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蝶が舞う時…。 ―永遠―
25
:
燐
:2012/01/15(日) 15:56:32 HOST:zaqd37c5e53.zaq.ne.jp
――――…
「ん…此処は…?」
私はうつ伏せ状態になっていた。
首だけを左右に動かし、辺りを見回す。
真っ黒な空間。
真っ黒な世界。
見覚えがある…。
此処は2ヶ月前…影となる存在が居た世界。
どうして?
崩れたというか…無くなったんじゃなかったの?
私はゆっくりと立ち上がり、上を見上げた。
天井も黒に塗られていて見えない。
「夜那。」
その声に私は振り返った。
「れ…ん…。」
私は思わず憐に近づき、抱き締めた。
「ずっと逢いたかった…。」
私は憐の服に涙を零しながら呟いた。
「僕もだよ…夜那。」
憐は優しい口調で言った。
「でも何でこの世界があるの?消滅したはずじゃ…。」
「それがね…夜那達のお陰で助かったんだよ。」
憐は笑顔で言った。
「えっ…。どう言う事?」
「ま…簡単に言えば、2ヶ月前のあの時…きっと夜那と誠の言葉がこの世界の運命を変えたんだよ。
それに…現実世界の僕は死んじゃったけど…影の僕は大丈夫だったみたいなんだ。
何故かは謎だけど…。」
「じゃ…此処に来れば憐に何時でも逢えるの!?」
「毎回じゃないよ。時々だけどね…。もうこの世界の役目も終わったから僕達は解放されたんだ。
これからは自由なんだよ。」
憐は嬉しそうに言った。
「自由か…。じゃこれからは人間として生きれるね。」
私は憐の身体から離れて言った。
「何でそうなるの?相変わらず夜那の発想は面白いね。」
憐はクスクスを笑いながら言った。
「笑わないでよ!!」
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