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死する事さえ無意味なら

13ライン:2012/03/10(土) 23:51:03 HOST:p080.net120137253.tokai.or.jp
第六話 開始

「行くぞ」
そういって、担任は鉄の扉を開いた、そのさきにあったものは……
「なんだよ……これ」
俺はその光景を見て驚いた。俺らは確かに地下に向かって階段を下りてきたそれは間違いない。つまり俺らは地下にいるわけだ、だがしかし俺の……俺たちの目の前に広がる光景はおかしなものだった
「なあ…海斗、これってどういうことだ?」
「そんなん俺に聴かれてもわからんわ」
「だよな……」
俺たちは今、学校の屋上にいる。地下に向かって降りてったのに学校の屋上にいるのだ
「ここは……地下にある私たちの町そっくりの町だな」
杉本さんが俺に説明をしてくれる
「そんなものが……俺たちの町の下にあったっていうのかよ」
「そうとしかいえんわな」
海斗が言う
「こんな大舞台を作り上げて……この学校は何を企んでいる……」
京子さんがそういって何か考え事をはじめる
「さてお前たち……地下の世界へようこそ」
担任が満面の笑みを向けて俺たちに言う
「こんなとこ連れてきてなにをやるんや?先生」
海斗が担任に質問をする
「そうだな……教えてやってもいいが、どーせすぐわかるから答えない」
「それはないんやないか?俺らをこんなとこに連れて来たっちゅーのに」
海斗はそれでも担任に質問をする
「はあ……めんどくせえな、すぐわかるっつってんだろ?」
担任の目つきが鋭くなり海斗を睨む、ものすごい眼力だ……正直怖い
「……」
睨まれた海斗はというと一瞬たじろいだあとうつむいて黙ってしまった
「ほらお前たち行くぞ!」
そう言って歩き出す担任……さっきから同じセリフばっかな気がする
「萩原くん」
「……杉本さん?」
「これから何が起こるかわからん……そこでだ手を組まないか?」
「とゆうと?」
「一緒に動かないかということだ……君は地上から何を持ってきた?」
言ってなかったが、われわれ生徒は地上から何かひとつだけ何かをもってきていいと言われていた。もちろんその時はこんなとこに連れて来られるとは思ってなかったから何を持ってくか悩んでいて、本でももっていこうと思ったのだがその時、杉本さんに
「なにか役に立つものがいい」
と言われた。役に立つ物が何かと聞いてみると、武器になりそうなもの、食料、飲み物、マッチやライター等と言われた。そんな武器になりそうなものは見つからなかったので俺はとりあえず水を持ってきた
さて、今の時間に戻ろう
「僕は、水を持ってきました。2ℓサイズのものですが」
「いい判断だ……私人選を間違ってなかったようだ」
「人選ですか?」
「まあな……えっとそっちの……」
「ああ、俺ですか?俺は神代海斗っていいます、よりしゅう」
「神代くんか……よろしくな、で……早速で悪いのだが君は何をもってきたんだ?」
「俺は愛用のナイフですわ、翼に役に立つものっていわれたんでとりあえず」
「そうか……君たちとならいいかもな」
「そうですね」
「そうやな」
「これからは常に3人で動くぞ」
「はい」
「おう」
そんなやりとりを3人でしていると目的地と思われる場所についた。そこは
「体育館やないか」
そう、海斗が言った通り体育館だった
「今から中に入って卒業式やるから出席番号順に席に付け」
「卒業式?!」
俺は教師に尋ねた
「そうだ、卒業式だ。いいから中に入ってすわれ!」
こうして俺たちは卒業式をとりおこなうのであった」


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今回はここまでにしておきます


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