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魔術師・アラン伝説

4桃花:2012/01/14(土) 21:02:56 HOST:p12155-ipngn100201oomichi.oita.ocn.ne.jp
 ドキドキしていた。100年に1回しかない儀式。何の儀式かも教えてもらえない。これから何が始まるのだろう。僕はそんなことを考えながら、儀式の会場に急いだ。
 会場には、人たくさんいて、一見お祭りみたいだ。だが、お祭りが始まるのとこれでは、ドキドキ感が違う。
 始まりの放送があり、儀式が始まった。とたんに僕の耳に次々と、驚くべき言葉が飛んできた。
「こんにちは。みなさんよく来てくれました」
黄色い派手な服を着て、太った男が話す。続いて隣のやせた男が口を開く。
「まずは、この儀式の説明からいたしましょう。この儀式は、今年でちょうど5回目になります。500年目です。500年も続いたこの儀式は、呪い払いのために行われています」
はあ?呪い払い?
「この昔、この町にきた、闇魔女・闇魔術師により、この町の家族が呪われたのです。その家族の祖先は、今この場所に来ていることでしょう」
ばかばかしい。張り切って損した。ただの頭のおかしいおっさんの話じゃないか。だが、周りの人は真剣に聞いている。きっと父さんもこのおっさんの話を聞いているのだろう。
 その時僕は誰かな視線を感じた。あまりの意もきつい視線だったので、振り返ったが、誰もいない。気のせいだと思い、気にしないでいた。


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