなった。

673彗斗:2013/03/19(火) 23:42:48 HOST:opt-115-30-217-109.client.pikara.ne.jp
心愛さん>>

すぐにミレーユちゃん達を起用するとは言っておりませんので、そこの所は安心しておいて下さい。それに私はミレーユちゃん達のストーリーとソフィア様達のストーリーを全くの別物にしておりますので、私からすれば都合のいい話です☆
……よし、それじゃ読み直して無かったから、明日からソラの波紋を一から読み直すついでに使ってみるキャラクターさん達を選ぶとしますかww

それじゃあ、御三方のプロフィールの方もお願いしますm(_ _)m

674心愛:2013/03/20(水) 10:10:13 HOST:proxy10055.docomo.ne.jp
>>ピーチ

ここあももう受験生だ!←
うん、邪気眼少女もだけど、紫の歌とは融合しないでもらえるとありがたいんだけど大丈夫?
できれば別スレ立ててほしいな。


あとピーチ、スレ違いだぞっ!(o^_^o)

…あおりんご。
か、かわいいじゃないか! どっちにしても!

ヒースと相変わらずのケンカっぷりをどうもありがとう昇くん!
柊一くんもお疲れ様でした!



>>彗斗さん

ありがとうございます! それは助かります!

長くなってきましたが、さらっと目を通してやってくださいな←

邪気眼少女を一段落つけたら、ソラの波紋にも本格的に手を着け始めますね。

プロフィールの件、了解しました(`・ω・´)

675ピーチ:2013/03/20(水) 19:37:43 HOST:EM1-114-57-214.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

だよねー! 初めてだからどんな勉強したらいいのか分かんないw

うん、邪気眼少女もソラの波紋もそれぞれでスレ立てさせてもらえたらうれしいなと←

ごめんなさい今気づきましたー!! 自分のスレにもちゃんと書いときますから!

あ、それとヒナさんたちはスレ立てちゃっていいですかね?

あおりんご、かなーり前から考えてたw

昇は多分ヒース以上にキレやすいよ! 多分だけど!

676心愛:2013/03/20(水) 23:23:41 HOST:proxyag096.docomo.ne.jp
>>ピーチ

受験勉強は、やべえって焦り出す気持ちがあればそれなりになんとかなるものだと思うよ←
ここあは結構のんびーりしすぎたから後で苦労したけども!


ヒースはキレやすいってよりは怒鳴りツッコミが多いだけだからねw


スレ立てよろしくー!
あ、でもタイトルとか決めちゃった方がよくない?
あと、主に誰を使ってくれる予定?

677ピーチ:2013/03/23(土) 09:53:27 HOST:EM1-114-3-215.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

あたしはやべぇって段階以上にやばい気がする←

主に使わせていただきたいのはヒナさんと美羽ちゃんと美空先輩と夕紀ちゃん始めとするクラスメイトの方々と昴さん……かなぁ? あ、他にもいるかもだけど今はこれくらい!

あ、それとヒナさんたちの学校って何県にあるのー?

いきなりごめんね!

678心愛:2013/03/23(土) 18:54:30 HOST:proxy10070.docomo.ne.jp
>>ピーチ

どうせこのスレ当分使わないし、ここで話し合いしちゃえw



ヒナ、美羽、夕紀、苺花は本編スレのキャラ紹介を見てくれるかい…?

他に質問あったらなんでも言ってね!

使わなかったらいいんだけど一応ざっくりまとめ↓




*春山慎太郎(はるやま しんたろう)


金髪不良風ドM。
一人称俺、軽い感じの口調(あくまでここあ主観)。
ただのチャラいアホかと思いきや、意外と頭良かったり友達思いだったりする。
暴力はお任せ! っていうか超ウェルカム!
実は、その気になればケンカは強かったり。
他メンバーの呼び方はそれぞれ「ヒナ」「結野ちゃん」「姫宮ちゃん」「柚木園」「結野先輩」など。
美羽や夕紀にちょっかい出しては苺花とヒナに制裁を受けている。それで悦ぶ。



*結野美空(ゆいの みく)


美羽の姉で高二。
一人称「あたし」、黒髪ツインテールの美少女先輩。
いっそ芸術的なまでのドジで、それもウケるのかかなりの人気者。
美羽大好き。すべての行動はほぼ美羽に直結する(ダンス部部長なのも勉強とスポーツ頑張るのも目立って美羽の立ち位置を向上するため、ヒナに絡むのも美羽を助けるため)。
「美羽ちゃん」「圭くん」「昴」「王子」「姫」など。

一人、または昴と二人きりになると冷静な本来の性格が出るけどそれは特に触れなくていいと思う。
この作品で一番厄介な人物。



*一ノ瀬昴(いちのせ すばる)


一人称「私」、20代前半。
常識人で、好青年の代表のような好青年。
美空の執事に相応しく万能だが、美空に色々な意味で振り回されてばかりいる可哀想な大人。

実は外国人の血が入っている。
黒髪に淡いブルーの瞳、燕尾服(を兼ねた執事服)着用。
美空を密かに恋い慕う。

美空は「お嬢様」。「美羽様」「圭様」以外は基本名字に様付け。



あとヒナたちの高校はここあの学校をモデルにしてるので詳しくはちょっと……ごめんね。
関東の田舎だよ←


初めて会う人に関しては、だいたい彩が学校に来ちゃったときと同じリアクションかな、と。
美羽は人見知りだからヒナの後ろに隠れてそうだけど、素敵能力には反応しそう。
クラスメイト男子は女性なら誰でも大歓迎でもてなすと思うよ!


あと年上にはちゃんと敬語使えるメンバーなのでご安心を!

679ピーチ:2013/03/23(土) 21:57:40 HOST:EM49-252-247-164.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

いいの!? ここで話し合いしちゃっていいの!?←

見たよー!そしてわざわざありがとう!

あ、だよねごめんね無神経に聞いちゃって……

じゃあ早速スレ立てさせていただきます!←

680心愛:2013/03/24(日) 00:02:51 HOST:proxy10055.docomo.ne.jp
>>ピーチ

や、なければいいけどね!


がんばれピーチ!
ここあは無責任にわくわく待ってるよ!(ぉい

681ピーチ:2013/03/24(日) 00:16:34 HOST:EM49-252-247-164.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

頑張るよ!

大切なキャラ様を貸してくださったここにゃんのために!←


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