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僕がいるこの世界、君のいるあの世界。

6氷霧 瑛 ◆mWxYFZAHgY:2012/02/26(日) 07:58:11 HOST:i180-63-16-96.s41.a021.ap.plala.or.jp

 ○  ○  ○

 君は僕を壊してゆく。
僕の体は焼かれるように少しずつ燃えて行き、最後には何もなくなっていく。


 “少し一人にして?”そういった君は一時間ぐらいたったら僕の所に遊びにきてた。本当にムカつく!!もう、僕に構わないでほしい。
僕が無視したら慌てた様にオロオロしてて、怒ってるの、とか謝るから、とか上辺だけの言葉を、軽薄に語ってゆく。

ずっとずっと、君には僕しかいなかったのに、僕から離れて行くの?

  *  *  *

誰かっ、僕を助けて!!
もう、学校へは行けない。

  ○  ○  ○


 4月6日は、平和に終わりを告げようとしていた。
鞄に机の中の物をしまっているとニコッと笑顔を浮かべる琉がたっていた。気付かないふりをしようと奏は思うと流は案外しつこく、ポンポンと方を叩いて「雪音さん」と名前を呼ばれた。

「さ…わらないでっ!!」

 ビクリと肩を揺らし、小さな声から教室に響き渡るほどの大きな声が咄嗟に出てしまう。クラスメイトがざわつきながら奏と琉に視線を集め、亜理紗もジッと様子を見つめ有紀は微かにため息を付いていた。
琉は驚いたように目を見開き「えっと……ご、ごめん」と謝りながら後ずさりしていくと、奏の後ろの方からヒソヒソと「感じ悪くない?」と一人の女生徒が言うと「だよね。折角、琉が話しかけてたのに」と隣にいた女生徒が言う。その雰囲気が周りに移ってゆき、ヒソヒソと奏を見て悪く言っていく。
 しかし、亜理紗だけは何も動じずに「もう、行くよ!! ほら、奏」と言うとグイッと奏の腕を引っ張った。


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