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人生を自由と読むサイコ男と妖怪女
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脳筋トレ漢72キロ
:2011/11/27(日) 13:46:01 HOST:zaqdadc6848.zaq.ne.jp
(読み返してみたら誤字がいくつかありました。恥ずかしい、書くのも面倒なので(脳筋ですから)そのへんは皆さんで解釈しておいてください。すみません)
かっぱは何かを感じ取ったのだろう、川に跳び込んだ。ちゃぽんと小さなしぶきをあげて水中に身を隠した。
迅騎は慌ててかっぱが跳び込んだ水面を覗き込んだ。
それは川とは言い切れないほど深く、そこも濁って見える。迅騎は水面に石を投げて悔しがった。
「くそ! 逃げられた!! 皿野郎がっ!!」
かっぱに変なあだ名つけて叫び、迅騎は手をぶらぶらさせてマリに言う。
「もう終了だ」
「えっ?!」
川辺に座り込みすでに彼はやる気をなくしてしまっている。マリはまたいつもの事だが今回では許す気にはなれなかった。
迅騎に歩み寄り頭を叩く。
ちょうど座り込んだ迅騎の座高と同じぐらいのマリの身長、ちいさな女の子に叩かれても痛くも痒くもない。
「河太郎を退治しないとお金もらえないんだよ!」
「わかってますよ。逃げられたなんて報告すりゃあ俺の首もあぶねえからな」
その時だった。
ベチョリと川にのびた迅騎の足を濡れた手が掴んだ。水掻きがついているその手はまぎれもなくかっぱの手だった。
「おっ?」
その手は迅騎を川に引きずり込もうとした。
マリは咄嗟に迅騎のコート掴んだが抵抗もできずに迅騎は悲鳴もたてずに川に引き込まれた。
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