怪談の流通する街 - 1319192487

1：ろろ：2011/10/21(金) 19:21:27 HOST:p4121-ipbf404niigatani.niigata.ocn.ne.jp: 初めて投稿させていただきます。まず、
■怪談ですが、怖いと感じるかには個人差があります。
■小説を書くのは初めてなので、うまくはありません。
■血液、死亡等を連想させる表現が出ることがあります。

以上です。なにか不都合や意見があれば参考にしたいので、宜しくお願いします。
2：ろろ：2011/10/22(土) 19:28:44 HOST:p4121-ipbf404niigatani.niigata.ocn.ne.jp: 「ここが中輪町か・・・。なんかさびれてて、聞いたとおりの田舎！」

あたしは、今藤聖華。
お父さんの仕事の関係で、東京からこのド田舎に引っ越してきた中1。
「聖華、まず学校見てきたら？」
そうお母さんに言われ、地図を見ながら学校に行く。木造建築。しかも多分凄い古い。いつの時代よ？
制服を受け取りに中に入ると、校歌の歌詞の前に一人の女子が立ってた。

「あ、今藤さん・・・ですね？同じクラスの木下です。木下歌代！」
3：ろろ：2011/10/23(日) 18:55:59 HOST:p4121-ipbf404niigatani.niigata.ocn.ne.jp: 木下歌代は、制服をきちっと着て、長い髪を一つにまとめていた。
顔は・・・まぁ、そこそこかわいいかな？でもはっきり言って。地味。
この学校でもあたしがお姫さまね。まぁ、こんな田舎じゃ当然だけど！

小学校６年間、そして中学校半年。学校にあたしよりかわいい子は
いなかった。というか、あたしよりかわいい子は
消した。

木下歌代は、校内を案内しながら、校則や行事について教えてくれた。
木下歌代は人気者だった。今日までだけどね。
「今日はありがとぉ！あとさ、カヨって呼んでいい？」
と、偽善に笑顔。
「うん♪じゃあ、私もセイカって呼ぶ！」
さらっと騙されるカヨ。
家に着いてから大声で笑った。カヨはバカみたいに正直で、田舎者。

ワライガ、トマラナイ。

あたしはこのとき何とも思わなかった。カヨの左目の充血を―――。

とりあえず、一区切りです。
ちなみに、個人的に私は聖華がきらいなんです。聖華は傲慢で、人を平気でバカにしますから。
歌代はこの後物語でものすごく重要です。（ネタバレすいません。
4：ろろ：2011/11/11(金) 22:01:36 HOST:p2183-ipbf509niigatani.niigata.ocn.ne.jp: 今日は転校初日。休憩時間になると、何人かの女子が寄ってきた。
「聖華さん、東京ってどんな感じなの？あと、これ書いてっ！」
ポニーテールで背の高い子が、薔薇の模様のプロフ帳を一枚切ってあたしに差し出す。
「もう、マキってば・・・まずは自己紹介でしょ。私は、星野陽香梨。」
黒ブチ眼鏡を掛けた秀才っぽい女の子、ヒカリね。
「ごめんごめん！あたしは村田麻貴！」
「わ、わたしは一ノ瀬早苗。」
童顔で背の低い女の子。小学生みたい・・・。
「アタシは渡辺杏奈っていうの。よろしく～♪ほら、コトも！」
「・・・鈴木琴子。」
アンナはふわふわしてて女の子らしい子。
コトコは髪もベリーショートで男の子みたい。
「アタシたちはぁ、幼馴染なんだ。」
あぁ、それでここまで違う二人が仲良しなのね。
「早く慣れるといいね！」
あたしの机に集まったあと一人は、カヨだった。
5：ろろ：2011/11/14(月) 22:00:32 HOST:p2183-ipbf509niigatani.niigata.ocn.ne.jp: 11月。季節外れの転校から一ヶ月たち、いつのまにか転校生って扱いでもなくなった。
そんなある日。

「セイカは幽霊信じる？」
昼休み、カヨがとんでもないことを言ってきた。
「幽霊！？いるわけないじゃん！」
軽く笑う。
そのとき一人があたしを正面から否定した。

渡辺杏奈。

「ダメだよ～この街は怪談が名物だからオカルト好きじゃないとついていけないよ？」
甘ったるい声。
やたら猫かぶった動作。
たいしてかわいくもないただのぶりっこのくせに
クラス一のアイドル。
嫌い。
あたしの黒い感情がまた膨れ上がってきた。

そして
この学校も

闇に飲み込まれる時がやってきた―――

なんかいきなりストーリーかわってすいません（汗
アンナがセイカとカヨ以外で一番設定決まってたんで話に深く関連しました。
次はなんかいじめの話になるかとおもいます。