[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
テレプシコーラは踊り続ける。
6
:
蜥蜴
◆VgiTQ6FNm6
:2011/09/21(水) 16:25:46 HOST:p105.net220148059.tnc.ne.jp
>>燐様
(ありがとうございます^^)
▼キャラ紹介
名前:柏木 円華(かしわぎ まどか)
性別:女
性格:物静かで浮世離れしているようなそんな子、自ら人と関わろうとせずクラスでは浮いた存在。
容姿:銀髪の長いストレートな髪が特徴、琥珀色の瞳で肌が白い。身長も低い方
備考:一人称(私)、1年A組、中学生になるまでバレエをやっていたが止めてしまった、原因は不明、部活は無所属
名前:榛原 武(はいばら たけし)
性別:男
性格:比較的温厚、ものすごいポジティブ、演劇ヲタクで演劇に関しては熱くなる、演劇部部長であることに誇りをもっているらしい。
容姿:茶色い髪で長さは短め、瞳は濃いグレー、高身長かつ筋トレが趣味でそれなりに筋肉質
備考:一人称(俺)、3年B組、演劇部部長。趣味は演劇と筋トレで料理なども得意。昔は不良だったらしく叩けば武勇伝がたくさん出てくる
名前:鳥居 杏寿(とりい あんじゅ)
性別:女
性格:姉御肌で優しい性格、細かい気配りがきく、本当は女らしい性格だが恥ずかしがってあまり表に出そうとしない
容姿:赤い髪、肩くらいまでのセミロング、瞳は青色、中世的な顔立ちで身長は170cmは超えている。
備考:一人称(あたし、私)、アンジェという舞台名を持つ。演劇部の副部長であり2年B組、女の子によくモテる、実は部長の事が密かに気になっている。
7
:
蜥蜴
◆VgiTQ6FNm6
:2011/09/21(水) 17:05:00 HOST:p105.net220148059.tnc.ne.jp
≪part3/ミーティング≫
「――というわけで、次の演劇の内容は舞姫と王子の恋って感じでいこうと思う!」
長机をバンっ!、と叩いて威勢よく部長の榛原さんがそう言った
顔には自信満々の笑顔を浮かべている
私は正直ありきたりすぎるんじゃないか…と思ったが口には出さないことにした
「うーん…ありきたりだけど良いんじゃない?、せっかく連れて来た円華を目出させられるし」
杏寿さんは小さくうん、と頷くと
「で、みんなはどうなの?」
と周りの部員達に問いかけた、
「僕は良いと思うよ、せっかく来てもらったんだしね」
「そうよね、柏木さんが良いなら良いと思うわ。」
「俺も同感ー、どうなの円華ちゃん?」
皆いっせいに私のほうを見る、思わず目を逸らしてしまう
(こんなに注目されるのなんて何時ぶりだろう)…少し新鮮だった
「…私は、皆が良いならしそれで良いです―」
曖昧な返事、曖昧な返事は時に周りを酷く苛つかせると知っていても
”やりたい”とも”やりたくない”とも思えないのでそう言うしかなかった
「円華…嫌なら嫌って言って良いんだぞ?」
曖昧な私の返事に対して部長が心配そうにそう声を掛ける
(決して嫌じゃない…)
「嫌じゃありません…大丈夫です」
首を横にふって返事を返す
「そっか…良かった、じゃぁ、宜しくな円華!」
私の手を強引に握って嬉しそうにそういう榛原さん
(どうしてそんな嬉しそうなのか私には理解できなかった
だって私の曖昧さに普通は呆れてしまうだろうと思っていたから)
「さて、舞姫の承諾も得たし次は王子役だな!」
部員の男性陣の目の色が変わる
どうやらこの部活では女の子がお姫様役をやりたいのと同じくらい
男の子は王子様役をやってみたいらしい
「僕なんかが相応しいと思いますよ?」
「いや、お前駄目だろ、王子っていうより小人だ、小人」
確かに前者は背も小さく王子とはいえないだろう
「部長ー、俺なんかどう?、円華ちゃんとの身長差もバッチグーだと思わねぇ?」
部長である榛原さんに一人の男性部員がそう問いかける
「いーや駄目だ、お前なんかに王子役はやらせねぇ!」
「今回はそうだな…アンジェ、お前王子役やってくれ」
「えっ!、あたしが…?」
「そうだ、アンジェなら安心して円華を任せられるからな、他の部員だとなんか申し訳ねぇし」
杏寿さんは困ったような顔をするが王子役を承諾した
他の部員達もアンジェなら…と引き下がる、むしろ
「アンジェさんが王子様役なら私が舞姫役やりたいよー…でも踊れないし仕方ないか」
という者まで居た
それくらい杏寿さんは見た目も綺麗だし演義も凄いのだろう
「……宜しくお願いします杏寿さん」
王子役になった杏寿さんにもう一度宜しくお願いしますとお辞儀をした
(足を引っ張らないようにしないと…)
演劇など始めてなのに重要な役にされ少し不安になる
これからどうなる事やら…
ミーティングが終わり今日の部活はここまで、帰って良いと言われ荷物を持ち部室を出る
「明日また来てくれ…か」
校舎を出て帰り道を歩く途中帰り際に部長や部員達に言われた言葉を思い出す
歓迎されたのも心配されたのも感謝されたのも久しぶり
今日は何時もとは全然違った一日だった…
8
:
キョーコ
◆wYW6SiJDXE
:2011/09/21(水) 17:10:53 HOST:nttkyo494190.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
初めまして。
読ませていただきました、とてもよかったです!
