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死する事さえ無意味なら

14ライン:2012/03/12(月) 22:10:49 HOST:p080.net120137253.tokai.or.jp
第7話 始動

今は4月、3年になって初日、始業式をしないで卒業式とは変な話である。でもそんなことはどうでもいい卒業式のあとに何があるのかそれが問題なのだ
「卒業生起立! 礼! これより第44回卒業証書授与式を……」
そんなこんなで進んでいく卒業式、卒業証書もいただいたし、記念品なんかもいただいた。そして最後の校長の話をきいて退場して終了、わずか人クラス分の卒業式、校長と担任以外は誰もいない質素な卒業式。
「お前らおつかれ」
体育館の外で待っていると担任がやってきた
「じゃあお前らに記念品を渡すぞ、名前を呼ばれたら取りに来い」
こうしてひとりひとり名前が呼ばれていく。
「萩原翼」
「はい」
俺の番になったので記念品を受け取りに行った。それは長方形の箱だった。よし全員に行き渡ったな、じゃあ開けてみろ。全員がその箱を開けてみるその中には……
「なんだよこれ……」
そこに入っていたのは銃のマガジンだった
「おそらくハンドガンのたぐいやな」
海斗が言う。そんなこと言われなくてもわかる
「弾数は9発といったところか」
「そうやな」
「はっはっはおどろいてるな」
担任がのんきに笑っている
「まあ今回お前らは運がいい、記念品はもう一個あるから受け取りに来い」
そういって先ほどより大きい箱が渡された。中身はというと
「銃本体か…」
「そうやな」
そう中に入っていたのはハンドガンだった
「それはお前らの十の位が4だった、その記念品だ大切にな」
十の位? ……ああそうか俺らは第44回卒業生……一の位が4でマガジン、十の位で本体か。おもしろいな
「さて、おまえらにも行き渡ったからな、卒業おめでとう。あとはゴールを目指してがんばれ」
「先生……まだ説明を受けてません! ここでなにすればいいんですか?」
クラスメイトが先生に問いかける
「そうやったな、ここでお前たちにしてもらうことは主に2つだ。一つ生き残れ! シンプルだろ? 二つゴールを目指せ」
「ゴール?」
俺は担任に問いかける
「そうだ……ただしこのゴールはどこにあるかは誰にも教えない、ゴールの門を開くにはパスワードが必要、パスワードはこの空間に常に8個ずつ散らばっている、それを探し出してどこかにあるゴールにもってって門をあけて終了簡単だろ?」
簡単なもんか……パスワード、おそらく紙か何かに書いてあるのだろう……常に8個か、常にってことは誰かがゴールしたら新しいのが現れるってことだな
「さあお前らいけ!ここの学校の門を抜けたらスタートだ!」
「萩原君、神代君……準備はいいか?」
いつの間にか杉本さんが隣にいた
「よし……じゃあ行きましょう!」
俺はそう言って学校を後にした


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今回はここまでといたします
感想、アドバイスなどよろしくおねがいします


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