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小説家になろう!

43:2012/04/04(水) 21:20:39 HOST:zaq7a66ffb2.zaq.ne.jp
SFっぽい小説ですね^^

正直、Fっぽい小説はあまり好きじゃないのですが…^^;

一応読んで見ようと思います。

更新頑張ってくださいねノシ

44ピーチ:2012/04/05(木) 09:14:08 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
傷羽さん>>

ありゃりゃ・・・八重ちゃんのキレ度MAXに近い?

あたしもあんまり更新しないなぁ・・・

でもさー、八重ちゃんのお父さんも一言言えばいいのにねー

45傷羽:2012/04/13(金) 17:40:27 HOST:ntehme061023.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
10 はん“よう”


「・・・どうしても教えないわけ?」

「もちろんだ。」

狼がうなる牙のすきまからもらすような恫喝に、玖堂室長はぬけぬけと返す。

「・・・・そう。」

八重はフゥゥ・・・・・と、深く深く息を吐いた。

どうやらここにいても埒があきそうな様子はない。

ならば、いっそのことあきらめる方が利口というものだ。
ここにこれ以上いると、さらに自分の醜態をさらしてしまいそうだし――――――。

「何にも教えないわけね?」

「ああ。」

「妖の情報も、これを誰が担当するのかも――――――、」

「いやぁ、担当ぐらいは教えられるよ。」

「そう―――、て、えっ!?」

八重は驚きのあまり安っぽいソファから腰を上げた。
もう一度確認するため、そして未練を断ちきるつもりで、こまごまと言葉を並べていたのだが・・・・・。

「おおおおおお教えない、て、言ったじゃない!!!」

「妖の情報とかはね。まあ担当ぐらいなら教えられるよ。
 なんと言っても、あの篁のご令嬢なのだし。」

「・・・・・・・・・・・・。」

玖堂室長の言い分に、八重は少なからず釈然としないものを感じたが、それはそれとして。

「・・・・・だれ。」

そこだけは聞いておく必要がある。
八重をおいて、この事件を父から任された者・・・・。

(誰よ!!!)

声は低く冷たく静かに。
しかし心は業火を躍り狂わせながら、熱く。

玖堂室長は少女の内心を正しく察しながら、ソファから腰を上げて、積み上げられている書物の中から一冊のファイルを取り出す。

「これを見るといい。」

「・・・・・・・。」

やけにもったいつけるその態度に眉をひそめながら、八重はそのファイルを手に取る。
漆黒の、百円ショップで売っていそうな、なんの変哲もないファイル。
しかし白けた蛍光灯に照らされるそれは、なぜか不気味に見えた。

「・・・・・・・・・・・・。」

八重は小さく頭を振ってその馬鹿馬鹿しい妄想を追い出す。
表紙をめくる。

「・・・・・・・?!」

そして八重は、息をのんだ。




“篁家に所属する半妖”








半・・・・・“妖”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?

46傷羽:2012/04/13(金) 17:41:45 HOST:ntehme061023.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
みじかいけど久々に更新〜。
高校忙しいからまた遅くなるかも〜。

47ピーチ:2012/04/13(金) 18:57:06 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
傷羽さん>>

やったー!!待ってました!久々の更新!!

あたしの方も結構進んだよ〜♪

48傷羽:2012/04/17(火) 19:50:01 HOST:ntehme061023.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
11 やえというおんみょうじ

「半・・・・・、妖?!」

八重は愕然として手の中にあるファイルに、握りつぶすように力を込めた。
半“妖”。
妖――――、この世の敵。
人々を脅かす、汚らわしき異形の怪物。
篁家をはじめとする陰陽師達が伐つべく使命をかせられたものたち。

「・・・・・・・・・・なによ!?コレ?!」

ぶるぶると手が震える。
ほとんど生理的悪寒すら伴う、身の毛のよだつ感情が背筋を撫でる。

妖!?
なんで!?
どうして!?
聞いたこともない!!
しかも篁に所属する!?

―――――――――――――――――――冗談じゃ、ない・・・・・!!

「なによ!なんなのよこれ!!」

八重はきっ、と顔を上げて、問う。
しかしその声は拒絶という感情が具現化したかのように嫌悪に満ちていた。
目の前にいる男・・・、玖堂室長は、感情どころか生気の無い翁の面をつるり、と輝かせて、
 
「なに、と、言われてもねえ・・・・・・・・・・・。」

困ったように頭をかく。
八重はそんなのんきすぎる挙措に激怒の表情を浮かべた。

「なんなのよ!!妖ですって!?
 ありえないわ!!―――――――――こんなの!!!!」

ばんっっ!!

すべてをたたきつぶすような勢いでファイルを硝子のテーブルに投げつける。

妖だと!?
意味がわからない!

八重という少女は篁家宗主の一人娘として英才教育を受けてきた。
周りからは常に期待され、八重は常にいい意味でその期待を裏切るかのごとく、周りが驚嘆するほどの成長ぶり示してきた。
そのため、八重は純粋かつ、素直に育った。
純粋で素直で、人々を守り、妖を嫌悪しただただ滅する―――――そんな陰陽師に。
だからこそ八重にはこのファイルに並ぶ文字、それが意味することが許せなかった。
妖が篁家・・・なによりも誇らしい絶対的、清らかな正義を掲げし一族に、犬畜生に劣る妖が所属している、だと!?

(・・・・・・・・・・・汚らわしい!!)

八重はその思いを払拭すべく、父に真意を問うべく、足早にそこを去った。

49傷羽:2012/04/17(火) 19:55:49 HOST:ntehme061023.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
さあいよいよ登場するぞ。
また間隔あくかも。。

50白鳥夕:2012/04/23(月) 20:55:40 HOST:248.237.accsnet.ne.jp
はじめましてこんにちは白鳥夕です。傷羽さんの小説読みました。てか読ませてもらいました。とってもドキドキする〜次回作も気になります。頑張ってくださいなー。えっと…私もね小説家になりたいの〜でも私の書いている小説て,暗いし…。傷羽さんとは比べ物にならないな お互い頑張ろー ではまたね♡

51白陽レシラム:2012/04/23(月) 21:07:06 HOST:ntfkok190145.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
御礼状が居ない

52傷羽:2012/05/03(木) 12:35:12 HOST:ntehme100124.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
こんにちはー。
ああああああありがとうございます!!!?
最近これなくてごめんなさい!!
中間テストあるし忙しいけど頑張ります(゜Д゜)

53名無しさん:2013/04/09(火) 17:33:14 HOST:ntehme077005.ehme.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

54ピーチ:2013/04/11(木) 06:05:28 HOST:EM49-252-215-55.pool.e-mobile.ne.jp
傷羽さん>>

久しぶりー! 覚えてくれてる?←

最近更新されてないからこなくなったのかと思ったけど、まだ続いてくれてたからよかった!

続き待ってるね!


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