これからも更新楽しみにしています。
頑張ってください!
9
:
蜥蜴
◆VgiTQ6FNm6
:2011/09/21(水) 17:33:19 HOST:p105.net220148059.tnc.ne.jp
>>キョーコ様
(初めまして。
読んで頂いてありがとうございますとても嬉しいです^^
励ましてくださり感謝ですこれからも頑張ります!)
▼部員紹介
名前:花園 奏(はなぞの かなで)
性別:女
容姿:金髪のふわふわの髪に緑色の瞳、腰までのロングヘアー、幼顔
備考:一人称(私、奏)1年C組、アンジェの事を慕っている、歌が好きだが音痴
名前:安藤 潤也(あんどう じゅんや)
性別:男
容姿:薄い茶髪に鳶色の瞳、身長は高め
備考:一人称(俺)3年C組、軽いノリが売りのムードメーカー、だがヘタレ
名前:大山 真一(おおやま しんいち)
性別:男
容姿:ベージュに近い色の髪でのふわふわと天パ、瞳は紫色でメガネをかけている、身長は低い
備考:一人称は(僕)頭がよく成績優秀だが運動神経皆無で怖がり。
名前:鈴原さん
性別:女
容姿:???
備考:部活動を幾つも掛け持ちして極稀にしか顔を出せない伝説の部員、クールな性格らしい
10
:
蜥蜴
◆VgiTQ6FNm6
:2011/09/21(水) 18:05:07 HOST:p105.net220148059.tnc.ne.jp
≪part4/放課後≫
――翌日。
放課後掃除が終わると荷物を持って部室へと向かう
その途中部長の榛原さんに会った
「よ、よぉ…えっと奇遇だな!」
何故かどこか慌てている様子の榛原さん、
私が不思議そうに首を傾けていると
「これから部活だ、一緒に行こうぜ!、掃除終わったんだろ?」
話を切るようにいきなり元気な声でそう言う
「はい…」
元気な榛原さんとは対照的な自分
小さく返事をすると榛原さんの後をついていくようにして部室へと向かう
「あ、やっと戻ってきたわね」
「こんにちは円華さん」
「おっす、こんにちは舞姫ちゃん」
部室のドアを開けると部員皆が私に挨拶をしてくる
「こんにちは…」と愛想笑いも浮かべずに私も挨拶をする
「部長ったら円華が本当に来るか心配でわざわざ迎えにいったんだよ?」
杏寿さんが可笑しそうに小さくクスクスっと笑いながらそう言った
それに反応して榛原さんは
「うわっ、バ、バラすなよ!」
と慌てふためく、嗚呼、だからあの時慌ててたのか…
そう思い出すと私も少し可笑しくなって無意識だが小さく笑ってしまった
「ま、円華さんが笑ってる…!」
「えっ!?、本当だ…」
皆いっせいに榛原さん達から今度は私に注目をする
私も笑っていたことに気づくと少し自分でも意外だと思った…私いまでもこういう風に笑えるんだ。
「円華ー…お前笑えるんだな!、やっぱ笑ったほうが良いと思うぞ!」
「ふふっ、あたしもそう思うよ」
嬉しそうにそう言ってくれる杏寿さんと榛原さん
自分の事じゃないのにどうしてそんな嬉しそうなんだろうと不思議になる
「よし!、これからはもっと笑わせてやるから覚悟しろよ?」
はっはっは、と冗談交じりに笑う榛原さん、それにつられて笑う部員の人たち
私には少し場違いな気がするこの部活、だけど嫌な感じはしなかった…なんだろう、この温かい感じ。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板