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死する事さえ無意味なら
28
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:2012/04/16(月) 23:09:48 HOST:p092.net182021150.tokai.or.jp
第11話 入手
「警察署」
杉本さんはそう言った
「警察署ですか?」
俺はそう聞き返した
「そうだ」
彼女は答える……しかし少し考えれば分かることだった。警察署だったらきっと武器庫なんかもあるだろうそれなら何かしらの武器が置かれていてもおかしくはない……ただ……
「いちかばちやな」
俺が言おうと思ったことを先に海斗が言った
「どういうことですか?」
北村さんがそう質問をする穂波さんも同じことを言いたげだった
「同じことを考えてる人間がいるかもしれないってことだよ」
俺は彼女たちにそう答えた
「同じこと? ……っは!」
「気づいたようだね」
何か理解したような行動を見せた北村さんと穂波さんに杉本さんが言う
「そう、同じ考えの人間が他にいてもおかしくはない、むしろそう考えるのが妥当だろう、その場合武器庫には何も無い可能性が大いにあるわけだ」
「そういうこと、ここから警察署までは多少の距離があるし、どれだけの【敵】に合うかもわからない、さっきの【敵】意外にもほかの形状の【敵】もいるかもしれないしね」
杉本さんに続いて俺が付け足す、そう……無駄足を踏んだ時のことを考えると少し迷ってしまうのだ……だがしかし
「いくしかないんやろーな」
またも海斗が俺の意見を先に言った
「そうだな」
杉本さんも同意する……まあそうするしかないか
「じゃあ探しにいこうか!」
俺は北村さんと穂波さんにそう言ってその場を後にした
しばらく歩くこと10分
「うあ゛あ゛〜」
唸るような不気味な声が少し向こう曲がり角の先から聞こえてきた……来たか
「みんな準備はいいか?」
杉本さんが問う。俺たちはみな無言で頷く、そして曲がり角を曲がる……そこには10体ほどの【敵】がいた
「いくぞ!」
杉本さんがそう叫ぶ
「「おう!」」
俺と海斗は頷き【敵】に向かっていく
「君たちはそこにいて!」
俺は北村さん達にそう叫ぶとハンドガンを構えた……撃つのは初めてだが、なるようになるだろう……大丈夫射撃は昔から得意だった……昔やったサバイバルゲームを思い出せ、頭を狙うんだ……そじて
ズガン
火薬の破裂音が当たり一体に響き渡る……
「う゛あ゛……」
ドサッ
変な声をあげながら一体の【敵】が倒れる
「なかなかやるね……」
日本刀を構えた杉本さんが言う、確かに今のはうまく当たったがやはりエアガンとは勝手が違う、まず反動がすごい……しっかり構えといてよかった
「……っふ!」
杉本さんが息を吐くと同時に【敵】を切りつけていく
ドサッ……ズシャッ……
肉が切れる音と共に倒れていく【敵】……2体、3体、どんどん数は減っていく
「俺も負けてられんわな!」
ナイフを構え海斗が突っ込むそして脳天や脊髄にナイフを突き立てる……この二人強いな……俺も頑張らないとな
俺はそう思ってハンドガンを構えなおす……そして
ズガン!
破裂音がまた鳴り響く頭に向けて撃つ
ズガン!
しかし頭には命中せずに的外れな方向にとんでってします(と言ってもそこまで外れてるわけではない)
ズガン!
今度は命中……そして
「お疲れ様」
「お疲れ様です」
「お疲れやな」
杉本さん、俺、海斗はひとつの戦いを終えた……【敵】の数も少なかったが……俺たちは戦いを生き抜いたのだった…
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